北海道の鈴木知事は、いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定で調査への応募を検討している寿都町の町長に、道の条例の趣旨に相反するとして慎重な判断を求めました。これに対し、町長は「まずは勉強するべきだ」として、引き続き検討を進める考えを示しました。
原子力発電所の使用済み核燃料から出る「高レベル放射性廃棄物」、いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐって、北海道寿都町は、第一段階に当たる「文献調査」への応募を検討しています。
これを受けて、鈴木知事は3日夕方、寿都町役場を訪れて片岡春雄町長と会談しましましました。
知事は9月4日、梶山弘志経済産業相に、第2段階にあたる概要調査に進む際には「反対する意向」を伝えることにしている。