becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

JESCO ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会の記録

JESCO ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会 11月24日(水)Web開催

 

 ※この記録は11月26日17:00までしか公開されておらず、添付されていた資料なども後で見返すことができないと、わざわざ掲示されていた。

 ただ、この件について中止する市民が記録しておいてくれたものを共有する。

 べくれるフリー北海道もこの検討委員会の始めり~閉会までを買傍聴していたが、議長が「違法状態なのではないか」と発言していた一方、(実施することは)決まっているのだから、地域自治体への連絡を急ぐぐように、などと事業主体をせかしているのも、こうした事業にありがちな会議の在り方なのかもしれない。以下に記録を残しておく。

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2021年11月24日 18時41分27秒 |  PCB/ダイオキシンなど

11月24日(水)、JESCO の「ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会」開催
Web開催なので、YouTubeで配信 
自宅で傍聴できてありがたい!!

●掘り起こし・総ざらい等に関するJESCOの取組状況
掘り起こし・総ざらい等の基礎となるデータ「JESCO 未登録台帳」の整備・提供など、、JESCO独自でできることも限界があるだろうから、、 関係省庁や自治体などと協力して取り組んでいるとのこと。それにしても、処理期限が迫る中、なぜか悠長に感じたのは、処理手続難航者、単に処理費の負担が困難で処理ができない事業者には、それなりの対応も可能だろうが、、いまだに使用中の事業者もいるのだから、、特措法があっても強制力はないのか、、「来月には厳重注意処分」の手続きをとるような話しも、、、結局は、東京都の「JESCO東京事業所の高濃度PCB処理の見通しについて」のように、処分期限内に処理に応じない事業者分は行政代執行で処理するということにするしかないのか、、、しかし、問題は、未登録で把握されていない保管分がどの程度、どんなものが出てくるのか、,,

●PCB廃棄物処理施設の解体撤去
JESCOの全国5か所の処理施設、どこも事業終了後は更地にして土地の返却なのかな、,
北九州1期施設の先行解体を参考にして、「PCB廃棄物処理施設の解体撤去にあたっての基本方針」の策定や「PCB廃棄物処理施設解体撤去実施マニュアル(共通編)の作成」をおこなうようだ。

施設の解体撤去は非定常作業の連続であり、3H作業(初めて・変更・久しぶり)も多くなることから、、と、3H作業などというのだ、、3Kや5Kはよく聞くけど、、しかし、なかでも東京事業は水熱酸化分解方式で、他の4施設と全く違う現場なので、基本方針やマニュアルなどもどこまで活用できるか、、、

北九州1期施設の解体の様子がビデオで流れたのだが、なにしり、PCBやダイオキシン類付着を考慮しての解体現場、それは大変な苦労だろう。けっこう手作業的な場面がほとんどだった。清掃工場の解体現場もそれなりに大変ではあるが、概ね重機を使っての解体だから比較にならないな、、

PCB廃棄物処理、処理完了期限までに処理が終了するかどうかの瀬戸際で、処理施設の解体云々を言われてもピントはこないが、東京事業など、同じ建屋内で、来年度には事業が終了した低濃度処理施設の解体を並行して行うというのだから恐ろしい。事故など何事も起こらなければいいが、、

●各PCB処理事業の進捗状況
東京事業もどうなることかと思ったが、今のところ順調に処理は進んでなんとかなるのかな、、、
もっとも、当初の事業計画では、2015年3月にはJESCO操業終了予定で2016年3月にはJESCO事業の完了予定だったのだから、、

各事業所共に処理は順調に進んでいる
北九州事業所:変圧器類、コンデンサー類については、平成30 年度末で処理を終了。 安定器・その他汚染物についての進捗率は82.5%、豊田事業所:進捗率は変圧器類が98.1%、コンデンサー類が99.1%、東京事業所:進捗率は変圧器類が96.9%、コンデンサー類が95.3%、大阪事業所:進捗率は変圧器類が99.9%、コンデンサー類が99.2%、北海道事業所:進捗率は変圧器類が98.4%、コンデンサー類が93.2%、安定器・その他汚染物が65.5%

●PCB 廃棄物の処理完了に向けたJESCO の見通し
現時点において、概ね計画的処理完了期限までに処理が完了する計画となっている。 
北九州事業所においては、安定器・汚染物等について、計画的処理完了期限である令和3年度末において、未処理量が残るという見通しが報告されている。 
また、大阪事業所においては、高濃度の硫黄を含む廃PCB 油について処理を行っているが、計画的処理完了期限である令和3年度末において全量処理することが難しい状況であるとの見通しが報告されている。

資料6別紙2 PCB処理完了に向けた見通し【PDF: 176KB】

●処理困難物処理の進捗
超大型変圧器及び搬出不可の変圧器、大型保管容器及びタンク、.密閉容器保管漏洩変圧器、その他大型機器、処理困難なPCB油、コンクリート固化物などなど、、本当に写真を見るだけでも大変そうだったが、、概ね、期限内処理に向けて各保管現場で対応を進め、R3年度中に処理完了若しくは搬入完了見込で処理も可能なようだ~

思いつくままに、とりあえず~

議題、施設解体撤去の説明などが長々あったので時間内に終わるのかと思ったが、永田先生、いつもしっかりドンピシャに終了、YouTubeで会場風景を見ると、飲み物はペットボトルでなくアルミボトル缶のようだった~


●各PCB処理事業進捗状況のグラフ

 



JESCO

中間貯蔵・環境安全事業(株) 令和3年度(第1回)ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会

1.会議日時:令和3年11月24日(水) 10時00~12時00分
 
2.YouTube配信URL:https://www.youtube.com/channel/UCN7HcoEp5565D354AWzfSYg
   ※YouTubeの配信日時は、会議開催当日11月24日の開催時間中のみで、見逃し配信等はございませんのでご注意いただきますようお願いします。
 
3.閲覧資料:以下のとおりです。
  ※資料URLの閲覧は、11月26日(金)17時までとさせていただきます。
 
議題
  (1)  掘り起こし・総ざらい等に関するJESCOの取組状況について
(2)「PCB廃棄物処理施設の解体撤去にあたっての基本方針」の策定について
(3)PCB廃棄物処理施設の解体撤去の実施について
   ― 北九州1期施設の先行解体の結果とPCB廃棄物処理施設解体撤去実施マニュアル(共通編)の作成 ―
(4)各部会・監視委員会等の取組状況について
(5)各PCB処理事業の進捗状況について
(6)PCB廃棄物の処理完了に向けたJESCOの見通しについて
(7)処理困難物処理の進捗について
(8)その他

 

 

原子力災害考証館furusato 意見交換会 「2045年のふるさとを守れるか?中間貯蔵と最終処分を考える」  11/28(日)13:30~16:30

福島県 原子力災害考証館furusatoが主催する催しのご案内

□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━
原子力災害考証館furusato 意見交換会
2045年のふるさとを守れるか?中間貯蔵と最終処分を考える」
 11/28(日)13:30~16:30☆オンラインあり
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
furusato 意見交換会2045年のふるさとを守れるか?中間貯蔵と最終処分を考える」
 
その一部は「県内発生除染土」として、双葉町大熊町にまたがる中間貯蔵施設に搬入され、
「30年後の県外搬出」を待っている。
それらの現状と行先を私たちはどのように受け止め、解決へ導くべきなのでしょうか。
ふるさとのために立ちあがった人たちの思いと廃棄物問題の構造的な視点を探りながら共に考えます。
 
【開催概要】
日時:2021年11月28日(日)13:30~16:30
会場:Linkる大熊研修室1+オンライン(zoom)
   (福島県双葉郡大熊町大川原南平1207番地1[大熊町役場となり])
参加費:無料
主催:原子力災害考証館furusato
助成:一食福島復興・被災者支援事業2021
【お申込み】
電話で:090-3682-7266(担当:鈴木・西島)
【プログラム】 
  第一部:廃棄物問題の概観と本質とはなにか
  ◎事故後の原子力行政・廃棄物行政における課題
 /茅野恒秀氏(信州大学人文学部准教授、原子力市民委員会核廃棄物部会コーディネータ)
  ◎中間貯蔵施設の課題と問題点
    /門馬好春氏・作本信一氏(30年中間貯蔵施設地権者会)
  ◎最終処分工程は今後どうなるか―北海道の現場からの考察
   /マシオン恵美香氏(核ごみ問題研究会、ベクレルフリー北海道代表)
 
  第二部:意見交換
【お問い合わせ】
原子力災害考証館furusato運営委員会
 メール:furusatondm@gmail.com
 電話:090-3682-7266
 
 以上

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11.23 幌延デー北海道 2つの集会 オンライン・アーカイヴ

本日 2021年11月23日、幌延デー・オンライン集会のライヴ配信がありました。

行く実でもあり、ご都合により同時間に御覧になれなかった方々のために、

アーカイブを以下にお知らせします。

以下、2つ集会がYouTubeで配信されました。

11.23 幌延デー北海道オンライン集会

主催:幌延問題を検証する会有志
開会10:30~ 1時間程度を予定  進行 幌延問題を検証する会有志 マシオン恵美香(ベクレルフリー北海道)
(1)★幌延 道北連絡協議会事務局長 東 道(あづま おさむ) 活動の歴史、問題点を解説  資料:https://drive.google.com/file/d/1bO1M...  
 
スペシャルゲスト発言①「科学的特性マップ」を考える会 金井克明さん
 
(2)全国、道内各地の活動グループからの発言  
 ・各地の活動紹介  
 ・幌延へのメッセージ
 
青森県三沢市 山田清彦さん(核燃阻止一万人訴訟原告団 事務局長)
②       佐原若子さん(核燃阻止一万人訴訟原告団の副代表)
 
寿都町 三木信香さん       (子どもたちに核のゴミのない寿都を!町民の会共同代表) ④倶知安町 藤井俊宏さん(後志・原発とエネルギーを考える会)
函館市 竹田とし子さん 中森司さん(大間原発訴訟団)
苫小牧市 津田孝さん(脱原発自然エネルギーをすすめる苫小牧の会)
室蘭市 柳田美智子さん(原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会)
伊達市 大倉幸子さん (原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会)
⑩札幌市 細谷洋子さん (脱原をめざす女たち・北海道)
⑪札幌市 富塚とも子さん(さっぽろ市民放射能測定所 はかーる・さっぽろ)
 
福島県 富岡町 西島香織さん(原子力災害考証館)
スペシャルゲスト発言② はんげんぱつ新聞 末田一秀さん
スペシャルゲスト発言③ 福島のこともたちを守る会 山口たかさん
 
(3)閉会挨拶 主催者 太田規之(道民視察団)
 
11.23幌延デーオンライン集会_賛同・参加団体およびメッセージのご紹介 https://drive.google.com/file/d/1nMPd... ウォッチャーズブログ(原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会
 https://hairokinzokuwatchers.blogspot... ブログ内の緊急声明  https://hairokinzokuwatchers.blogspot... 事務局のメルアド  saiensuki@frontier.hokudai.ac.jp
 
 
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以下は北海道平和運動フォーラム の現地集会 13:00~

 

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オンラインでも配信されました。
 
■日 時/2021年11月23日(火・祝)13:00~ YouTubeで配信
■主 催/北海道平和運動フォーラム
【集会次第】 1 開会 2 主催者挨拶 3 メッセージ披露 4 闘争報告 5 団体決意表明
6 集会決議(案) 7 スローガン(案) 8 団結ガンバロー
 
以上
 
 

【11.23幌延デー北海道オンライン集会】賛同者・メッセージ

【11.23幌延デー北海道オンライン集会】

https://www.youtube.com/watch?v=zWwHwaYhaig

主催:幌延問題を検証する会有志

https://www.facebook.com/events/579325836533804

フェイスブックページ

 

賛同・参加団体 敬称略(着順)

 

 脱原発をめざす北電株主の会 

 カトリック札幌教区正義と平和協議会 

 脱原をめざす女たちの会・北海道 

 後志核のゴミとエネルギーを考える会 

 北海道のエネルギーの未来を考える10000人の会

 脱原発自然エネルギーをすすめる苫小牧の会

 泊原発廃炉をめざす会

 泊原発廃炉をめざす札幌北区の会

 

メッセージをお寄せくださった方々

 小林善樹(脱原発を北電株主の会)

 カトリック札幌教区正義と平和協議会 

 脱原発をめざす北電株主の会 事務局長 関根達夫 

 北海道のエネルギーの未来を考える10000人の会

 脱原発をめざす女たちの会・北海道

 福島県富岡町 考証館 西島香織 

 核燃阻止一万人訴訟原告団の副代表 佐原若子

 泊原発廃炉をめざす札幌北区の会 野村陽治

 La RoSeHan 国際NGO準備会 議長団団長 黒田レオン 

 大間原発訴訟の会 代表 竹田とし子 

 深町ひろみ(札幌市在住)

 

 

11.23幌延デーにお寄せいただいたメッセージ  着信順 団体および個人

 

小林善樹さん(脱原発を北電株主の会)

核燃料サイクルは破綻してしまっているんです。このサイクルは回らなくなっちゃっているんです。そうなると「核のごみ」は出てこないんですよ。それじゃ幌延の研究所の存在理由もなくなっちゃいますね。「核のごみ」というのは、原発の使用済み燃料を、再処理してプルトニウムを創り出した後に残るゴミなんです。使用済み燃料をそのまま冷やしていけば、危険気極まりない「核のごみ」はできません。」原発の発電コストは、自然エネルギーの発電コストより高くなってしまい、いずれ使われなくなってしまうのではありませんか。被爆国日本は、「核兵器禁止条約」を批准し、「核保有国」に対して核兵器を廃棄するよう積極的に活動すべきですよね。」

 

カトリック札幌教区正義と平和協議会 松永武代表 

幌延をはじめ全道各地での反原発・平和活動に対し、心からの敬意と連帯を表明いたします。

寿都の片岡町長が「高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)」最終処分場選定の文献調査応募」を検討しているとの報道は大変な衝撃でした。わずか2か月後、多くの不安をよそに肌感覚で賛成が多いと応募を決め、神恵内村でも高橋村長が調査実施を受け入れ、あれよあれよの調査開始となりました。呼応するかのように本来20年で埋め戻す約束だった幌延深地層研究センターの期間が延長され、処分場問題がさらに懸念される状況です。

猛毒の核のゴミを10万年もの間管理する必要があります。

核のゴミ問題は寿都・神恵内だけではなく、近隣地域や北海道全体に関わる大きな問題です。地域で致命的な分断を生み、気兼ねなく話せる日常生活もままなりません。10万年にも及ぶ判断責任を  一地域に丸投げすることこそ大きな問題です。

今年10月の寿都町選挙では敗れはしたものの文献調査を撤回し交付金に頼らない町政をと訴えた越前谷氏に900票もの得票数がありました。町民の意思として重く受け止めるべきです。

国は文献調査の後、北海道知事や市町村長が反対すれば次の調査には進まないと言っています。

北海道には「核のゴミを受け入れ難い」とする条例(2000年)があり、鈴木知事はすでに受け入れ反対の考えを示していますが、知事にはぜひとも「反対の声を上げ続けてほしい」と要望します。

2012年に日本学術会議が「まずは原発を止め、これ以上核のゴミが増えないようにする」「安全な処理方法が見つかるまでは、人間の目の届くところで管理する(暫定保管)」と提言しています。

原発の再稼働をやめ、これ以上核のごみを出さないことが「核のゴミ」をどうするかの議論の大前提です。

2011年の東京電力福島原発事故を受け、日本のカトリック司教団は「今すぐ原発の廃止を」とメッセージを残しました。「私たち人間には神の被造物であるすべてのいのち、自然を守り安全で安心できる環境を未来の子孫たちに渡していく責任があります。利益や効率を優先する経済至上主義ではなく、尊い命、美しい自然を守るために原発の廃止を今すぐ決断しなければなりません。」

私たちは日本社会が福島原発事故を直視し、脱原発を求める多くの人々の声に耳を傾け、核という現在のみならず未来のいのちをも脅かすエネルギー政策を問い直し、自然と人類に負荷の少ない発電方法に速やかに移行することを強く求めます。

 脱原発をめざす北電株主の会 事務局長 関根達夫 さん「私は、脱原発をめざす北電株主の会の事務局長をしている関根と申します。福島原発事故の翌年2012年に設立し、北海道の原子力廃棄物を作り出している北電泊原発の停止を求め2013年から毎年、株主総会に株主提案をしています。株主提案するためには3万株以上が必要ですが、賛同者の持ち株数が数百~数千株なので、毎年、多くの株主に呼び掛け約60名で共同株主提案をしています。北海道には核抜き条例があり、北海道内での原子力発電所から出る放射性廃棄物の深地層処分研究は不要です。日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センターの「研究期間20年程度」を過ぎており、速やかに「研究施設を解体し、埋め戻す」ことを要求いたします。」

 

北海道のエネルギーの未来を考える10000人の会

チェルノブイリ事故直後の1986年に、政治的な問題について発言するパイプを持たない女性たちや子どもたちの声を届けようと立ち上げました。パレード、講演会、映画上映会などを開催、1993年から7年間地場産業支援と都市部に住む反原発市民をつなぐ「まるごとミンチ運動」に取り組みました。幌延は、子どもたちが育っていく未来を考える原点です。」

 

 

脱原発をめざす女たちの会・北海道

被爆国である日本で最初に反核運動を始めたのは女性たちでした。2011年、福島原発事故を見つめ、再び女性たちが立ち上がろうという呼びかけに北海道でも女性たちが結集しました。幅広いネットワークを生かして、福島の子どもたちの保養や映画上映会、集会などに取り組んできました。女たちは諦めない!を実践しています。」

 

福島県富岡町 考証館 西島香織 さん

「大学にて核燃料サイクル計画が地域に及ぼす影響を研究しました。それをきっかけに、大学卒業後は環境NGO A SEED JAPAN(東京)で核ごみ最終処分プロセスについて問題提起する活動を展開。2014年の核ゴミに関する政府との院内会合(核ごみ問題研究会主催)への参加を機に、会合の運営にも関わってきました。現在は、イチエフから10キロ南の福島県双葉郡富岡町に居住。町内では地域活動支援NPOをしていますが、2021年3月に「原子力災害考証館furusato」をいわき市湯本にオープンし、その運営も担っています。

言うまでもなく、この地域では放射性廃棄物問題が突然降りかかり、ふるさとが汚染され住むことさえできなくなりました。それでも、想像を絶する苦しみを抱えながらも、ふるさとの未来を住民の手に取り戻そうとする取り組みが県内外で展開されています。北海道と福島で起きていること、それは構造的に非常に似ていると思います。見切り発車で始まった政策と地元との「約束」、「机上の空論」である事業計画、そこに巨額につぎ込まれる資金。そして、地域にこれだけの負担を押し付ける構造には触れないまま展開される、「全国民で考えよう」という「対話の場」…。

福島の廃炉プロセスをせめて住民主権で進めるために、また原子力政策そのものを問うために、幌延集会でも議論されてきたこれまでの教訓を活かしながら、共に歩んでいきたいと思います。」

 

核燃阻止一万人訴訟原告団の副代表 佐原若子さん

経済的に困窮する地方自治体に、核廃棄物、高レベルガラス固化体を、お金を餌に押し付ける政策は、やめてください。脱炭素社会の構築に原発を推奨するのは、間違いです。

エネルギー使用を抑えて、環境負荷を少なくするためには、エネルギー政策を見直すべきときが随分前から来ています

高レベル廃棄物を地下に置くことは、日本の地理的条件や、自然災害の多さを考えれば、無責任ではないでしょうか?  ワンスルーで発生した原発サイトに保管し、可視化、管理ができる場所におくべきではないでしょうか。安易な埋め捨てを許してはならない。

誰も欲しくないものを押し付けないで、市民は互いに協力し、日本のエネルギー政策を変えていきましょう。

地方は国の礎と持ち上げつつ捨て石にされています。この現状を変えていきましょう。

 

泊原発廃炉をめざす札幌北区の会 野村陽治さん

泊原発廃炉をめざす札幌北区の会」です。

 この間、「北区の会」では、神恵内村在住の滝本正雄氏から投稿いただいた「核ごみ誘致に反対する思いの詩」を載せた「ハイロ通信From北区」8号・9号 各号約450部を、新聞折り込みで2度 戸別配布しました。村民からは「室工大宮尾正大先生の『寿都・神恵内と核のごみ』の記事は易しく判り良い内容」「勉強になります」との声も滝本氏のところに届いています。

 「核をどう扱うのか」は人類全体に投げかけられた、全人類存亡にかかわるテーマです。 結論は、「今の支配者には、核に手を出す能力も、倫理観もない」というのが、全世界のほとんどんの人々の思いではないでしょうか。

 米大統領の「核兵器の先制使用をしない」に対して、日本の政権は“核兵器使用絶対反対”でなく「それでは核抑止力にならない」と反対表明。そして、国連で可決された「核兵器禁止条約」批准など全く考えていません。

 政権が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の一方で、さらに進める「火力発電所」建設。暗に「原発推進」をアピールしているとしか思えません。

 過疎化が進み、産業も衰退しつつある町村に、町村の復興を支援するのでなく、毒餌をばらまき「核のゴミ捨て場」を認めさせる挑発をする。

 そうした挑発を町村に行いながら、政権の狙いは、ゴミ捨て場は、多額の予算をつぎ込んだ「幌延」。そして、泊原発はじめ、停止している全国の原発の再稼働だと思います。

 今の支配者は、“核兵器”“原発”推進に、本当に、あの手この手を、打っています。

 寿都の選挙 総選挙は、残念な結果に終わりましたが、“核反対”の声は、党派を超えて圧倒的多数を占めています。そうした声が、政治に反映させるためにも、私たちの運動を大きく発展させなければなりません。

 「11.23幌延デー北海道オンライン集会」の大成功を心から祈っています。

                                          

 

泊原発廃炉をめざす会

当会の活動主旨中には、幌延や大間の問題に取り組むことが謳われています。 

催しの主旨に賛同します。

 

La RoSeHan 国際NGO準備会 議長団団長 黒田レオン さん遥かな北海道まで、放射能を撒き散らしながら、核のゴミを運び、最終処分場もないのに、中間貯蔵と言って誤魔化したりするのを許さないためにも、皆が手をつなぎ、力を合わせなければなりません。」

プルトニウム政策を改めて、これ以上使用済み燃料を作らない、原発を稼働させないことを絶対に実現させなければならない。北海道にも、瑞浪にも押しつけない、だけど、六ヶ所からは出したい。大きな矛盾を抱えています。

核廃棄物を押しつけ合わないためにも、もっと強い、脱原発運動を連帯して行い、ドイツのように、各原発サイドに中間貯蔵施設を作る、平等さと、現実的な政策か不可欠なのですよね?綺麗事では、終わらない。

現存するありとあらゆる核施設で、これから廃炉、廃棄される全ての核施設と、そこから生み出された使用済み核燃料を含む、廃棄される核施設の廃材など、ありとあらゆる核廃棄物は、それが生み出された現場で、生み出した者が、責任を持って管理し、適切な方法と手段で、最終的に処理する、ことが大原則です。 この点では、先輩のドイツの例に倣って、そうすることにする。 日本では、既に、どこか別の場所で処分してもらおうと、虫のいいことを考える輩がいて、核燃料サイクルなどと戯言を言って、危険極まりない移動運搬によって、運び込まれた六ヶ所村のケースを、どう扱うかは、また別の大きな問題です。 もう一度、更なる危険を冒して、元の「産地」に戻して、本来の処分をさせる、というのが第一案。

 う一つは、核物質の移動は、今後、金輪際しない、という原則に従って、六ヶ所村で、本来のゴミ生産者が、責任を持って処分する、というのが、第二案です。 核のゴミを生み出さない!核のゴミを移動しない!の二つの原則の、どちらを優先するかという難問に、私たちは結論を出さなくてはならない。 難問ですが、私の考えは、「既に、生み出され、わざわざ別の場所に、危険を冒して運ばれた核のゴミを、再び危険を冒して戻すことは、新たな危険を発生させることになる、という観点から、仕方なく、運び込まれた場所で、処分をする、です。 運び込んだ者たちに、責任の大半があるのですが、運び込むことを許した側にも、責任の一端がある、というのが、心苦しいですが、私の結論です。 放射能被害を、少しでも出さないようにすることを、最優先すれば、この結論しかありません。 もちろん、青森県民が、これ以上持ち込ませない!と主張することは、当然です。 持って帰れ!と言いたい気持ちは、大いに理解しますし、私が、その現場に居れば、私もそう叫ぶような気がします、が、理性を働かせて言うなら、上に書いた通りです。 まだこれから施設建設をしようとしている北海道に、核ゴミを持ち込ませない、と言う主張は、当然の主張です。 私たちも、自分たちのできる最大限の力で手を結び、力を合わせましょう! まさかとは思っていますが、もしホントに運び込むことになったら、みんな北海道に渡り、「実力阻止」です。 それを、みんなで誓い合いましょう。

 

大間原発訴訟の会 代表 竹田とし子 さん

北海道電力が、泊原子力発電所を計画した時、核のゴミ問題は後回しにされました。多くの反対の声が、北海道の核抜き条例を形にした、と私は理解しております。

2011年3月11日の東日本大震災による福島第一原発の爆発事故は、人々に2度とこのような事故を起こしてはならないと知らしめた大事故で、今年で10年経ちましたが、私達が、裁判に訴えている青森県大間町大間原発は、まだ止めるに至っておりません。大間原発は、核のゴミの種類も量も従来の原発と比較にならないと予想されます。一時的なお金で解決できない、未来の世代に押しつける核のゴミはいりません。

 

深町ひろみ さん (札幌市在住)

核ごみを生み出す原子力は、民主主義、特に地方自治と共存できない営みであること、
子どもたちと私達自身の未来のために一刻も早くたたまなければならないことを
折に触れて確認しています。また、どんな小さな形でも一度受け入れてしまうと、
その地域と人に楔を打ち込んで居座り増殖しようとする性質があり、
将来世代の自由な選択を著しく困難にするという例を、
ここ数年の幌延研究期間延長・500メートル掘削問題でも改めて見せつけられ、
強い懸念と憤りを感じています。
一人の元科学者としても、地層処分の安全性に強い懸念を感じます。
学問的に証明できないことをできると言い張り、一方向にしか進めない欠陥ある制度の
下で、研究と処分地選定が推し進められている現状は間違っていると考えます。

 

以上

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11.23幌延デー北海道オンライン集会への賛同・メッセージ

【11.23幌延デー北海道オンライン集会】

11.23幌延デー オンライン集会のお知らせ
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      北海道への核ごみ持ち込みを許さない!
【11.23幌延デー北海道オンライン集会】の開催 ご案内
11月23日10:30~配信開始
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 1984年4月、旧動力炉・核燃料開発事業団が、幌延町で「核のごみ」の貯蔵と処分研究を一体的にすすめる「貯蔵工学センター計画」が明らかになりました。次いで翌85年11月23日、抜き打ちの「現地踏査」が強行されました。以降毎年11月23日には道北の市民グループをはじめ北海道平和運動フォーラムなどによって現地集会開催が継続されてきましたが、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、やむなく中止されました。本年度現地集会については現地集会のようすが中継配信される予定です。
 
昨年、2020(令和2)年、寿都町神恵内村が高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた「文献調査」に応じることを表明しました。2つの自治体が「北海道の核抜き条例には拘束力がなく実効性がない」として応募したため、長年、道民が信頼し、大事にしてきた北海道による約束である「核抜き条例」は、事実上、ないがしろにされてしまいました。
 加えて昨年度は日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センターが「研究期間20年程度」「終了後は施設を解体し、埋め戻す」という約束を反故にして2028年度末までの研究期間の延長を表明、新計画案には500m掘削案まで盛り込まれたため、すでに研究期間の再延長さえ危惧されています。
 北海道が原子力のゴミ最終処分地選定や放射性廃棄物の深地層処分研究にかかる問題で大きく揺れる事情を抱えていることに対し、道民として何かしら意志を示す行動をしたいと考え、幌延問題を検証する道内のいくつかの市民グループ間で「11月23日の幌延デーに現地に出向けない道民も参加できるオンライン集会を計画しよう!」という声が上がりました。
よびかけ人・団体
 太田則之(道民視察団)
 富塚とも子(さっぽろ市民放射能測定所 はかーる・さっぽろ) 
 マシオン恵美香(ベクレルフリー北海道/核ごみ問題研究会)
■賛同・参加団体 敬称略(着順)
 脱原発をめざす北電株主の会 
 カトリック札幌教区正義と平和協議会 
 脱原をめざす女たちの会・北海道 
 後志核のゴミとエネルギーを考える会 
 北海道のエネルギーの未来を考える10000人の会
 脱原発自然エネルギーをすすめる苫小牧の会
 泊原発廃炉をめざす会
 泊原発廃炉をめざす札幌北区の会
 
<11.23幌延デーにお寄せいただいたメッセージ> 
※着信順 団体および個人
◆小林善樹さん(脱原発を北電株主の会)
核燃料サイクルは破綻してしまっているんです。このサイクルは回らなくなっちゃっているんです。そうなると「核のごみ」は出てこないんですよ。それじゃ幌延の研究所の存在理由もなくなっちゃいますね。「核のごみ」というのは、原発の使用済み燃料を、再処理してプルトニウムを創り出した後に残るゴミなんです。使用済み燃料をそのまま冷やしていけば、危険気極まりない「核のごみ」はできません。」
原発の発電コストは、自然エネルギーの発電コストより高くなってしまい、いずれ使われなくなってしまうのではありませんか。
被爆国日本は、「核兵器禁止条約」を批准し、「核保有国」に対して核兵器を廃棄するよう積極的に活動すべきですよね。」
カトリック札幌教区正義と平和協議会 
 代表 松永 武さん、窓口担当 藤田春美さん
「勢力的な活動と貴重な情報発信に心から感謝いたします。
今回の幌延デーに団体として賛同を希望します。」
脱原発をめざす北電株主の会 事務局長 関根達夫 さん
「私は、脱原発をめざす北電株主の会の事務局長をしている関根と申します。福島原発事故の翌年2012年に設立し、北海道の原子力廃棄物を作り出している北電泊原発の停止を求め2013年から毎年、株主総会に株主提案をしています。株主提案するためには3万株以上が必要ですが、賛同者の持ち株数が数百~数千株なので、毎年、多くの株主に呼び掛け約60名で共同株主提案をしています。
北海道には核抜き条例があり、北海道内での原子力発電所から出る放射性廃棄物の深地層処分研究は不要です。日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センターの「研究期間20年程度」を過ぎており、速やかに「研究施設を解体し、埋め戻す」ことを要求いたします。」
◆北海道のエネルギーの未来を考える10000人の会
チェルノブイリ事故直後の1986年に、政治的な問題について発言するパイプを持たない女性たちや子どもたちの声を届けようと立ち上げました。パレード、講演会、映画上映会などを開催、1993年から7年間地場産業支援と都市部に住む反原発市民をつなぐ「まるごとミンチ運動」に取り組みました。幌延は、子どもたちが育っていく未来を考える原点です。」
脱原発をめざす女たちの会・北海道
被爆国である日本で最初に反核運動を始めたのは女性たちでした。2011年、福島原発事故を見つめ、再び女性たちが立ち上がろうという呼びかけに北海道でも女性たちが結集しました。幅広いネットワークを生かして、福島の子どもたちの保養や映画上映会、集会などに取り組んできました。女たちは諦めない!を実践しています。」
福島県 考証館 西島香織さん
「大学にて核燃料サイクル計画が地域に及ぼす影響を研究しました。それをきっかけに、大学卒業後は環境NGO A SEED JAPAN(東京)で核ごみ最終処分プロセスについて問題提起する活動を展開。2014年の核ゴミに関する政府との院内会合(核ごみ問題研究会主催)への参加を機に、会合の運営にも関わってきました。現在は、イチエフから10キロ南の福島県双葉郡富岡町に居住。町内では地域活動支援NPOをしていますが、2021年3月に「原子力災害考証館furusato」をいわき市湯本にオープンし、その運営も担っています。
言うまでもなく、この地域では放射性廃棄物問題が突然降りかかり、ふるさとが汚染され住むことさえできなくなりました。それでも、想像を絶する苦しみを抱えながらも、ふるさとの未来を住民の手に取り戻そうとする取り組みが県内外で展開されています。北海道と福島で起きていること、それは構造的に非常に似ていると思います。見切り発車で始まった政策と地元との「約束」、「机上の空論」である事業計画、そこに巨額につぎ込まれる資金。そして、地域にこれだけの負担を押し付ける構造には触れないまま展開される、「全国民で考えよう」という「対話の場」…。
福島の廃炉プロセスをせめて住民主権で進めるために、また原子力政策そのものを問うために、幌延集会でも議論されてきたこれまでの教訓を活かしながら、共に歩んでいきたいと思います。」
◆核燃阻止一万人訴訟原告団の副代表 佐原若子さん
経済的に困窮する地方自治体に、核廃棄物、高レベルガラス固化体を、お金を餌に押し付ける政策は、やめてください。脱炭素社会の構築に原発を推奨するのは、間違いです。
エネルギー使用を抑えて、環境負荷を少なくするためには、エネルギー政策を見直すべきときが随分前から来ています
高レベル廃棄物を地下に置くことは、日本の地理的条件や、自然災害の多さを考えれば、無責任ではないでしょうか?  ワンスルーで発生した原発サイトに保管し、可視化、管理ができる場所におくべきではないでしょうか。安易な埋め捨てを許してはならない。
誰も欲しくないものを押し付けないで、市民は互いに協力し、日本のエネルギー政策を変えていきましょう。
地方は国の礎と持ち上げつつ捨て石にされています。この現状を変えていきましょう。
泊原発廃炉をめざす札幌北区の会 野村陽治さん
泊原発廃炉をめざす札幌北区の会」です。
 この間、「北区の会」では、神恵内村在住の滝本正雄氏から投稿いただいた「核ごみ誘致に反対する思いの詩」を載せた「ハイロ通信From北区」8号・9号 各号約450部を、新聞折り込みで2度 戸別配布しました。村民からは「室工大宮尾正大先生の『寿都・神恵内と核のごみ』の記事は易しく判り良い内容」「勉強になります」との声も滝本氏のところに届いています。
 「核をどう扱うのか」は人類全体に投げかけられた、全人類存亡にかかわるテーマです。 結論は、「今の支配者には、核に手を出す能力も、倫理観もない」というのが、全世界のほとんどんの人々の思いではないでしょうか。
 米大統領の「核兵器の先制使用をしない」に対して、日本の政権は“核兵器使用絶対反対”でなく「それでは核抑止力にならない」と反対表明。そして、国連で可決された「核兵器禁止条約」批准など全く考えていません。
 政権が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の一方で、さらに進める「火力発電所」建設。暗に「原発推進」をアピールしているとしか思えません。
 過疎化が進み、産業も衰退しつつある町村に、町村の復興を支援するのでなく、毒餌をばらまき「核のゴミ捨て場」を認めさせる挑発をする。
 そうした挑発を町村に行いながら、政権の狙いは、ゴミ捨て場は、多額の予算をつぎ込んだ「幌延」。そして、泊原発はじめ、停止している全国の原発の再稼働だと思います。
 今の支配者は、“核兵器”“原発”推進に、本当に、あの手この手を、打っています。
 寿都の選挙 総選挙は、残念な結果に終わりましたが、“核反対”の声は、党派を超えて圧倒的多数を占めています。そうした声が、政治に反映させるためにも、私たちの運動を大きく発展させなければなりません。
 「11.23幌延デー北海道オンライン集会」の大成功を心から祈っています。
泊原発廃炉をめざす会
当会の活動主旨中には、幌延や大間の問題に取り組むことが謳われています。 
催しの主旨に賛同します。
◆La RoSeHan 国際NGO準備会 議長団団長 黒田レオン さん
「遥かな北海道まで、放射能を撒き散らしながら、核のゴミを運び、最終処分場もないのに、中間貯蔵と言って誤魔化したりするのを許さないためにも、皆が手をつなぎ、力を合わせなければなりません。」
プルトニウム政策を改めて、これ以上使用済み燃料を作らない、原発を稼働させないことを絶対に実現させなければならない。北海道にも、瑞浪にも押しつけない、だけど、六ヶ所からは出したい。大きな矛盾を抱えています。
核廃棄物を押しつけ合わないためにも、もっと強い、脱原発運動を連帯して行い、ドイツのように、各原発サイドに中間貯蔵施設を作る、平等さと、現実的な政策か不可欠なのですよね?綺麗事では、終わらない。
現存するありとあらゆる核施設で、これから廃炉、廃棄される全ての核施設と、そこから生み出された使用済み核燃料を含む、廃棄される核施設の廃材など、ありとあらゆる核廃棄物は、それが生み出された現場で、生み出した者が、責任を持って管理し、適切な方法と手段で、最終的に処理する、ことが大原則です。 この点では、先輩のドイツの例に倣って、そうすることにする。 日本では、既に、どこか別の場所で処分してもらおうと、虫のいいことを考える輩がいて、核燃料サイクルなどと戯言を言って、危険極まりない移動運搬によって、運び込まれた六ヶ所村のケースを、どう扱うかは、また別の大きな問題です。 もう一度、更なる危険を冒して、元の「産地」に戻して、本来の処分をさせる、というのが第一案。
 う一つは、核物質の移動は、今後、金輪際しない、という原則に従って、六ヶ所村で、本来のゴミ生産者が、責任を持って処分する、というのが、第二案です。 核のゴミを生み出さない!核のゴミを移動しない!の二つの原則の、どちらを優先するかという難問に、私たちは結論を出さなくてはならない。 難問ですが、私の考えは、「既に、生み出され、わざわざ別の場所に、危険を冒して運ばれた核のゴミを、再び危険を冒して戻すことは、新たな危険を発生させることになる、という観点から、仕方なく、運び込まれた場所で、処分をする、です。 運び込んだ者たちに、責任の大半があるのですが、運び込むことを許した側にも、責任の一端がある、というのが、心苦しいですが、私の結論です。 放射能被害を、少しでも出さないようにすることを、最優先すれば、この結論しかありません。 もちろん、青森県民が、これ以上持ち込ませない!と主張することは、当然です。 持って帰れ!と言いたい気持ちは、大いに理解しますし、私が、その現場に居れば、私もそう叫ぶような気がします、が、理性を働かせて言うなら、上に書いた通りです。 まだこれから施設建設をしようとしている北海道に、核ゴミを持ち込ませない、と言う主張は、当然の主張です。 私たちも、自分たちのできる最大限の力で手を結び、力を合わせましょう! まさかとは思っていますが、もしホントに運び込むことになったら、みんな北海道に渡り、「実力阻止」です。 それを、みんなで誓い合いましょう。
大間原発訴訟の会 代表 竹田 とし子 さん
北海道電力が、泊原子力発電所を計画した時、核のゴミ問題は後回しにされました。多くの反対の声が、北海道の核抜き条例を形にした、と私は理解しております。
2011年3月11日の東日本大震災による福島第一原発の爆発事故は、人々に2度とこのような事故を起こしてはならないと知らしめた大事故で、今年で10年経ちましたが、私達が、裁判に訴えている青森県大間町大間原発は、まだ止めるに至っておりません。大間原発は、核のゴミの種類も量も従来の原発と比較にならないと予想されます。一時的なお金で解決できない、未来の世代に押しつける核のゴミはいりません。
◆深町ひろみ さん (札幌市在住)
核ごみを生み出す原子力は、民主主義、特に地方自治と共存できない営みであること、子どもたちと私達自身の未来のために一刻も早くたたまなければならないことを折に触れて確認しています。また、どんな小さな形でも一度受け入れてしまうと、その地域と人に楔を打ち込んで居座り増殖しようとする性質があり、将来世代の自由な選択を著しく困難にするという例を、ここ数年の幌延研究期間延長・500メートル掘削問題でも改めて見せつけられ、強い懸念と憤りを感じています。
一人の元科学者としても、地層処分の安全性に強い懸念を感じます。
学問的に証明できないことをできると言い張り、一方向にしか進めない欠陥ある制度の下で、研究と処分地選定が推し進められている現状は間違っていると考えます。◆ ◆ ◆

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【第11回核ごみに関する政府との会合】12月13日午後2時衆議院第二議員会館 第二会議室

 市民の動きがコロナ禍で止まっている間にも核ゴミ最終処分地選定プロセスや、
北海道内への放射性廃棄物押し付けの所作は進んでいます。
 加えて、選挙やなどに翻弄され、不本意ながら1年を経てしまいましたが、
「核ゴミに関する政府との会合」(第11回目)を開催することが決まりました。
 ※昨年は寿都・神恵内文献調査応募の翌月の11月12日に第10回目の会合を開催実施

 政府関係機関へのヒヤリングは、毎回、再処理事業や乾式貯蔵など
技術的科学的質問項目が多くなる傾向があり、時間が足りなくなるため、
今回は、「北海道の核ごみ問題」に絞って話題を深めます。


 北海道から政府との会合に一緒に参加してくださる道民の皆さんをお誘い致します。
 ※質問内容など詳細は後日お知らせいたします。

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【第11回核ごみに関する政府との会合】
 日時:12月13日 14:00~
 場所:衆議院第二議員会館 第二会議室
 主催:核ごみ問題研究会・福島みずほ事務所

<会合に参加されるようご依頼している関係機関>

 
 経済産業産業省 / 特定放射性廃棄物最終処分地選定に関係する担当部署
           特定放射性廃棄物地層処分の技術的問題に回答できる担当者
           低レベル放射性廃棄物加工・廃棄事業に関連する担当部署

 環境省 / 高濃度PCB処理事業を許諾・監督する部署

 厚生労働省 / 労働被曝規制(PCB/放射線)に対応する担当部署

 JESCO高濃度PCB処理施設(北海道事業所・福島事務所)/来年2月に室蘭で始まる事業を説明できる方

 NUMO(原子力発電環境整備機構)/ 文献調査に応募した寿都町神恵内村 現地事務所事業について回答できる方(地域交流課)
 JAEA日本原子力研究開発機構)/ 特定放射性廃棄物再処理加工・最終処分の技術的問題に回答できる担当部署
                  
 電気事業連合会 /東京電力福島原子力発電所由来の廃棄物に関する事業の概要説明ができる担当部署


◆ヒヤリングの課題◆
今回の会合では、北海道の核ゴミ問題に特化して深く話し合う予定

①最終処分地選定プロセスと最終処分法解釈について 
(第10回会合の回答を受けて追質問)
 今後の現地活動(文献調査から概要調査までの流れ)選定基準についてなど
 住民の拒否権または可逆性
 知事意向反映は、なぜ概要調査からでなければらなないか
 「対話の場」の持たれ方、参加者、他自治体住民・道民への周知の仕方、現地事務所の在り方

室蘭市のJESCO高濃度PCB処理施設(北海道事業所)での事業内容確認
・事業全体・事業所の概要説明を求める

<事業に関する質問>※現在、考えられる質問内容
・「発災前において、現在対策地域に指定されている地域の高濃度PCB廃棄物は、
 PCB特措法及びPCB処理基本計画に基づき、JESCO高濃度PCB処理施設(北海道事業所)で
 処理を行うこととしていたもの」とされる事業について
 認可したのはどの省庁(この事業の管轄官庁)か。

・廃棄物は表面汚染密度4Bq/㎠以下で
放射性物質による影響がないことが確認できた機器に限る」としている根拠が曖昧。
・室蘭のJESCO施設では、8/13、9/1と4日にも立て続けに3回の事故を起こしている。
 このような事故が頻発する施設で放射性物質を含んだものが扱われるのは危険ではないか。
・事故の詳しい説明が市民・道民に向けてされていない。監督官庁はどう対応したのか。
  ーーーなどの質問や事業全体の概要説明を予定しています。

 特に室蘭の事業は28年後とか先の話でなく、来年2月にも北海道内に持ち込まれることが
12月の室蘭市議会で話題とされるため、大急ぎの問題です。

事業者自身が高濃度と認めているPCB廃棄物の毒性に加え、放射能の複合汚染物が
指定廃棄物や低レベルと区分されているものの、8000㏃/㎏までの範囲がボーダーです。
https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/search/label/JESCO

詳しくは室蘭市民の会のブログを御覧ください。

 ほかに尋ねるべき質問があれば、会合での質問項目に盛り込みます。
 このお知らせを御覧の皆さんからご意見や質問案を戴きたく存じます。

 併せて、北海道民・および議員の皆さんの応援参加が必要です。
 ご都合がつく方は、御同行いただけますので、ご連絡ください。

 また、政府との会合に道民を送り出すためのカンパをご協力を呼びかけます。

神恵内「対話の場」委員による幌延深地層研究センター視察会の中止を求める要請

NUMOが11月25・26日に予定している神恵内村の「対話の場」に参加する委員を対象にした、幌延深地層研究センターの「視察会」について、中止を求める要請文を道北連絡協議会がNUMOに送付しました。以下に送付します。
道北連絡協議会 東  道
 

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