市民の動きがコロナ禍で止まっている間にも核ゴミ最終処分地選定プロセスや、
北海道内への放射性廃棄物押し付けの所作は進んでいます。
加えて、選挙やなどに翻弄され、不本意ながら1年を経てしまいましたが、
「核ゴミに関する政府との会合」(第11回目)を開催することが決まりました。
※昨年は寿都・神恵内文献調査応募の翌月の11月12日に第10回目の会合を開催実施
政府関係機関へのヒヤリングは、毎回、再処理事業や乾式貯蔵など
技術的科学的質問項目が多くなる傾向があり、時間が足りなくなるため、
今回は、「北海道の核ごみ問題」に絞って話題を深めます。
北海道から政府との会合に一緒に参加してくださる道民の皆さんをお誘い致します。
※質問内容など詳細は後日お知らせいたします。
=======================================
【第11回核ごみに関する政府との会合】
日時:12月13日 14:00~
場所:衆議院第二議員会館 第二会議室
主催:核ごみ問題研究会・福島みずほ事務所
<会合に参加されるようご依頼している関係機関>
経済産業産業省 / 特定放射性廃棄物最終処分地選定に関係する担当部署
特定放射性廃棄物深地層処分の技術的問題に回答できる担当者
低レベル放射性廃棄物加工・廃棄事業に関連する担当部署
環境省 / 高濃度PCB処理事業を許諾・監督する部署
厚生労働省 / 労働被曝規制(PCB/放射線)に対応する担当部署
JESCO高濃度PCB処理施設(北海道事業所・福島事務所)/来年2月に室蘭で始まる事業を説明できる方
NUMO(原子力発電環境整備機構)/ 文献調査に応募した寿都町・神恵内村 現地事務所事業について回答できる方(地域交流課)
JAEA(日本原子力研究開発機構)/ 特定放射性廃棄物再処理加工・最終処分の技術的問題に回答できる担当部署
電気事業連合会 /東京電力福島原子力発電所由来の廃棄物に関する事業の概要説明ができる担当部署
◆ヒヤリングの課題◆
今回の会合では、北海道の核ゴミ問題に特化して深く話し合う予定
①最終処分地選定プロセスと最終処分法解釈について
(第10回会合の回答を受けて追質問)
今後の現地活動(文献調査から概要調査までの流れ)選定基準についてなど
住民の拒否権または可逆性
知事意向反映は、なぜ概要調査からでなければらなないか
「対話の場」の持たれ方、参加者、他自治体住民・道民への周知の仕方、現地事務所の在り方
②室蘭市のJESCO高濃度PCB処理施設(北海道事業所)での事業内容確認
・事業全体・事業所の概要説明を求める
<事業に関する質問>※現在、考えられる質問内容
・「発災前において、現在対策地域に指定されている地域の高濃度PCB廃棄物は、
PCB特措法及びPCB処理基本計画に基づき、JESCO高濃度PCB処理施設(北海道事業所)で
処理を行うこととしていたもの」とされる事業について
認可したのはどの省庁(この事業の管轄官庁)か。
・廃棄物は表面汚染密度4Bq/㎠以下で
「放射性物質による影響がないことが確認できた機器に限る」としている根拠が曖昧。
・室蘭のJESCO施設では、8/13、9/1と4日にも立て続けに3回の事故を起こしている。
このような事故が頻発する施設で放射性物質を含んだものが扱われるのは危険ではないか。
・事故の詳しい説明が市民・道民に向けてされていない。監督官庁はどう対応したのか。
ーーーなどの質問や事業全体の概要説明を予定しています。
特に室蘭の事業は28年後とか先の話でなく、来年2月にも北海道内に持ち込まれることが
12月の室蘭市議会で話題とされるため、大急ぎの問題です。
事業者自身が高濃度と認めているPCB廃棄物の毒性に加え、放射能の複合汚染物が
指定廃棄物や低レベルと区分されているものの、8000㏃/㎏までの範囲がボーダーです。
https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/search/label/JESCO
詳しくは室蘭市民の会のブログを御覧ください。
ほかに尋ねるべき質問があれば、会合での質問項目に盛り込みます。
このお知らせを御覧の皆さんからご意見や質問案を戴きたく存じます。
併せて、北海道民・および議員の皆さんの応援参加が必要です。
ご都合がつく方は、御同行いただけますので、ご連絡ください。
また、政府との会合に道民を送り出すためのカンパをご協力を呼びかけます。