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「プルトニウム政策・東海再処理工場・六ケ所再処理工場」に関する市民・政府官僚意見交換会 報告

プルトニウム政策・東海再処理工場・六ケ所再処理工場」に関する市民・政府官僚意見交換会 報告

(参加者)
 経産省資源エネルギー庁 原子力立地・核燃サイクル産業課 1名
 内閣府原子力政策担当室    2名
 外務省不拡散科学原子力課   1名
 文科省 研究開発戦略官付   1名
     原子力課       2名
 原子力規制委員会原子力規制庁 8名
 環境省 水・大気環境局総務課 1名     合計16名

*市民側参加者は川田議員さん稲見秘書さんを含め30名ほど。

●要請書
 http://sanriku.my.coocan.jp/170127yousei.pdf
内閣総理⼤⾂ 安倍晋三
外務⼤⾂ 岸⽥⽂雄様
⽂部科学⼤⾂ 松野博⼀様
経済産業⼤⾂ 世耕弘成
環境⼤⾂ ⼭本公⼀様
原⼦⼒規制委員⻑ ⽥中俊⼀様
原⼦⼒委員会委員⻑ 岡 芳明様

提出団体
 花とハーブの⾥代表菊川慶⼦(⻘森県六ケ所村)
 脱原発とうかい塾代表相沢⼀正(茨城県東海村
 三陸の海を放射能から守る岩⼿の会世話⼈永⽥⽂夫(岩⼿県盛岡市
 ⼤間とわたしたち・未来につながる会 代表野村保⼦(北海道函館市)
 核燃から海と⼤地を守る隣接農漁業者の会 代表荒⽊茂信(⻘森県東北町)
 PEACE LAND 代表⼭内雅⼀(⻘森県⼋⼾市)
 豊かな三陸の海を守る会 会⻑⽥村剛⼀(岩⼿県宮古市)
 
*賛同22団体

六ケ所・東海再処理⼯場等に係る要請書(意⾒と質問)

私たち市⺠団体は⽇本原燃株式会社(以下「原燃」)六ケ所再処理⼯場と⽇本原⼦⼒研
究開発機構(以下「JAEA」)東海再処理⼯場の⼤事故を⾮常に⼼配しております。再処
理⼯場は原発とは異なり⼤量の放射性物質を有し、有機溶剤等の化学物質を扱う化学⼯場
だからです。世界では旧ソ連時代1957年に、マヤーク核兵器⽤再処理施設で⾼レベル放射
性廃液(以下「⾼レベル廃液」)貯蔵タンクが⼤爆発を起こし内容物の約9割が施設とそ
の周辺へ、約1割に当たる 200万キュリーが300km先まで⼤地を汚染しました。福島原発
事故と異なり、放射能のほとんど全てが放出されたということは再処理⼯場の⼤事故の特
徴を物語り、不安を増⼤させます。六ケ所や東海再処理⼯場に貯蔵されている⼤量の⾼レ
ベル廃液が停電やパイプ破断等により冷却や⽔素掃気ができなくなると、⼀つの貯槽の硝
酸塩爆発や⽔素爆発により次々と多くの貯蔵タンクが破壊され⼤爆発を起こし貯蔵放射能
の全量が放出されることが予想されます。六ケ所再処理⼯場には福島原発事故による⼤気
放出セシウム137の約35倍の⾼レベル廃液が、東海再処理⼯場には約79倍(ストロンチウ
ム90については約6200倍)もの⾼レベル廃液が貯蔵されており⼤事故があると福島原発
事故とは⽐較にならない⼤量の放射能が環境へ放出される危険性があり、場合によっては
この国の存在を危うくする可能性があります。
六ケ所再処理⼯場では、2016年12⽉に原燃副社⻑が原⼦⼒規制委員会(以下「規制委
員会」)へ濃縮ウラン施設に関わる虚偽の報告を⾏ったことが国の保安検査で発覚し報道
されました。これは今に始まったことではなく原燃の企業体質によるもので氷⼭の⼀⾓と
思われます。2015年8⽉2⽇敷地内が三つの落雷に襲われ⼯場の主要建屋において多数の
計測機器が故障した事故について原燃は同年12⽉7⽇最終報告書を国へ提出しました。こ
の件で、私達は2016年7⽉20⽇原燃から質問状の回答を得ましたが納得のいくものではあ
りませんでした。東海再処理⼯場は廃⽌が決定し措置が講じられていますが、⾼レベル廃
液のガラス固化による減量は進んでおらず、また現場の廃棄物の杜撰管理が報じられてい
ます。
現在、原燃の新規制基準申請書の審査が進んできている状況に鑑み、両再処理⼯場の⼤
事故を防ぎ、国⺠を難⺠など悲惨な状況に絶対に追い込まないよう、更なる厳重な監督・
審査を求めます。
以上の趣旨から六ケ所再処理⼯場の重⼤事故防⽌を中⼼に、東海⼯場も含め審査等につ
いて質問いたします。
以下(例「参質189-121」とは第189国会の質問主意書提出番号121を指す)

●20170127 UPLAN「六ケ所・東海再処理工場等に係る要請書(意見と質問)を中心
に」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=HTluX14bYaM
 

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【賛同22団体名】
北海道 ベクレルフリー北海道(釧路市
岩⼿県 春を呼ぶ会(盛岡市
⽣活クラブ⽣活協同組合・岩⼿(岩⼿県・奥州市
岩⼿有機農業研究会(岩⼿県)
クランボンの会(盛岡市
無限洞(盛岡市
測る会(盛岡市
原発からの早期撤退を求める岩⼿県学識者の会(盛岡市
有機の会(滝沢市
ちいさなたね(滝沢市
鍬ヶ崎の防潮堤を考える会 (宮古市
⼦どもに豊かな未来とふるさとを残す会 (宮古市
福島県 ⽣命(いのち)を考える福島と⿅児島の会(郡⼭市、⿅児島県⿅児島市)
脱原発の⽇実⾏委員会(⽥村市)
京都府 グリーン・アクション(京都市
栃⽊県 かぶら屋(宇都宮市
⻄屋敷(宇都宮市
⼤阪府 森のこや(和泉市)
泉の森(和泉市
福岡県 さよなら⽞海原発の会・久留⽶(福岡県久留⽶市)
環境教育ふくおか(福岡県久留⽶市)
⿅児島県 被ばく医療を考える会かごしま(⿅児島市)

平成29年2月4日泊原発周辺 冬季原子力防災訓練 参観ルート

平成29年2月4日(平成28年度)冬季原子力防災訓練 参観ルートについて

本日、北海道原子力安全対策課よりようやくお知らせがありました。

 

 

原子力防災訓練視察行程

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昨年平成28年11月13日、14日に櫛と北海道の合同 平成28年度原子力防災訓練については、冬季訓練の実施もセットとなっています。(訓練実施後に高橋はるみ北海道知事がとうきについても配慮すべきと減給したため)
 
ベクレルフリー北海道はが窓口となり、2012年からかかさず防災訓練医参加して参りました。
本年度は例年と違い、平成28年度の国と北海道の総合原子力防災避難訓練の評価を占う役割を担っているこの避難訓練を道民が視察、参加せずして「合理的」とか「妥当」などと国に票かされてはたまりません。
雪害や除雪状況により悪路、地震津波・高波による影響を考慮した実行性のある避難路確保を確かめなければなりません。
また、視察結果を北海道にお知らせし、実用性のある避難計画につなげていく努力を惜しまないことが望まれます。
北海道庁職員を励ましながら、足りないと思う箇所を指摘し、より実効性、実用性の高い内容に磨く必要があります。
 
お知らせの通り、今回も、道外他府県からの視察団がバスをチャーターし、効率よく泊周辺自治体を回ることになっていました。
 
すでに道民視察団では数台の車をルートごとに出します。
泊、神恵内、共和、余市倶知安など主要な自治体の訓練内容を視察する必要があります。
監視、記録、報告する手が足りていません。少なくとも4ヶ町村、できれば13ヶ町村で参加したいものです。また、ただ見るだけではなく、総合的に、この結果を道民に知らせる必要があります。
11月の総合原子力防災訓練のまとめとともに、この視察内容をまとめたいので、車を出す、記録(制止画像、動画撮影、インタービュー音声録音)にご協力いただけます方はご連絡ください。
 

【道民視察団】冬季原子力防災訓練にご参加・ご協力いただける方はご連絡ください。

       活動費 カンパ先 振込口座 

        Please put money in here.  
         ゆうちょ銀行  普通預金  口座番号  19270   3146631  
        マシオン恵美香 emika69@yahoo.co.jp,

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泊原発 冬季防災訓練2月4日

【北海道冬季原子力防災訓練】参観へのお誘い

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国と北海道は合同で本年 平成29年(2017年)2月4日に泊原発UPZ圏内13ヶ町村を対象に冬季の原子力防災訓練を実施します。

 

11月に防災訓練を参観した「道民視察団」は、冬季訓練についても、訓練内容等の現地視察を行い、記録、報告する予定。

特に札幌圏は、訓練日も雪まつりシーズンにあたり、この時期に原子力有事が起こった際に、住民がどこに避難するのか?ということまでは考慮されていないのではないかという疑問の声もすでにあがっています。

 

以下は北海道原子力安全対策課よりいただいた、現在明かされている情報です。

同課は、訓練内容等、詳細は実施日が近づいたら、公開されるとしています。
事故発生の想定では、付随して、地震津波等が起こるとはされておらず、複合災害の可能性をしていません。

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【道民視察団】冬季原子力防災訓練にご参加・ご協力いただける方はご連絡ください。

       活動費 カンパ先 振込口座 

        Please put money in here.  
         ゆうちょ銀行  普通預金  口座番号  19270   3146631  
        マシオン恵美香 emika69@yahoo.co.jp,

 

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昨年の記録・報告から

becquerelfree.hatenadiary.jp

 

核ごみに関する政府との会合(第5回)のお知らせ

核ごみに関する政府との会合(第5回)のお知らせ

政府は、昨年12月にも提示とされていた「科学的有望地」の提示を新年に持ち越しました。

昨年来より傍聴しております「地層処分WG」の委員の発言などから、近く、あるいは平成28年度中には、一定の方針が出されるでしょう。

 

 昨年10月には再処理等拠出金法が施行になり、使用済核燃料機構が発起しました。

 再処理料金を電気料金に課金する試算や、法的根拠を理解するためには、これまでに政府が出していた上方のうち、少なくとも再処理すべき総量および総額、これらにかかる費用をどのように課金するかを示す算定式、以前に公表された数値などを情報修正されているとすれば、そのあたりの理由なども、解説していただく必要があると考えます。

 

 今回も、社民党 福島みずほ参議院議員)事務所にご協力いただき、下記のように会合を持ちます。

 

 

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開催日時:2017214日 13001500
場 所 :参議院議員会館 B107

お誘いする省庁および機関 : 経産省、使用済核燃料機構、日本原燃NUMO

                   原子力規制庁JAEA文部科学省厚労省 等 

主催:核ごみ問題研究会

協力:福島みずほ事務所

 

①前回質問に関する追質問、回答内容に関する確認

 

②新たに変容した条件下での追質問

 ※質問内容詳細は現在、練っており、のちほど拡散致します。

 

 

<前回の話題>

・ 科学的有望地提示の見通し

・文献調査から概要調査への流れ 進捗状況

六ヶ所村再処理事業の技術的・経済的状況の説明 (再処理等拠出金法 )※施行直前

・核ゴミの海外委託問題

・室蘭・苫小牧 金属廃棄物の加工事業について経産省国交省(海輸)、日本原電へ

JAEAへの質問: 幌延の地層研究施設での研究に関する本年度事業を含む見通しについて

NUMOへの質問: 特定放射性廃棄物最終処分技術について

 

【ご出席をご希望の方はご連絡ください】

 マシオン恵美香 (核ごみ問題研究会・ベクレルフリー北海道)

         emika69@yahoo.co.jp

 

※ 127日には岩手の永田文夫さんの呼び掛けで「再処理問題市民・政府意見交換会」

 

  22日には、三沢市の山田清彦さんからの情報で、核燃青森ネットワークでも日本原燃との交渉が計画されているとのこと。

 

http://rengetushin.at.webry.info/201701/article_3.html
 20161018日に続いて、201716日の閣議後の記者会見で、世耕弘成経済産業大臣が「現段階で予断をもったスケジュールについて申し上げるのは控えたい」と話し、「今後も有識者会合を複数回開催する方向」(20171月14日中日新聞)と記している。

1月27日「再処理問題市民・政府意見交換会」参議院議員会館

三陸の海・岩手の会 の永田文夫さんからの情報
 
1月27日参議院議員会館で「再処理問題市民・政府意見交換会」を開きます。
つきましては要請書の賛同団体募集と当日の参加のお願いです。
 
(狙い):六ケ所再処理工場の新規制基準審査が終盤に差し掛かっている今、再度私達国民の思いを
直接政府に届け緊張感、責任感を自覚してもらい、より厳しい審査を求めること。
また、滞っている東海再処理工場の高レベル廃液の安全管理を求めること。
加えて、日米原子力協定が来年満期になり、プルトニウム政策の見直しを求めること。

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 ※ 2年前に新規制基準に係る意見交換会を行っています。
 
(動向)・六ケ所再処理工場については昨秋原燃副社長が規制委員会へ虚偽報告をしたこと。2015年夏に
落雷により主要建屋の多くの計測制御機器が故障したこと(私達は昨年夏原燃交渉実施)。
規制庁は緊急時防護措置準備区域UPZを5km(原発は30km)に据え置く案を了解したこと。
・東海再処理工場については高レベル廃液のガラス固化が進んでおらず、廃棄物の杜撰管理が
報告されていること。
もんじゅが廃止になり、日米原子力協定が来年7月満期を迎えること。
 
(以上の狙いや動向をもとに要請書を作成)
 要請書の内容構成は
 A 六ケ所再処理工場に係る質問 原子力規制庁
  1 全体に係る質問(2,3以外)・・9問 
  2 高レベル廃液とそのガラス固化について ・・4問
  3 落雷による事故の確認等について ・・5問
 B 東海再処理工場に係る質問 ・・5問 文科省原子力規制庁経産省
 C その他 我が国のプルトニウム利用政策に関わり・・2問原子力委員会、外務省)
 ※ 内容が多いので、項目だけでもご覧頂けると幸いです
 
◯ 要請の賛同団体:グループ(団体名・都道府県と市町村名)を募集します。
  24日までに永田文夫宛お知らせお願いします。 → hgf01360@nifty.com
 
◯ 意見交換会開催日は1月27日(金)参議院議員会館(千代田区永田町2−1−1)B104会議室
 午後1時〜2時 市民集会、事前学習会
 午後2時〜4時 官僚との意見交換会
 午後4時〜4時半 市民交流会
 当日参加可能な方を歓迎します。(事前にお知らせ頂けると幸いです)
 当日12時ころから14時頃まで院内通行証を入口ロビーで配布する予定です。
       入口ロビー(手荷物検査を終了させ左へ進んだ広場です)
 
◯提出団体は 以下の7団体です。
 ⼤間とわたしたち・未来につながる会 (北海道函館市) 花とハーブの⾥ (⻘森県六ケ所村)  
 核燃から海と⼤地を守る隣接農漁業者の会 (⻘森県東北町) PEACE LAND (⻘森県⼋⼾市)  
 豊かな三陸の海を守る会 (岩手県宮古市三陸の海を放射能から守る岩⼿の会 (岩⼿県盛岡市
 脱原発とうかい塾(茨城県東海村
 
◯提出先は
 内閣総理⼤⾂ 安倍晋三様 経済産業⼤⾂ 世耕弘成様 ⽂部科学⼤⾂ 松野博⼀様 
 原⼦⼒規制委員⻑ ⽥中俊⼀様 外務⼤⾂ 岸⽥⽂雄様 
 
川田龍平参議院議員事務所に窓口になって頂きました。
 
ご検討よろしくお願いします。
 
〒020-0004岩手県盛岡市
電話/fax019-661-1002
email/hgf01360@nifty.com
三陸の海・岩手の会

札幌市の防災出前講座から知り得た泊村避難訓練の問題点

札幌市の防災出前講座 「日本の原子力防災体系における札幌市地域防災計画」原子力防災対策編)

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1 2月3日に北区の会が主催され 札幌市の防災出前講座 がエルプラザ環境研修室において開催されました。
札幌市危機管理対策室 西元寺直弘さん と 安倍悠穂さんが会場にいらっしゃり、主に 西元寺さんが
「日本の原子力防災体系における札幌市地域防災計画」原子力防災対策編)を説明してくださいました。
 
この報告はきっと北区から出されるでしょうから、私はその報告ではなく、道民視察団として先日の原子力防災訓練の結果や
質問と回答、避難訓練に参加した泊村住民からの情報などを総合して仲間と一緒に考えたことをお知らせします。
 
終了後に質問して、 泊村住民の避難訓練内容について判ったこと が幾つか。
札幌市南区手稲区などが泊村からの避難者受け入れ施設となっている。
 
・11月13日の原子力防災訓練で、直接、泊村から札幌市に避難した人々は、 放射能が放出する以前にPAZ内(原発から5キロ圏内)から
避難するよう事前に勧告を受けている住民の移動だった。
 
・泊住民は放射のが出る前に問題の地域を逃げ出せており、放射能汚染はないという前提であるから、
スクリーニングもなくそのまま札幌に入ったという説明。
 
・しかし、いきなりそのような事態になることや、勧告後、あるいは避難途中に急激な事態の変化によって被曝が避けられなかった際に、果たして30キロ圏内に留まってまでスクリーニングを受けるのか?というと、そうはならないだろう。
 
・およそ北電関係者が済んでいるとされるエリアだけがいち早く30㎞圏外に出られるという図式。
 
<道民視察団O氏の意見>
被曝していない確証がない、避難者本人のためにもスクリーニングをすることが必要と考えるのが放射線防護の基本。

1.避難開始までに本当に放射能が拡散していないかの確認をしているのか?

 避難者を乗車させる際に線量を確認しているか?
 バスで移動中常に車内外の線量のモニタリングをしているのか?

2.地震津波により道路状況も平常時と異なることを考え、様々な移動速度の問題や渋滞などが考えられ、
移動時間が大幅にかかる事を想定する必要があり、出発時点での被曝がなかったとしても移動途中で被爆する可能性を除外できない以上
どこかでスクリーニングを行う必要性があるのではないか?

3.風向き及び風速の変化により拡散速度も異なることを十分に考慮する必要があることからスクリーニング検査を省略する理由が見つからない。 

 スクリーニング検査を行わない理由として避難住民の初期被ばく量を確定したくないという目的がうかがえる。
 賠償請求等の問題にもかかわることからできる限り高いレベルでの初期被ばくの可能性の高い避難住民の測定は行わず、
 後日、推量による低めの被ばく量を充てる目的があると考えられても仕方がないのではないか。
 
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 裁判に使えるような論旨をまとめたいものです。
 少なくとも、過日の北海道庁からの回答から見えてくることが多くありました。
 水、燃料、着替えなどの備蓄についての回答の仕方に首をかしげます。
 
 札幌市は迷惑だけを押し付けられている当事者なのに、政府が命令を出してから・・・などと言い募っていては
住民を助けられないので、独自の判断で計画を作らねばならないのではないか、受け入れ自治体として課せられていることを
どの程度までしなければならないのかも含めて、今後、色々考えるべきことが浮上しそうです。
 担当の講師であった方にも安定ヨウ素剤に関する道庁の回答などについてお知らせをしておきました。
 
 内閣府、北海道に再質問を刷る必要があります。
 
 
資料
原子力防災訓練に関する北海道からの回答
 
原子力 防災訓練で 一時避難所 への移動をした泊村村民からの情報】

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H28原子力防災訓練に関する北海道からの回答

becquerelfree.hatenadiary.jp

道民視察団は、本年11月13-14日に国と北海道が合同で実施した原子力防災訓練を参観し、13の質問を提出しておりました。
本日、原子力安全対策課より回答がありましたので、共有いたします。

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今回の原子力避難訓練で、屋内退避ではなく指定された避難先まで動いた人の実数はこれを観ると、679人。
1000人にも満たない。
汚染対策用衣服の準備は、この回答では「保管も準備もされていない」
原子力有事となったら初めて準備を手配するということか)

水による汚染除去は訓練ではウエスで拭き取るだけ。
水量の推定は無い、訓練では保管の必要もないので、しない。

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直線距離で、丘珠から泊への直線距離が最短であり、
泊村よりも遠くを想定していない運行所要時間。

全体の解析結果を、この訓練の翌週に突然起こった福島周辺の地震(2011年の余震)の際の実際の津波対策や、避難通報など時系列で北海道の訓練内容に照らして整理してみることが必要。

 

(報告:道民視察団 マシオン恵美香)