10月15日午後1時 北海道電力本社ロビーにて、脱原発をめざす北電株主の会が全道広域停電に関する「質問書」を提出しました。以下に内容を報告します。
平成30年10月15日
北海道電力株式会社 真弓明彦 様
脱原発をめざす北電株主の会
代表 小林 善樹
事務局長 関根 達夫
9月6日の胆振東部地震後に全道広域が停電となった原因について調査する第三者委員会が設置されたとの報道がありました。ブラックアウトから復旧までの流れを北海道電力としても検証していることと存じます。
今回の事態によって、全道の経済に大きく打撃を与えたこと、本会社にとっても経営を揺るがすものであったことは容易に推察できます。今回の事態に関連して、株主であり電力消費者として疑問を持ちました。
以下に質問項目を挙げましたので、お答えください。
質問内容
1.通信網の障害による、送電への影響はあったのか。障害があったのは具体的に何処か。
2.苫東厚真2号、4号の自動停止と日高・狩勝の送電線の故障だけが、ブラックアウトの原因か。他の変電施設の故障はあったのか。
3.厚真付近の斜面は殆ど崩壊している。この地域を通過する送電線鉄塔の倒壊はあったのか。倒壊箇所数は何か所か。
4.地震発生後の3:09。 送電量が78万kwから34万kwに下がっているが、道東からの送電線が切れたためか
5.地震発生前後の稼働水力発電所とそれらの出力を教えてください。
6.その他電力51万kwの内訳を教えてください。企業、他電力の割合。発電種別(水力、火力、再生エネなど)
8.152万kwを強制停電させたというが、それ以上にしなかった理由は何か。
9.泊原発の外部電源は9時間後に復旧しているが、何処からの電力で賄ったのか。(北本連系についてはどうでしたか)
10.泊原発が稼働していれば、今回のようなブラックアウトは回避できたと考えているのか。
これらの事柄が公表済みならば、何月何日のどの公表資料に書かれているか示してください。
以上