becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

第96回北海道電力株式会社提示株主総会について

北海道電力株式会社は、6月25日の定時株主総会への招集通知をHPで開示しました。
 
日 時 2020年6月25日(木曜日)午前10時 ~
場 所 札幌市中央区大通西8丁目1番地 札幌ビューホテル大通公園 地下2階ピアリッジホール 
 
2019年度 ( 2019年4月~2020年3月31日まで ) の事業報告
連結計算書類,計算書類 並びに会計監査人及び監査役会の連結計算書類監査結果報告の件
 
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本年度、北電は会社設立以来、初めて送電部門を分社化します。
また、脱原発をめざす北電株主の会は2013年から脱原発を含む議案提案を継続してきましたが、本年度はこれまでで一番多い9議案を提案しています。
しかしながら、招集通知に示された提案議案に対する会社側の頓珍漢な反論は、
経営改善に必要であるために求められている議案の理由を完全に無視したものであり、
最近出された同業他社の判断に全く倣わない内容です。
 
新柄コロナ拡散防止のためとしながら、北電は本年度の提示株主総会への一般株主の入場を遠慮するよ うアナウンスしており、これまで以上に「定時株主総会がセレモニー化してしまう惧れ」があります。
議案に対する賛否はインターネットと郵送で議決権行使を行い、すでに株主総会前日5時までには大株主の意向に沿った結論が出されているのが通例で、議案を提案した個別株主は、むしろ、会場に出向くと当日の挙手の賛否確認のために、一旦、議決権行使数を抜かれてしまいます。
共同提案する株主が、自らの議決権行使数が抜かれると知っていながらリスクをおして会場へ出向くのは、議案を説明したり、会社側の反論に対する質問をするためです。
 
 集会やデモなどによって市民が意思を示すことが難しい状況の中で、反原発株主運動の在り方、株主権の行使も侵害されようとしていると感じます。
 このような状況の中で市民運動が停滞していますが、原子力事故は今日にも起こるかもしれません。稼働しなく ても老朽は進んでいる泊原子力発電所のことを私たちは常に念頭にして何かしらしなければなりません。
 
 ・経産省定時株主総会が例年通りの時期・方法により開催できない可能性があるとし、
  同時に入場者なしの定時株主総会を推奨するとアナウンスしています
 
 ・関西電力は取締役6名の年次報酬を、自主的に個別開示しました