becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

東北から 寿都、神恵内へのメッセージ

青森県の 大竹進 医師から 
寿都、神恵内のみなさんへのメッセージf:id:emikamassion:20201002153748j:plainf:id:emikamassion:20201002153803j:plain岩手の海を守る会の永田文夫先生からも

寿都、神恵内の方々へ以下のようなメッセージがありました。
 
「高レベル廃液に再処理で回収できなかったウラン238半減期44億年)やプルトニウム239(半減期2.4万年)が大量に含まれることが最近わかりました。これでは永久に天然ウラン鉱石並の放射能になりません。これらがガラス固化され地下300m以深に埋設されます。ヨーロッパは地下水が出るところは候補地から外されています。日本では地下水が出ないところはありません。厚さ6mmの固化体容器はいつまで持つでしょうか。これについては現在の科学の力では予測不可能です。おそらく数百年〜数千年で漏出してくるものと思われます。寿都町神恵内村の人たちはここをしっかり確認してほしいと思います。いずれ,原発を止め,高レベル廃棄物の発生を止め,超危険な廃棄物の処理をどうするかみんなで知恵を出し合わなければいけないと思いつつ。」
 

*ガラス固化体は8000年で天然ウラン並になるは誤魔化し

上記の「高レベル廃液に再処理で回収できなかったウラン238半減期44億年)やプルトニウム239(半減期2.4万年)が大量に含まれることが最近わかりました。これでは永久に天然ウラン鉱石並の放射能になりません。」は今報告をまとめているところです。
六ケ所再処理工場ではウラン・プルトニウムについては98.2%の回収率としており,1.8%は主に高レベル廃液に混入してくることがわかっています。
これからガラス固化体(内容量:400kg)に含まれる全ウラン濃度は3.39%,8000年後も10万年後も同じ3.39%と変わりません(半減期が長過ぎるからです)
天然のウラン鉱石のウラン濃度は0.3〜0.7%でありその10倍以上の高濃度ウラン鉱山が地下にできることになります。
 
説明会でガラス固化体の中身や,8000年で天然ウラン並になるなどとの誤魔化しを質問してみてはどうでしょうか。
*天然ウランとは鉱石を精製した天然ウラン燃料(ウラン235が0.7%,他はウラン238)のことを言うなどと誤魔化してくるかもしれませんが,ガラス固化体と同じ体積の鉱石と比較してどうなのか問いただすと良いのではないかと思います。
 
以上