岩手の海を守る会 永田文夫先生からの情報
大きな問題は以下の4つ
1)高レベル廃液の重大事故の審査について「蒸発乾固」でやめ
これ以降に起きる溶融,揮発,爆発を審査し対策を求めていないこと。
⇒ウラルの核惨事,旧西ドイツのシミュレーション*は蒸発乾固後の事故もしくは評価
2)火山の降灰堆積55cmまで想定しているが,
実証試験を確認しないまま,審査し承認したこと。
⇒ 冷却が止まると高レベル廃液や使用済燃料プールにある3000tの燃料が溶融,揮発,爆発等を起こし,回復不可能な汚染を広げるであろう。
3)「安全確保の第一義的責任は事業者にある」ことを徹底するとして法改正し国の使用前検査をやめ,事業者による使用前事業者検査に切り替えたこと。
⇒ 超危険施設を許可した責任があるはず。
4)国が行う,事業指定申請書にある目標値などの使用前検査7項目を削除していたこと。これを担保する規則を国は答えたがその規則には担保されていないこと。