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六ヶ所再処理工場の高レベル廃液の早期安定化を求める質問主意書 回答

 三陸の海・岩手の会 永田F澪さんからの情報
 
六ヶ所再処理工場の高レベル廃液の早期安定化を求める質問主意書川田龍平議員から
提出していただき,総理名の答弁書を得ました。答弁の問題点などまとめ私たちのMLへ
お知らせしたものを転送します。
 
*尚私たちは高レベル廃液など手に負えない廃棄物を製造する再処理/原発の即時撤退を
求めております。しかし,試験操業中に発生した不安定な高レベル廃液については当面
ガラス固化安定化を求め,リスクの軽減を求め活動しております。
 
*東海再処理工場は,地元のみなさんと共同による訴えにより,高レベル廃液の固化が
開始されております。(これについては別に質問主意書を提出し,回答のコメントを作成
中です。)
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院内意見交換会質問事項を基に,再処理工場の高レベル廃液を早期に安定なガラス固化せよと
する質問主意書を川田議員から提出していただき4月6日答弁書を受領しました。
 
◯ 以下は答弁書からわかったことの要点です。
 1) 製造されたガラス固化体に含まれた高レベル廃液の量は約125m3だったことがわかり
  ました。このことからやはりガラス固化がうまくいっていないことがわかりました。
 2) 廃液中のセシウム137やストロンチウム90の濃度はノウハウであり非公開との回答でした。
  人々の安全を確認するための基本的データが公開できないとは納得できません。
  また,何がどれだけ含まれているのか公開できないのならば,高レベル廃棄物の最終処分場を
  引き受ける自治体はありえないと思われます。(全国で行われている説明会で質問お願いします)
 3) 東海再処理工場では新規制基準審査とは別に先行し高レベル廃液のガラス固化が開始されて
  いますが六ヶ所工場ではこのような先行開始は考えていないとのことでした。
 4) 福一原発事故では、電源喪失から二十四時間後に水素爆発が発生しました。六ヶ所再処理工場
  電源が喪失すると約7時間で水素爆発濃度に達し,15 時間で廃液が沸騰する高レベル廃液貯槽が
  あります。貯蔵る高レベル廃液全量には福一原発事故大気放出量の約35倍の137Csが含まれて
  います。不安定で危険極りない高レベル廃液をこの世に出現させ、廃液のまま貯蔵し国民へ
  潜在的脅威を与え続けていいのかと質問に答えがありませんでした。
 *このような超危険な廃液の存在を人々に知らせず秘密裏に進めている再処理から撤退を求め 
  ていきましょう。現に存在する廃液を固化させリスクを低減させましょう。
 
◯ 詳しくは以下をご覧ください。
質問/答弁/コメントをまとめたものです。
 
参議院HP 参質196-52 質問主意書答弁書
 
<東海再処理の質問主意書答弁書のコメントについてはこれからかかります。>

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