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寿都町 全員会議の議事録非公開の真相は?

【全員協議会の議事録非公開の真相は?】
 国民の知る権利を守るため、寿都町には情報公開条例があり、開示できないと明文で決められたもの以外は、すべての公文書を開示すると定めています。
 文献調査について、町長と議会は全員協議会という議決権のないところで議論していました。NHKが昨年スクープしたところによると、2月から議論が始まっていたといいます。また、片岡町長が「町民に伺いを立てたら、かえって面倒になる」と町民無視の発言を行っていたことも明らかになりました。
 しかし、この議事録が公開されないのです。昨年9月に、町民の会は、情報公開条例に基づいて公開請求を行いましたが、「非公開と取り決めている」として非開示となりました。また、その決定を不服として、審査請求を行いましたが、審査会も非開示を支持しました。
 昨年11月、町民の会はあらためて、議事録の公開請求を行いました。同時に、「非公開と取り決めている」文書の公開も求めました。ところが、今回も、「非公開と取り決めている」として断られました。取り決め文の公開も拒まれました。
 ところが、過去の情報公開請求について調べたところ、全員協議会の議事録が2019年に公開された実績があることが分かりました。また、複数の議員から「明文化された取り決めはない」という文書もいただきました。
 寿都町情報公開条例の第7条には「公文書は、原則として開示しなければならない」、ただし、例外として、第8条に「法令等の規定により開示することができないと明文で規定され」る情報は開示してはならないとあります。明文規定がないのなら、議事録は公開されなくてはなりません。過去に公開していた議事録を公開しないというのも筋が通りません。
 存在しない「取り決め」をもとに情報公開を拒む議会に対して、町民の会では、1月6日に審査請求書を提出しました。同時に、これらの問題点についてプレスリリースしました。
 
※町民の会HP「第二次情報公開請求」

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