原子力のごみは最終処分にかかる「特定放射性廃棄物」だけに限りません。
北海道にはすでに、区分の違う放射性廃棄物が押し付けられようとしており、
前例となってしまうことを、何としても止めたいところです。
9月9日13時~室蘭市議会で(一部福島由来の指定廃棄物を含む)
PCB廃棄物の受け入れについて質問するとのお知らせがあり、気にかけていました。
青山市長の記者会見の文字起こしによると、市民説明会の件で、
報道が質問をしています。
室蘭市/【記者会見記録】令和3年8月30日開催 (muroran.lg.jp)
https://www.city.muroran.lg.jp/.../org.../kaiken_r30830.html
以下はインタビューの内容
・・・・・・・・・
記者:PCBに関連して、8月23日に予定されていた説明会は中止となったが、
今後のスケジュールで何か決まっていることはあるのか。
市長:緊急事態宣言が出されており開催は未定であるが、引き続き環境省と
協議をしながら説明会の開催、そして市民の皆さんの疑問に答える場を作っ
ていきたいと考えている。
記者:先日市内の市民団体から住民との話し合いの場を設けて欲しいという
要望があり、住民説明会の場で不安解消などにつなげられるようにするとい
う回答をしていると思うが、住民説明会で市長は自分は1市民として話を聞く
立場で参加すると話し、説明されているが、ある意味立場としてはオブザーバ
ーと同じだと思うので住民説明会で市民との対話とはちょっと違うと思っている。
住民との話し合いの場を設けて市民の代表として意見を吸い上げるという考え、
必要は無いということで判断されて今回あのような回答をされたと思うが、その
辺に関してどう思っているのか。
市長:私もご指摘いただいたが、私も市民の皆さんと同じく、しっかりと安全の
確認をしていただきたいと環境省に対して求めているし、その説明については
しっかりと疑問を払拭する、疑問が解消するように話をしていただきたいという
ことから、そういう話をさせていただいたと思う。
説明会はまだ続くので、そこでしっかり話を聞いた中で、また私も環境省の皆さ
んの説明が住民の皆さんの疑問にお答えできているかどうかも踏まえて判断し、
もちろん市民の皆さんの安全安心につながるような考えを示していきたい。
したがって、環境省の方々に対しても私に対してもこの前も質問をいただいたし、
次回の開催のときには私に対してお尋ねがあればお尋ねいただき、また、
私も精一杯お答えしながら皆さんと思いを共有していきたいと考えている。
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これを一読すると、「しっかり」「とか「精一杯」とはいうものの、
青山室蘭市長は環境省に対し、
「住民の疑問が解消するように話をして疑問を払拭するいただきたい」という姿勢。
説明すれば住民は安全だと理解するはずだという感覚なのだとしたら、
こうした説明会もセレモニーに過ぎないということになりかねません。
>もちろん市民の皆さんの安全安心につながるような考えを示していきたい。
・・・の部分をお守りにして、室蘭市長に「受け入れ拒否の態度表明」を、
お願いすることが有効なのではないでしょうか。
室蘭市のこの問題は北海道の沿岸線自治体すべての問題だと捉えるべきです。
室蘭市以外の道内自治体からも青山市長にメッセージをお届けするべきかもしれません。