becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

寿都町議会の決議【住民投票条例案、否決される】

【11/18 寿都町内配布したチラシをご紹介】
住民投票条例案、否決される】
 11月13日の町議会において、私たちの提出した住民投票条例案が審議されました。結果は、賛成が越前谷由樹議員、川地正人議員、幸坂順子議員、沢村國昭議員の4人、反対が石澤洋二議員、木村親志議員、木村眞男議員、友山大信議員の4人と同数になり、最終的に、小西正尚議長の裁決により否決となりました。
 沢村議員が賛成意見として、「いま、文献調査のことで家族の中でも意見の対立が出ている。店の不買なども出ている。住民投票条例は、憲法地方自治法で認められている正当な権利である。提案者である町長が反対意見を付けるとはどういうことか。議会に制定を求められているのに、これを否決することはできない」と述べてくださったことは非常に心強かったです。しかし、腕を組んだままで、聞いているのか聞いていないのか分からない議員もいて、がっかりしました。結局、有効署名217人の思いが詰まった条例案の議論はあっけなく終了しました。活発な議論が行われると思っていただけに、残念です。傍聴に訪れていた近隣町の議員が「ひどい議会運営にあきれた。おなじ議員として申し訳なく思った」と洩らすほどでした。
 議会では、条例案の請求者となった三木信香共同代表が意見陳述を行いました。住民投票条例を求めると決めたときに、ほかの共同代表よりも身動きが取りやすいというだけの理由で、私たちが請求人として担ぎ出してしまった三木共同代表でしたが、立派に務めを果たしました。会員一同、三木さんに感謝しています。
【今後の方針】
 今月中にも文献調査が始まってしまう情勢です。しかし、核のゴミはぜったいに受け入れたくありません。私たちはあきらめません。文献調査撤回に向けて、やれることを徹底的にやっていきます。本庄敬さんの風太と風麟(ふ~りん)が私たちには付いています。たくさんのカンパをお寄せいただいた皆様に感謝を込めて、けっしてあきらめない行動を誓います。
 全国の皆さんへ。核のゴミ問題は、寿都や神恵内だけの話だと思っているのは危険です。独裁的な首長が現れると、このようなことは起こり得るのです。地元の議会運営に無関心でいるのもよくありません。私たちの町に住民投票の条例も規程もないことを、私たちの会のメンバーの大半は気付いていませんでした。
 核のゴミ問題は、突然、あなたの身近に降ってくる可能性があるのです。どうか関心を持ってください。