2024年6月15日
北海道議会議長 冨原 亮 宛に
泊原発を再稼働させない・核ゴミを持ち込ませない北海道連絡会(代表 市川守弘)が
申し入れ書を送りました。以下に転載
道議会特別委員会で傍聴人が度々追い返されていることに強く抗議し、
できる限り多数の傍聴者受け入れをあらためて申し入れます
拝啓 時下ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。
さて、同内容の要請書をお送りするのも5回目になります。これまでの要請書に記述しましたように、産炭地域振興・エネルギー調査特別委員会の傍聴のおりに定員超過という理由により、傍聴を希望して議会まで来たにも関わらず入室を認められず、諦めて帰らざるを得ないという事態がその後も生じています。6月5日の委員会の際は3名が傍聴できませんでした。
12月1日および12月28日、3月14日付のご回答には、「出席する関係者の状況に応じて人数を変更しながら、なるべく多くの皆様の傍聴が可能となるよう取り組んでいる」「最大限の委員会の公開に資するよう、適切に運営し」とありますが、実態は全く変わっていません。とりわけ理解に苦しむのは1人か2人の定員超過に何の手立ても講じずに傍聴希望者を追い返していることです。基本的に、傍聴制限は撤廃するべきだと考えていますが(部屋に入りきれない人数の傍聴者が来た場合は別室で中継するなど、方法はいろいろあります)、数人程度の増員には特段の対応をしなくても十分入室は可能です。委員会室には安全性確保のための出入り口付近や記者席を避けてもまだ椅子を入れるスペースがあります。ご回答は実態を踏まえておらず、到底納得できるものではありません。
前回指摘した議会の公開および傍聴は道民の権利であって、運営者の都合によって認められたり認められなかったりするものではないということは基本ですが、当面、いま起きている権利侵害を解消し道民の道政への関心を損なわないよう、ご回答の「人数を変更しながら、なるべく多くの皆様の傍聴が可能となるよう取り組んでいる」という文言を実行されることを求めます。入れなかった傍聴希望者の対応をしている受付や議会事務局の職員の皆さんは、我々には権限がないので、とひたすら頭を下げるだけで辛そうに見えます。現場の実態を踏まえて、誠意あるご回答をいただきたく、重ねてお願い申し上げます。
ご多忙とは存じますが、この件に対するご回答を同封の返信用封筒により、2024年6月25日までに文書にていただけますようお願い申し上げます。
敬具