becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

令和4年度(2022年度)北海道原子力防災総合訓練 道民視察団の参観報告①

昨日、10月31日、北海道と後志管内13町村が泊原発周辺北海道原子力防災総合訓練を実施しました。

2012年から北海道原子力防災避難訓練に参観し、訓練内容を検証している道民視察団が、周辺自治体で計画されていた各地の訓練実施現場を視察、訓練の事態や現場の状況、実働訓練に参加した住民の人数などを確認しました。
※詳しくは後程、数回に分けてお知らせしますが、まずは第一報としていかにまとめ、報告します。(道民視察団)

 

www.pref.hokkaido.lg.jp

総務部危機対策局原子力安全対策課

北海道のHPに記載された案内の内容

令和4年度(2022年度)北海道原子力防災総合訓練の実施について

■ ■ ■ ■ ■
北海道電力泊原発(泊村)の重大事故に備えて行われた訓練は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年ぶりに泊原発周辺自治体の住民も参加して実施されるものでしたが、7300人と公表されている参加任数のうち、明らかに屋内退避が9割以上で、実際の実働人数は、泊村から16名が札幌ガトーキングダムへ、共和町からは12名がルスツリゾートへ移動、神恵内村から村民8名が余市農道離着陸場へ、古平町からは住民ではなく職員5名飛行移送訓練に参加など、ごく少数でした。美国港から余市への住民搬送訓練などは、感染症予防対策で密になることを懸念し、住民の乗り込み無し。実働数ゼロが報告されています。
(風向きから泊村、共和町の避難が問われるところです。他の自治体の実働人数は後程、北海道から、要配慮者、一般住民、医療福祉施設利用者などの区分ごとに尋ねます

住民避難などの防災対応と感染対策の両立に腐心しながら手順を確認したとするが、あまりにも簡素な内容ゆえに、課題も露呈しました。

 

※この報告の下部に各報道機関の記事や動画報道内容を添付しておきました。
しかしながら、どの報道も、老朽している泊原発の点検訓練や使用済核燃料の安定保管に関する問題への指摘はありません。実働訓練では、事業者の点検技術が継承されていないことや基準津波が計算途中で、防潮堤への措置もないままであることが、全く問題にされていません。
実際には壊しかけている防潮壁が放置されたまま、無防備な状態で地震津波が来ることで、住民避難が更に困難になることが予測できます。

8人、立っている人、室内の画像のようです

共和町オフサイトセンター

写真の説明はありません。

そもそも想定が甘く、時間計経過とともに深刻にならない。放射性物質が放出されたことは想定されておらず、あらかじめ逃げましょうという甘い事故設定。

内閣府原子力防災資料 測定機器の使用方法

 写真の説明はありません。

共和町オフサイトセンターで配布されていた資料

 

携帯電話などに配信される緊急警報を使った訓練用のアラーム画像 

基本、30キロ管内しか避難しない設定

1人、ヘリコプター、アウトドアの画像のようです

余市運動公園 空路避難訓練 古平町から避難者搬送(5名)という想定

写真の説明はありません。

8人、バス、アウトドアの画像のようです

泊村公民館 発  行き先 ガトーキングダム(札幌)

 

1人、水域の画像のようです

美国港から余市港への搬送訓練 海上保安庁の船
コロナ禍で密になることを配慮し今回の訓練では町民は乗せず、空船で訓練を行った。

3人、アウトドア、、「R Sapporo 丹质 北海道」というテキストの画像のようです

余市の観光施設 

今回の実働訓練に外国人観光客、要配慮者として参加した外国人は、前日に宿泊、余市のホテルから避難して来た設定。
Zoomの接続訓練がある会議室で、外人と道職員が会話するが、通じない。
道庁の通訳センターに結んでベトナム語の通訳をするが、
何人も経由するので、会話はなかなか進まない。11:30外国人は、バスに乗り込み札幌へ出発した。

 

余市農道空港 自衛隊トラックが滞在 この場に避難訓練の住民が集合し、再び戻ってきた。

www.hokkaido-np.co.jp

北海道新聞 電子版

説明がありません

www3.nhk.or.jp

NHKニュース動画記録付

 

www.pref.hokkaido.lg.jp

■訓練後に同庁で持たれた北海道知事定例記者会見での鈴木知事発言

原子力防災総合訓練について

 二点目が原子力防災総合訓練についてでございます。
 来週10月31日に、道と泊発電所の周辺13町村の主催によります原子力防災総合訓練を実施いたします。昨年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、住民の方々の避難訓練を見送ったわけでありますが、本年度は、2年ぶりになりますが、住民の皆さまにご参加いただいて避難訓練を実施させていただく予定であります。この訓練では、感染症対策を講じた避難所の運営や、バスによる住民避難のほか、孤立住宅を想定したヘリコプターによります救出訓練などの実働訓練を行いますとともに、オフサイトセンターや災害対策本部での意思決定訓練を実施いたします。
 私は当日、道の災害対策本部長として、本庁で指揮を執る予定であります。来週の訓練にしっかりと取り組んで、原子力防災対策の充実強化に生かしてまいります。なお、先ほどご説明いたしました、胆振管内において高病原性鳥インフルエンザが発生したことによりまして、鳥インフルの対策本部の指揮を執ることも必要なため、予定しておりました現地での視察は行いませんけれども、テレワークシステムや公用スマホを活用するなどいたしまして、視察はかなわないわけですけれども、現地の状況などを把握してまいりたいと考えています。
 私から以上です。

 

news.yahoo.co.jp

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