becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

寿都町第二回「対話の場」6月25日報告

北電株主総会と同日の6月25日に寿都町で第2回「対話の場」が開かれました。

 ※神恵内では第2回目を6月30日に開催予定
第2回目の進行はNUMOが行いました、(一回目の進行は信任されてもいないファシリテーター

https://www.youtube.com/watch?v=SlInVrkMSR8
NUMOが公開している報告動画記録ページ
※記録は音のない動画が続きます。
寿都町対話の場会則」修正案(賛成の意見が多いと冒頭でNUMOの説明)

■会のはじめの論点「会則をどうするか」「主催は誰なのか」(第一回の振り返り)
問題点①対話の場の持ち方
前回4人場にいたうち、進行を始めたファシリテーターの竹田氏(北大工学院)は以前、
地層処分セミナーで何度も講師を務めた人物です。中立公正な立場と強調していますが、
これまでにNUMOからお金を貰ってお仕事をされた経験が長くあり、このような人物が進行役なのは
中立公正ではなく、条件を欠いています。
会則も決まっていないのに、選任されてもないファシリテーターがどんどん進行してしまうのは
いかがなものか。何の権限もない人物が会を進行するのはおかしい。(参加者の発言)
テーブルに分かれて意見をまとめる進め方の有効性? (2回目の主催・進行はNUMOとなっている)

②会則について疑義があると発言した人がいるにも関わらず、案をそのまま通そうとした。
謝金の意図が不明(社会一般通念上、有償はおかしい)
寿都町議員から「お金は支給せず、会則を作らないで自由に参加できるものにすべき」という
意見が出されたのに、これを無視して「案を会則とする」という結論を進行役がまとめた形。
しかし、ファシリテーターの信任に問題があるとしながら、発言者がむしろ、「会則案」を
先に承認したい意図があるようにも受け取れる発言が続いた。

③核のゴミを勉強するとしながら先にご理解活動のための「対話の場」(説得の場)と
なっているのではないか。住民投票を持って対話の場をもち町民の意志・判断を確かめるべき。
秋の町長選で対話の場を持つかどうか住民の意思確認をすべき(発言者)

④主催は誰なのか 「対話の場」経費はNUMO持ちなのに 寿都町が主催?
 設置までのつなぎ(第一回目)は寿都町、第2回目からはNUMO?

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すべて公開されるとしながらワークショップは音声がなく、
画像には蟻のような参加者の姿があるだけ。
誰が発言したかも判明できず秘密だらけ。
見逃した皆さんも、音のないところは画像を進めながら御確認ください。

寿都・神恵内のことは北海道全体の問題です。
幌延の確認会議の在り方や、寿都・神恵内の「対話の場」の在り方・進め方が、
今後、道内どの地域への「厄介ごと押し付け作法」の前例にもなり得るという懸念を持ちます。

論議を長引かせて住民を疲れさせ、判断を鈍らせた後、強引に準備済の案を押し付けるような
進行の仕方には大いに問題があります。
片岡町長は相変わらず「核ゴミを持ち込むとは言っていない」「勉強して意見をまとめる」と主張。
「皆さんが主役」としながら少数参加の場を持ち、住民意思を確かめもせず無視する矛盾。

※「対話の場」は表向きにはNUMO主催ではなく町とNUMOだとしているが、
「事務局」は第一回で、「進めたい事業の説明をするのだから、多く汗をかかせていただく」とし、
NUMOが事務作業をすることを持たれた時間の中で承認されたことにしてしまった。

「対話の場」に参加を許されているのは20歳以上の町民20名(そのうち6名もが欠席)
公募されたのではなく町長が指名した顔ぶれ 女性比率が少なすぎ
 http://www.town.suttu.lg.jp/town/detail.php?id=20
 寿都町の人口は2016年 3,443人(有権者数は2000人程度?)
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※2 神恵内は6月30日に開催予定
https://www.numo.or.jp/press/202121062116.html
 2021年6月30日(水)18:30~20:30予定 神恵内村 漁村センター
 内 容: (1)前回の振り返り等[公開]
(2)ワークショップ[映像のみ公開]
地層処分について思うこと
(3)対話の場終了後のファシリテーターからの説明[公開]
ファシリテーターによるワークショップの概要説明
※当日の対話・意見交換の状況に応じて、進行を変更することがあります。
ファシリテーターからの説明終了後に、国・NUMOによるぶら下がり取材を実施します。
インターネットにてライブ中継予定
当日、開始1時間前を目途にNUMOホームページに視聴用リンクならびに事前配付資料を掲載する予定です。