becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

10月28日第1088回原子力規制委員会 北海道電力泊発電所の津波評価

2022年10月28日、第1088回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合が開催され、北海道電力泊三号炉(九州電力 川内原発玄海原発も)の津波評価についてー地震に伴う津波、それ以外の津波の複合する最大となる波源
に関する報告がありました。

■開催概要
開催概要、議題、配布資料等は以下のリンクからご覧ください。
https://www.nra.go.jp/disclosure/comm...
https://youtu.be/EHIQh5mMVsU

■開催概要 開催概要、議題、配布資料等は以下のリンクから
https://www.nra.go.jp/disclosure/comm... --- 原子力規制委員会ホームページ https://www.nra.go.jp/

【評価項目】
 防波堤前面、3号炉取水口(上昇側)、1,2号と取水口(上昇側)、放水口
施設周辺の地形影響評価による津波の高さを複合経産で予測するというものですが、気になったのは規制委員会がむしろ、この調査報告を急がせるような発言をしており、
北海道電力に対し、調査全体の進捗としては何割ほどのところまで来ているかなどと尋ねていることです。
質問に対し、北電担当者は「50%くらい」などとざっくり答えています。

 先日の国会院内集会で原子力規制委員会の担当は、規制する側は審査の固定した決めが事実上、それぞれのケースになっている(固定した判断がない)とし、結果責任も事業者まかせになっているのであって、規制委員会は審査基準に適合するかを観るのであって、安全にお墨付きを与えるようなものではないなどと原子力規制の仕事の意味、社会的責任の確実性に疑問を感じるようなものでした。
規制委員会の審査が甘かったために事故に至ったとしても、彼らは何のお咎めもないということを暗に示しているのだと思いました。

北海道の原子力問題の筆頭は、やはり、停止中であっても、現実に使用済核燃料981体が置かれている泊原発です。
稼働していない安心感によって、原子力防災の措置もないまま老朽し続けている現実を道民が忘れてしまうのではないかと、私は2011年からずっと心配しています。
会社は点検技術が継承されていないことを昨年の規制委員会で謝罪しながらも反して、いまだ原子力発電事業から撤退する気配がありません。
岸田政権が新たに示した脱炭素社会に寄与する発電システムに適応する新しい拠出金制度ができるため、1,2号炉を諦める代わりに新規に革新炉をとか3号炉の再稼働と言い出しかねません。また、現時点でも北電はプルサーマルを諦めていません。

ところどころでもいいので、感心のある方は、今回の津波の高さに関する規制委員会をご確認下さい。
この件について、どの会派を窓口にすればいいのか考え中ですが、道議会で話題にされるよう働きかけるべきと思います。