becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

JESCO ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会の記録

JESCO ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会 11月24日(水)Web開催

 

 ※この記録は11月26日17:00までしか公開されておらず、添付されていた資料なども後で見返すことができないと、わざわざ掲示されていた。

 ただ、この件について中止する市民が記録しておいてくれたものを共有する。

 べくれるフリー北海道もこの検討委員会の始めり~閉会までを買傍聴していたが、議長が「違法状態なのではないか」と発言していた一方、(実施することは)決まっているのだから、地域自治体への連絡を急ぐぐように、などと事業主体をせかしているのも、こうした事業にありがちな会議の在り方なのかもしれない。以下に記録を残しておく。

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2021年11月24日 18時41分27秒 |  PCB/ダイオキシンなど

11月24日(水)、JESCO の「ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会」開催
Web開催なので、YouTubeで配信 
自宅で傍聴できてありがたい!!

●掘り起こし・総ざらい等に関するJESCOの取組状況
掘り起こし・総ざらい等の基礎となるデータ「JESCO 未登録台帳」の整備・提供など、、JESCO独自でできることも限界があるだろうから、、 関係省庁や自治体などと協力して取り組んでいるとのこと。それにしても、処理期限が迫る中、なぜか悠長に感じたのは、処理手続難航者、単に処理費の負担が困難で処理ができない事業者には、それなりの対応も可能だろうが、、いまだに使用中の事業者もいるのだから、、特措法があっても強制力はないのか、、「来月には厳重注意処分」の手続きをとるような話しも、、、結局は、東京都の「JESCO東京事業所の高濃度PCB処理の見通しについて」のように、処分期限内に処理に応じない事業者分は行政代執行で処理するということにするしかないのか、、、しかし、問題は、未登録で把握されていない保管分がどの程度、どんなものが出てくるのか、,,

●PCB廃棄物処理施設の解体撤去
JESCOの全国5か所の処理施設、どこも事業終了後は更地にして土地の返却なのかな、,
北九州1期施設の先行解体を参考にして、「PCB廃棄物処理施設の解体撤去にあたっての基本方針」の策定や「PCB廃棄物処理施設解体撤去実施マニュアル(共通編)の作成」をおこなうようだ。

施設の解体撤去は非定常作業の連続であり、3H作業(初めて・変更・久しぶり)も多くなることから、、と、3H作業などというのだ、、3Kや5Kはよく聞くけど、、しかし、なかでも東京事業は水熱酸化分解方式で、他の4施設と全く違う現場なので、基本方針やマニュアルなどもどこまで活用できるか、、、

北九州1期施設の解体の様子がビデオで流れたのだが、なにしり、PCBやダイオキシン類付着を考慮しての解体現場、それは大変な苦労だろう。けっこう手作業的な場面がほとんどだった。清掃工場の解体現場もそれなりに大変ではあるが、概ね重機を使っての解体だから比較にならないな、、

PCB廃棄物処理、処理完了期限までに処理が終了するかどうかの瀬戸際で、処理施設の解体云々を言われてもピントはこないが、東京事業など、同じ建屋内で、来年度には事業が終了した低濃度処理施設の解体を並行して行うというのだから恐ろしい。事故など何事も起こらなければいいが、、

●各PCB処理事業の進捗状況
東京事業もどうなることかと思ったが、今のところ順調に処理は進んでなんとかなるのかな、、、
もっとも、当初の事業計画では、2015年3月にはJESCO操業終了予定で2016年3月にはJESCO事業の完了予定だったのだから、、

各事業所共に処理は順調に進んでいる
北九州事業所:変圧器類、コンデンサー類については、平成30 年度末で処理を終了。 安定器・その他汚染物についての進捗率は82.5%、豊田事業所:進捗率は変圧器類が98.1%、コンデンサー類が99.1%、東京事業所:進捗率は変圧器類が96.9%、コンデンサー類が95.3%、大阪事業所:進捗率は変圧器類が99.9%、コンデンサー類が99.2%、北海道事業所:進捗率は変圧器類が98.4%、コンデンサー類が93.2%、安定器・その他汚染物が65.5%

●PCB 廃棄物の処理完了に向けたJESCO の見通し
現時点において、概ね計画的処理完了期限までに処理が完了する計画となっている。 
北九州事業所においては、安定器・汚染物等について、計画的処理完了期限である令和3年度末において、未処理量が残るという見通しが報告されている。 
また、大阪事業所においては、高濃度の硫黄を含む廃PCB 油について処理を行っているが、計画的処理完了期限である令和3年度末において全量処理することが難しい状況であるとの見通しが報告されている。

資料6別紙2 PCB処理完了に向けた見通し【PDF: 176KB】

●処理困難物処理の進捗
超大型変圧器及び搬出不可の変圧器、大型保管容器及びタンク、.密閉容器保管漏洩変圧器、その他大型機器、処理困難なPCB油、コンクリート固化物などなど、、本当に写真を見るだけでも大変そうだったが、、概ね、期限内処理に向けて各保管現場で対応を進め、R3年度中に処理完了若しくは搬入完了見込で処理も可能なようだ~

思いつくままに、とりあえず~

議題、施設解体撤去の説明などが長々あったので時間内に終わるのかと思ったが、永田先生、いつもしっかりドンピシャに終了、YouTubeで会場風景を見ると、飲み物はペットボトルでなくアルミボトル缶のようだった~


●各PCB処理事業進捗状況のグラフ

 



JESCO

中間貯蔵・環境安全事業(株) 令和3年度(第1回)ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会

1.会議日時:令和3年11月24日(水) 10時00~12時00分
 
2.YouTube配信URL:https://www.youtube.com/channel/UCN7HcoEp5565D354AWzfSYg
   ※YouTubeの配信日時は、会議開催当日11月24日の開催時間中のみで、見逃し配信等はございませんのでご注意いただきますようお願いします。
 
3.閲覧資料:以下のとおりです。
  ※資料URLの閲覧は、11月26日(金)17時までとさせていただきます。
 
議題
  (1)  掘り起こし・総ざらい等に関するJESCOの取組状況について
(2)「PCB廃棄物処理施設の解体撤去にあたっての基本方針」の策定について
(3)PCB廃棄物処理施設の解体撤去の実施について
   ― 北九州1期施設の先行解体の結果とPCB廃棄物処理施設解体撤去実施マニュアル(共通編)の作成 ―
(4)各部会・監視委員会等の取組状況について
(5)各PCB処理事業の進捗状況について
(6)PCB廃棄物の処理完了に向けたJESCOの見通しについて
(7)処理困難物処理の進捗について
(8)その他