becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

JAEA幌延深地層研究計画 説明会(幌延町・札幌市)

例年、幌延地層処分研究センターの研究成果発表会が開催されています。
本年も7月15日幌延、7月21日に札幌の2か所で開催され、動画が配信されました。
 
昨年は、8月2日に幌延町と北海道に対し、JAEA(原子力機構)が研究機関延長の申し入れをしたため、
8月29日の研究成果発表会と共に、道民への説明会が開催されました。
 
本年1月24日に、知事が「令和2年度以降の幌延深地層研究計画(案)」に対し、受け入れ容認の回答書を
出したまでの経緯(確認会議や説明会の開催までの流れ)を、この報告会の中でも話題にしています。
 
※7月15日に幌延、7月21日に札幌で開催された報告会の動画内容を抜粋編集しているようで、
会場参加者とのやり取りは映っていませんが、誰でも観ることができます。
幌延での動画で気になったのは、地震、火山の動きに関する評価についてはHPを参照するようにと
だけ言っているのみで、地下水の動き、土地の隆起を含む重要なポイントには考慮せずに科学的特性マップが
作られたためなのか、幌延周辺地域の土地の評価について詳しくは言及していません。
 

2020.7.15 JAEA幌延深地層研究計画 地域の皆様方への説明会(幌延町)

 

2020.7.21 JAEA2020(札幌市)

f:id:emikamassion:20200723092724j:plain
 現在、北海道は8月3日を締め切りとした「令和2年度以降の幌延深地層研究計画」への質問を募集しています。
 コロナ禍の影響で市民活動も停滞気味ですが、少なくとも、知事就任から1年以内に
研究計画延長容認の拙速な回答が行われたことについて、何かしらの反応をすべきと思います。
 このまま手放しで時を送ると、「道民も知事回答に異論なく新計画案を受け入れた」ことになるのではないか
という懸念を抱きます。新計画案が三者協定内容に反しないと結論づけた5回の確認会議のまとめでは、北海道は終始、
態度を明らかにしないまま、締結時の「変更が生じた際に話し合える項目」に、研究延長期間まで含まれると
した解釈も、そのまま受け入れる形になってしまい、9年後に再び延長案が出される可能性を作ることにもなります。
 
幌延深地層研究計画令和2年度調査研究計画」に関する道民の皆様からのご質問の募集について