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NO NUKES,ONE LOVE

泊発電所3号機 新規制基準適合審査への対応についての審査会議9月29日

9月29日に「新規制基準適合審査への対応について(泊3号機)」についての審査の会
議が、原子力規制庁北海道電力株式会社とで開かれました。

要旨

(1)北海道電力から、泊発電所4号炉の新規制基準適合性審査に関し
て、最新の社内組織体制を踏まえ、今後のプラント側の審査における対応体制につい
て説明があった。併せて、地盤等に係る審査における主要課題(積丹半島西岸の地形
的特徴を踏まえた海底断層に関する検討、泊サイトの地質・地質構造の評価、防潮堤
基礎部地盤の安定性(液状化の可能性)に関する検討)への対応状況について、主に
以下の説明があった。

積丹西岸の地形的特徴を踏まえた海底断層に係る検討、泊サイトの地質・地質構造
の評価については、引き続き、審査会合時指摘事項等への対応を続けているところ。
○東海第2発電所等、至近での先行プラントの審査状況等を踏まえ、泊発電所の防潮
堤について、これまで説明してきたセメント改良土盛構造および一部鉄筋コンクリー
ト壁構造から、全体にわたり岩着支持構造による防潮壁に設計変更するとした。今後
の審査においては、設計変更後の防潮堤について、適合性を説明していく考えであ
る。
(2)これに対し、原子力規制庁は、引き続き、プラント側審査対応の準備状況等を
確認していくこととした。
以上原子力規制庁のホームページより

二つ目の○は、1000M以上構内に津波対策としてセメント改良土盛構造と一部の
コンクリート構造から地下の岩盤までの岩着支持構造に変更するというものです。今
までの津波対策工事を一からやり直すことということです。セメント改良土盛とはセ
メントと土を混ぜて盛ったもので(コンクリートではない、基礎もなくただ叩いて固
めたようなもの)素人目にも津波が来たら流れてしまうと思うほど弱い構造です。こ
れらすべて無用のものとなり新たに岩着防潮壁を作りということです。その無用にい
くらのお金がかかったのか!! 新たな工事に土建会社は潤うことになる。

ますます原発が稼働しなくとも安全対策にはお金がかかってきます。

岩内町  佐藤英行(後志・原発とエネルギーを考える会)からの情報 2017年10月5日

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