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NO NUKES,ONE LOVE

道民視察団 報告⑤岩内町―共和町方面/外国人観光客の避難・安定ヨウ素剤配布など

岩内町―共和町方面/外国人観光客の避難・安定ヨウ素剤配布など 

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8:38 あけぼの学園
8:40頃、館内放送で泊原発事故の放送

別棟の家から避難してきた10人ほどの園生

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8:56 ホテルグリーンパークに移動

ホテルグリーンパーク岩内 外国人の避難誘導 大型バス
道職員9名、岩内町役場一人

STV、TVHのテレビカメラ、朝日新聞、北海道新聞 連合北海道から4人
9:15 北海道の参観バスの一行(北大の教授も)
9:27 高橋知事一行が到着。
9:30 内閣府の一行が到着。竹部氏も。
9:32 館内アナウンス。
「天候が回復したので、避難を開始する」多言語でアナウンス
タブレットの通訳機能をマイクに近づけていた。
職員が部屋を回り、避難を呼びかける。
22名ほどの外国人ホールに集まってくる。若い女性が多い
9:40 バスへの乗り込み
9:44 バス発車

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10:04 岩内新港東埠頭 雪が降って視界が悪い。
道庁の車は無く、ヘリポートは吹雪で雪が積もっていた。

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10:15 岩内町地域交流センター ヨウ素剤配布
玄関には、訓練会場のポスターが貼ってあった。
窓側に衛生士さんがいて、問診し、ヨウ素剤を配布する。11人ほど。
岩内役場の職員の説明

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11時ころに大型バスが来て、倶知安に避難する。
弁当を配布します。13:30頃に岩内に戻ってきます。
バスは、5カ所ほどを回ってきます。11:00に道南バスが付き乗り込む。
車椅子役の人は乗らなかった。


13:30に岩内浄水場 飲料水の採水の予定があるが、場所だけを確認
11:40浄水場は岩内の西側
玄関のインターフォンを押しても応答がないので2階に上がると、事務室があった。
事務員は、「部外者は2階までは来てはいけません。」

しかし、インターフォンは故障中。 採水は、岩内役場の人がきて行うようだ。

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12:30共和町 オフサイトセンター
モニター班だけが活動。この日、2階は立ち入り禁止
対策本部の訓練は2/5に行い、今日は各町村で住民の訓練をしている。
町村の動きは、道庁で行っている。
モニター班は、線量測定や水の線量測定をしている。
岩内浄水場の場合は、役場職員が採水して、水をここのオフサイトセンターに持ち
込むことになっている。
オフサイトセンター前の駐車場でヘリポート用の除雪作業は行ったが、今回はヘリコ
プター飛来は無い。

以上

⑥に続く

 

道民視察団 参観報告④倶知安中央公園/岩内町・蘭越町 避難帯域時検査場所 

道民視察団 報告

倶知安中央公園/岩内町蘭越町 避難帯域時検査場所 

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体表放射線測定の様子を参観した感想

人体の簡易除染はウエットティッシュ、シャワーは形だけ給排水のホースも見当たりませんでした。
訓練をし・ま・し・た! というための訓練では? 訓練を指示するトップの意識がそのまま表れていると思います。
現場のみなさんは真剣にやっていてもこれでは報われませんね。
車両の洗浄についても特に配慮は見当たりません、汚染水の排水については道に確認する必要ありと思います。
冬季事故時にバスが所定の地点に配置できるとは思えません、自家用車で非難する人が多数でしょう、道路は車であふれかえります。
福井の雪害どころではありません、何千何万の車が押し寄せてセンターは大混乱になるでしょう。
道の危機管理局も福島の実情は調査済みでしょうがそれでもこの程度の訓練が精一杯なのでしょう。
そもそも原発をやめれば・・高松さんと会話しながら帰途につきました。   
帰路は倶知安~赤井川~毛無峠~朝里でしたがこちらもかなりの吹雪で視界不良、こんな状況での避難行動は無謀だと感じました。

 

 

⑤に続く

道民視察団報告 ②泊村からの避難場所ー③岩内町からの避難受入場所

北海道原子力防災訓練 道民視察団 報告会

 

アパホテル&リゾート札幌(札幌南区川沿)/泊村からの避難場所 

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11:00 泊村の避難住民が札幌市南区川沿のアパホテル
アパホテルには11時10分から
●泊村一般住民 22名  車両4台のバスに分乗。
集落ごとにバスが用意され 分散して避難してきました。バスはJR、海同?バス確認。
●泊村小学生 97名  スクールバス3台。支援の必要な児童はいませんでした。
●泊村中学生 37名  マイクロバス1台
☆要支援の児童生徒がいたのか、家庭、学校待機なのか確認できませんでした。
教職員含めて156名 車両 8台で12時15分までにホテルに着きました。
泊村から,ホリカップトンネル国道5号線経由、途中1回トイレ休憩です。

ホテルの裏の「南区体育館」で受け付け、休憩し、ホテルの準備が整うのを待ちました。
体育館では「道民視察団」の証を提示しても、入室できませんでした。
除染や安定ヨウ素剤配布の訓練は行われていません。
途中でバスの中での配布は確認はとれませんでした。

順次体育館からホテルのレストランで昼食をとり、帰途につきました。

小中学生はしっかり防寒着を着ての参加でしたが、他の方は意外と軽装なのが気になりました。
誰もマスクはしていません。メディア取材はNHKのみ。

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③きたえーる(札幌豊平区)/岩内町からの避難受入 

岩内町の集合場所 北海きたえーる 訓練の報告(視察団:齋藤哲、富永)
住民 32名と幼児1名、合計33名
町職員 4名(うち2名は事前に到着、2名は住民に同行)
支援公務員 警官2名、道庁職員3名?、札幌豊平区役所職員3名
取材マスコミ3社(道新、朝日、TV北海道)

13:45頃、予定より45分ほど遅れて標準型の長距離用バスで到着。2階会議室に住民と同行町職員が入り、昼食のお弁当を食べ、職員が北海きたえーるの説明をし、実際の避難の時は大ホールになる旨伝え「15時までには出たい、それまで館内見学して下さい」と言って、14:45頃には同じバスで帰還する。

 町職員2名に取材
 「もっとも風下になる可能性のある方向への訓練に疑問を感じないか?」と尋ねると「私も疑問を感じるが、札幌圏以外で大人数を受け入れられる施設はないのも事実。避難の流れや雰囲気を経験するだけでも意義はある」とのこと。

 参加住民2人に取材。昔の岩内大火の被害者の貴重な話しも聞けた。この訓練に意味があると思うかという趣旨の質問に

 住民A(推定70代)
「こんな訓練意味がない。実際に起これば、こんなふうには出来ない。暇な人が来ているだけだ。こんなことより、原発を無くして欲しい。原発から仕事をもらっている人は商売にならないだろうけど、私たちは関係ない。私は、岩内大火(1954年、洞爺丸台風の襲来と重なり、強風に煽られ、市街の約8割の3298戸が焼失した大火災)の被害の経験者だが、その時も札幌まで煙の影響が出ていた。放射能でも同じ結果になることは目に見えている」

大災害の被害の実体験者として、大変実感を伴うものでした。貴重なお話しをいただいたことに感謝したい。この人が他の参加者にも「おい、何か言いたいことないか」と声をかけてくれた。

住民B(推定40代)
「訓練の意味はあると思う。確かに実効性は乏しいけど、こうしたことを経験することに意味がある。原発の是非については、様々な立場の人がいるので、お答えは控えたい」

 子どもは1人いたが、子ども専用車は無かった。車いすの人もいなかった。町職員曰く「この場所での訓練では、子どもや障がい者が参加することは最初から予定されていない」

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岩内町の集合場所「北海きたえーる」でのようす

 

倶知安中央公園/岩内町蘭越町 避難帯域時検査場所 に続く

 

 

 

 

 

 

 

道民視察団報告会①ルスツリゾート(留寿都村)/共和町避難先リポート

北海道原子力防災訓練 道民視察団 報告会がありました。

2018年3月25日15:30~ 札幌エルプラザ

報告会の次第

代表あいさつ 平成29年度の訓練想定・北海道からの回答

ルスツリゾート留寿都村)/共和町避難先 リポート 

アパホテル&リゾート札幌(札幌南区川沿)/泊村からの避難場所 

③きたえーる(札幌豊平区)/岩内町からの避難受入 

倶知安中央公園/岩内町蘭越町 避難帯域時検査場所 

岩内町―共和町方面/外国人観光客の避難・安定ヨウ素剤配布など 

⑥道外自治体参観ルート追跡/蘭越町寿都町 

⑦泊村―岩内町/共和町保健センター・はまなす幼児センターなど 

会場からの質疑&全体のまとめ 閉会あいさつ

 

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ルスツリゾート留寿都村)/共和町避難先 リポート

2018北海道原子力防災訓練 ルスツリゾート 視察報告
【事前情報】
1
8:45 共和町役場出発 経口安定ヨウ素剤 戸配訓練(巡回車量2台で 44 世帯 91 名、に配布したことにする)
9:35 はまなす幼児センター出発 幼児専用車両に園児:33名 引率教師:2名
別の車で2名 合計37名移動
9:50 町内会(宮丘地区) バス1台 町民30名が留寿都まで (うち4名は共和町で折り返し)
9:50 共和町保健センター出発 要配慮者(車椅子使用) 救出員(役場職員)2名 専用車両で留寿都へ向かう

小中学校は「屋内退避訓練」(時間は学校に任せている)UPZ なので、今回は移動なし。
大雪、吹雪である場合、天候が晴れたら移動するという訓練の設定
到着予定車両は、幼児専用バス1台・このバスを追う車両1台、宮丘地区町内会バス、要配慮者専用車両1台 の計4台 (以上、2月5日、問い合わせ情報)

 

2 (その他の情報 2月6日問い合わせ)
ルスツリゾートには、共和町(5 キロ圏・PAZ)住民の避難場所となっている。
ルスツリゾートは広大で、建物は国道の左右にまたがっており、入り口もたくさんある。詳しい図面がなかったので、ルスツリゾートパンフのマップを片手に、翌6日、役場に問い合わせた。
◆到着予定時刻は11時20分。バスは、すべてウェステインホテルの正面玄関につける。
◆前の訓練ではサウスウィング(商業施設、レストランなどがある)で幼児を降ろしたが、今回は全員ホテルの入り口で降りる。
◆到着後について 前回は、アリーナに集まり、講師を招いて研修会に参加してもらったが、今はスキーシーズン最盛期で、場所が確保できないため、昼食をとって帰る。

 

【当日の動き】
この間雪が少なく日差しのある日が多かったので、国道はきれいに除雪され路面が乾いた状態で、例年の冬季だと共和町からルスツまではたっぷり2時間はかかるところ、1時間で着くと予想されたので、大倉は、10 時 15分から、現地ホテル入口で待機。
スキー客が次々バスで到着、出発する。
どれが共和町のバスかわからないので、1台ごとに表示をチェックしていたが、予定の11時20分を過ぎても現れず、ついに12時になったので、役場に何かあったのではないかと電話。すると、もう到着しているということ。

 

役場からの情報
◆町民バス 北電体育館9:50分出発→11:20ルスツ到着
◆幼児専用バス はまなす幼児センター9:36出発→11:00ルスツ到着
その前にホテルの職員に聞いていたのだが、なかなか防災訓練を把握しているスタッフがつかまらず、やっとそちらの方の情報が前後して入り、ホテル正面入り口ではなく、ノースウィングのほうに着いていることがわかった。あわてて、国道をはさんだ向かい側にあるノースウィングに車で移動した。ノースウィングと言うのはサウスウィングとつながった、これも商業施設やレストランのあるところだが、ここに宿泊施設もあった。役場のいうホテルと私の把握していたホテルがちがっていたことがわかった。
やっと、共和町の食事場所を探し当て、近くに行くと、役場の職員がいたので聞くと、もう食堂で食事をしているということだった。共和町の皆さんは、レストラン貸切で奥の間にいたので、そこまで入って訓練参加の町民の人に話を聴くのははばかられ、ときどきうろうろしている共和町職員の人に話しかけたりしながら、帰りの時間を待っていました。駐車場で待っているバスの運転手さんから話が聞けた。

◆運転手さんの話
「国道は雪がないけど、町の方の道路は雪が積もっていて、道路の端がどこなのかわからなかった。今まで避難訓練の時はなぜかいつも天気がいいのだけれど、吹雪けば1時間以上続くことはいくらでもあるので、こんな時間では移動できないだろう。」
◆何人かの役場の人たちをつかまえて、困ったことはなかったか聞いたが、なかったということだった。
◆幼児は何歳児か聞いたところ、4歳児だった。
食後、12:40にノースゲート入り口付近で住民の人たちの集合点呼があり、間もなくバスに乗り込み帰途についた。子どもたちは、先生に引率されて、行儀よく並んで幼児専用バスに乗り込み、13:00出発
◆役場の職員は何名か正確には数えられなかったが、結構たくさんいたように思う。壮瞥町の役場からも1名来ていた。

以上

 

【気づいたこと、反省など】
◆ルスツの場合、この時期、特に観光客、スキー客が多いので、多数の車両が行き来する。今回は昼前のちょうどあまりいない時間だったものの、それでも、ホテル入口はしょっちゅうバスや乗用車がとまり、スキー道具や大荷物の積み下ろしなどで停車時間も長かった。これが朝とか夕方の人の多い時間だと、避難バスもなかなか止めにくいだろうと考えられる。また、万一原発事故が起こった場合、福島原発事故時の外国人の対応を見ると、外国人観光客は、ルスツあたりでもすぐに逃げることを考えるように思う。そうすると、道路もかなり混雑が予想される。次回そういうことを、外国人観光客にインタビューしてもいいかもしれない。
◆ホテルのスタッフはアルバイトが多く、防災訓練があることを知っている人が少ない。これは、もう少し知っておいてもらったほうがよいのではないか。
◆とにかく、到着場所を誤認したのが最悪でした。天気がよかったとはいえ、寒い外に立っていると、だんだん冷えてきて、トイレに行きたくなり、幸い二人でいっていたので、交代で行った。視察はなるべくなら複数で行ったほうがよい。到着に立ち会えなかったため、町民の人にインタビューできず、とても残念だった。視察団には今回初参加でしたが、また次回あるようなら、今度は、もう少しうまくやれるかと。

◆道民視察団のステッカーがあってよかった。車には拡大してはりつけたが、札幌に出向いてないので、ネームプレートは、ファイルをもとに作り直し、サイズを調整して腕章にしていった。これは、つけていると、役場の人とかにも警戒されずに声をかけやすく、役に立った。関係者の皆さんは、好意的だった。帰りのバスを見送っていると住民の人も手を振ってくれていた。
◆本当のところは、共和町からバスを追っていくほうがいいと思うが、荒れた天気だと、追っていくこっちもこわい。ほんとうに悪天候の避難訓練になると、痛し痒しである。
◆終わりに
ルスツリゾートには子供の喜びそうなものもいっぱいあり、子どもたちはうれしそうにバスに乗り込んでいたが、もし事故になれば、この子どもたちが一番の被害者になる。この子らを被ばくさせてはならない。
改めて、「泊原発・日本中の原発廃炉に」の思いを強くした。

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幼児専用バスに乗り込む子どもたち、手前は荷物上げ下ろし中のスキー客

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ご支援のお願い

「道民視察団」の活動は、参加者の持ち寄りと活動支援金によって賄われています

  活動支援金の振込口座:ゆうちょ銀行 普通預金  口座番号 19270  3146631 

       口座名義人:マシオン恵美香

 

報告②に続く

 

平成29年泊発電所周辺地域原子力防災避難訓練に関する質問書への北海道の回答に対する再質問

2月8日の平成29年泊発電所周辺地域原子力防災避難訓練に関する質問書への

         北海道からの回答に対する再質問

 

 昨日、北海道庁の2つの部署を訪問し、3月23日に出された回答を見て疑問に思ったことなどを質問をしました。

原子力安全対策課への質問>

質問①:経口安定ヨウ素剤配布時の問診票質問項目が難解なので前もって記入、提出してもらうべきではないか?

回答1:原子力安全対策課の担当ではない(保険福祉部である)

 

質問②:共和町の本年度の経口安定ヨウ素剤配布訓練の実数は一ヶ所の戸配のみと聴いている。訓練当日に三軒巡回して15人に配布したという報告は間違いではないか? 

「共和町担当部署に電話して確認することが早いが、北海道と共和町が双方、食い違いのない認識を持つことが必要なのではないか?」と意見も付け加えた)

回答2:確認します


質問③:泊村避難訓練参観実働数だけが158名のうち140名もが要配慮者という割合であるのは、乳幼児、妊産婦、小・中学生をカウントしているからか?

回答③:自治体に確認します

※3月27日 道部署課より140名は小中学生と引率の教師たちであると回答があった。

 残りの18名の中に老人、妊産婦、外国人が居たかどうかの確認はない。

 

上記の質問に加え、

原子力安全対策課が経口安定ヨウ素剤配布訓練の際に使用した「問診票」の記載事項について、

「担当は別な部署だ」としたため、保険福祉部 地域医療課救急医療グループを訪問し、経口安定ヨウ素安定剤に関する質問と要望をお伝えしました。(以下に)

 

<保険福祉部 地域医療課救急医療グループへの質問>

経口安定ヨウ素剤配布訓練の際に使用した「問診票」の記載事項について

質問A:問診票の様式はこの部署で作られたのか?

回答A:緊急配布用問診票については、保険福祉部 地域医療課救急医療グループで制作した。他府県の原発立地自治体でも似たようなものを使っており、北海道では、泊周辺自治体はほぼこれと同じような様式のものを使っている。

PAZ内(泊村・共和町)の住民には事前に同様の用紙を配布してある。

 

質問B:問診票(添付資料参照)の設問8,9の内容などには、聴いたことないような難しい名前の病気の名前(ジューリング疱疹状皮膚炎など)や専門的な言葉があり、有事の際、混乱の中で気が動転していては、回答・記入することは困難と思われ、医師などに自分が設問にある病気などに該当するのどうかを事前に確認しておく必要がある。また、当日説明する保健師及び自治体職員の説明も一人3分程度のでは到底、対応しきれないことが考えられる。北海道として各自治体に対し、問診票を事前配布の上、記入・提出をにしてもらうという指導をしてはどうか?

 

回答B:そのような意見がこちらにも届いている。今後は、ご指摘を受け、自治体と話し合い設問の内容なども分かり易い言葉するなどを考えたい。 

 以上

 

<関連資料>

http://www.nsr.go.jp/data/000024657.pdf#search=%27%E5%AE%89%E5%AE%9A%E3%83%A8%E3%82%A6%E7%B4%A0%E5%89%A4%E3%81%AE%E9%85%8D%E5%B8%83%E3%83%BB%E6%9C%8D%E7%94%A8%E3%81%AB%E5%BD%93%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%A6%27

安定ヨウ素剤の配布・服用に当たって
原子力規制庁 放射線防護企画課 発行

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以上



 

北海道庁原子力安全対策課からの回答(対:原子力防災避難訓練に関する質問)

本年、平成30年2月8日に実施された泊原発周辺地域防災訓練に参観し、気が付いたことなどを、原子力防災担当部署課に質問していました。

年度末の今日になって、ようやく回答が届きましたので、皆さまに共有いたします。

 

 (道民視察団の報告会は3月25日15:30~ 札幌エルプラザ2回環境研修室)

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becquerelfree.hatenadiary.jp

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参観ルート 寿都 ゆべつの湯で使われていた経口ヨウ素安定剤配布の前に行われる
保健師との面談の際、記されていた「緊急配布用問診票」

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※緊急の時にこのような内容のことを一人一人詳しく問診している場合ではない。

住民登録のある人に対し、あらかじめ保健師が聴き取りをしておくべきではないでしょうか?

大間原発 原告"建設差し止め"請求棄却 傍聴報告

大間原発建設差し止め訴訟

函館地裁住民の訴え棄却 2018年3月19日

3月19日、函館地方裁判所民事部(浅岡千香子裁判長、布施雄士裁判官、山田将之裁判官)は大間原発の建設の差止め請求を棄却しました。朝岡裁判長の、原子力規制委員会とは別に裁判所が判断するとの訴訟指揮の下、弁護団・原告側は主張立証を尽くしてきました。

しかし、大間原発の適合性審査に関しては、原子力規制委員会の審査が出る見通しがたっていないことを理由に、住民の訴えを直ちに認めない としました。審理判断を逃げた極めて不当な判決と言わざるを得ません。

判決理由の骨子の中では、結果的に、司法が判断を回避し、「原子力のような専門的な検案については専門家である原子力規制委員会がするのだ」としているため、今後、全国の原子力関連裁判にも影響があるのではないかと危惧します。

裁判は午後2時から函館地方裁判所で行われましたが、傍聴席は25席。報道機関などに明け渡される数を差し引くと、たった11席しかない傍聴券を求めて、早くから300名以上もが列を作っていました。

筆者(私)は大間原発訴訟の会原告として、訴訟の会代表の竹田とし子さん、熊谷厚子さんらと共に、入廷し、原告席側に座りました。裁判長が「原告らの請求を棄却する」と発言したあと、判決内容の骨子を5分足らず、早口で読み上げ、裁判は全体で10分たらずのうちに終わってしまいました。裁判終了直後に傍聴席から抗議の罵声が上がりました。

判決結果を冒頭で聴いた若手の弁護士が外に走って出ていたため、訴訟団の代表竹田とし子さんと裁判所の外に出たときには、集会を持っていた人々が抗議の声を上げていました。

竹田代表は「馬鹿にしている! 不当判決です。もう悔しくて・・・全面敗訴だよ、ごめんなさい。もう、何にも言えません・・・」と泣き崩れてしまいました。

裁判後の集会では、河合弁護士、海渡弁護士がともに、裁判長が述べた判決内容の骨子を解説し、今後の上告の方針などをお話しされました。しかし、いくら「判決理由の内容では負けではない」と励まされても、記者会見では「裁判としては後退したのではないか?」と質問する報道記者も居ました。裁判の場所を今後は函館から札幌の高等裁判所へ移すことになるでしょう。

泊原発廃炉訴訟と共に、大間裁判を盛り立てていく必要があると思います。昨年、泊原発の再稼働を阻止するための北海道連絡会も発足しましたが、今後はそうした連帯も呼びかける必要があるでしょう。(大間原発訴訟第二次原告 マシオン恵美香)

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泣きながら不当判決と訴える竹田とし子代表

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中森事務局長が裁判の判決や今後の方針について解説しています。

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脱原発弁護団全国連絡会 : 速報:不当判決!函館地裁大間原発請求棄却

www.asahi.com

 

ooma.exblog.jp

週刊金曜日 - 大間原発建設差し止め訴訟の函館地裁判決報告会です

大間原発不当判決に抗議する弁護団声明 : 大間原発止める道


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