北海道地域(STVテレビニュース特集)で の話題
核ごみに関する「科学的有望地」提示が遅れているというテレビニュース特集
国は昨年12月にもとし、年明けまで公開を見送っていましたが、選挙への影響を考えてか
あるいは、地層処分ワーキングのとりまとめが遅れているからなのか、
あるいはまた、再処理等拠出金法が施行になった手順と同じように、選挙などの騒ぎの最中に
どさくさに紛れて、ささっとこのような重い話題を目立たないように出してくるつもりなのか・・・?
最近、報道各社がこの表現(公表遅れる候補地)をすることが多いのですが、これは間違っています。
「科学的有望地」は、核ごみ最終処分地候補地選定に係るものではありますが、
それが即、候補地公開という意味ではありません。
もちろん科学的有望地の区分の「適正のある地域」の範囲に候補地の可能性を探すことになるでしょうが、政府は相変わらず、「自治体の判断による手揚げ方式」も生きているとしているため、道内自治体の首長が突然に「核ごみ最終処分地候補として地層研究調査に乗り気な意思」を示せば、検討はされていく道も残されているからです。
また、私たち市民グループが行うよりもずっと遅くはありますが、
北海道には「放射性廃棄物を受け入れがたい」と語尾が曖昧に記された道条例があります。
このため、流石に現在、受け入れを検討している自治体はないものの、「科学的有望地が提示され、適正の高い地域としてその広がりが該当する自治体を含む場合、「拒否」以外、つまり、検討の可能性がある自治体は75もある結果となっていることは、驚くべき調査結果と言えるかもしれません。
国は公表の時期を「早くて春」としています。