道北滝上町で「西紋地域エネルギー問題を考える有志の会」を名乗るチラシが戸配された。(10月14日に滝上町民から情報)
10月17日には呼びかけの通り、20名ほどの町民がNUMOの勉強会で文献調査に進む手順などの説明を受けた。
↓ 滝上町で10月14日までに戸配された呼びかけのチラシ
令和2年10月20日民友新聞 記事
記事ではチラシの文言とは違った理由でNUMO説明会を開いたと主催者が説明している。
滝上町では2016年から、この話題が出ており、町議議員の一人が幌延町に見学した後、「滝上でもNUMOの研究会をしては」と、商工会の一人に持ち掛けたことから話は始まったという。10月8日に寿都、神恵内が文献調査の応募をしたことから、「交付金をアテにしかた自治体運営」に理解を示し、興味を抱く人が出るのではないかと危惧していた道民の声もあった。
10月中旬には静内でも同様の意見をSNSで呼びかける存在が報告されている。
今後も、交付金で地域事業を維持しようと、寿都町、神恵内村の後を追う自治体が出てくるかもしれない。
10月2日の道議会での「透明性のある議論を求める」とした決議により、北海道条例が有名無実なものとなり、「北海道に核ゴミを受け容れない」という合言葉で大切にしてきた条例遵守の効力が薄れてしまった印象。
下は道内ニュース(滝上町でのチラシの差出人をインタビューした動画)
※公開期間が眼底されるため、確認は早めに
ニュースでは、滝上が国が示した科学的特定マップ上で「輸送面でも好ましい地域」(緑色に塗り分けられているエリア)ではないと指摘している。
下の文書は、この話題が出た2016年に、町民が長屋滝上町長を訪ね、商工会や議員がNUMO説明会を開催したいと呼びかけていることを報告した後、町長が住民に対して出した覚書の文書。
長屋町長は10月19日のテレビ報道のインタビューでも「文献調査に応募しない」と回答している。
滝上町長からの覚書を受け取った町民が保管していた封筒と
添えられていた短信
滝上町は芝桜の町として有名
「観光資源もあるイメージの良い町にとって、今回の話は迷惑でしかない。このような話は芽のうちに摘んでしまいたい」と町民は話している。
以上