becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

柏崎刈羽原発6,7号機の審査に対する規制委員会への抗議文

                       2017年9月11日

 原子力規制委員会

委員長  田中俊一 殿

 

抗 議 文

 

 『北海道新聞』(9月2日)その他の報道によれば、東京電力が再稼働を目指している柏崎刈羽原発6,7号機の審査で、貴委員会は事実上の合格証に当たる審査書案を取りまとめる方針を固めたということです。

 

 私達は、将来の安心・安全を考えたとき、北海道泊村に立地する北海道電力泊原発の再稼働はもちろん、全国すべての原発の再稼働はあってはならないと考える市民団体です。私達は次の理由から、貴委員会が拙速に審査書案を取りまとめようとすることに対し強く抗議します。

2011年3月11日の東日本大震災での地震津波によって冷却機能を失った福島第一原発は、大量の放射性物質を放出し、東北地方南部から関東北部にかけての広い地域にわたって、大地と大気、海を汚染し続けています。そして、子どもたちを中心にそこに暮らす人々の生活、そこに生きるすべての生命を脅かしています。事故はいまだ収束せず多くの人々が今もなお避難生活を強いられています。 

そのような状況で東電柏崎刈羽原発をどうして再稼働できるのでしょうか。いま東電が取組むべきは福島第一原発事故の原因の究明と対策、いまなお続く汚染被害の解消や補償です。

2007年の中越沖地震の時に甚大な損傷を受けた柏崎刈羽原発はその時点で廃炉にすべきでした。直下には活断層の存在が指摘され、立地の地盤が非常に脆く、東電は基準地震動を大幅に見直し、その数値は他の原発の数倍です。

なによりも2016年の新潟県知事選挙で、再稼働反対を掲げた米山知事を大方の予想を裏切って当選させたことは最大の民意のあらわれです。

合計出力821万2千キロワットである世界最大規模の柏崎刈羽原発は世界最大級の事故を惹き起こします。未曾有の事故が起こってからでは遅いのです。審査の選択肢は再稼働を認めないこと以外にありえません。

貴委員会においてこれらの事実を真摯に受け止め審査に当たることを厳に申し入れます。

以上

 

                 

                     いしかり苺の会

                      代表 柿崎敦子

                     後志・原発とエネルギーを考える会

                      共同代表 藤井俊宏

                     市民自治をつくる会

                      代表 山口たか

                     市民と野党の共闘を求める手稲区民の会

                      共同代表 堀井克幸

                     脱原発をめざす女たちの会・北海道

                      世話人 富永恵子

                     脱原発をめざす北電株主の会

                      事務局長 関根達夫

              脱原発!子どもたちを放射から守ろう!!江別実行委員会

                      代表 島田美智子

                 脱原発自然エネルギーをすすめる苫小牧の会

                      会長 浦田操

                     脱原発ネット釧路

                      代表 工藤和美

                     地方自治を考える市民の会

                      代表 深町ひろみ

                     Shut泊

                      共同代表 川原茂雄

                     泊原発廃炉をめざす札幌北区の会

                      共同代表 井上敦子

                     非戦いぶり

                      主宰 上野白湖

                     ベクレルフリー北海道 

                      代表 マシオン恵美香

                         (50音順)

<連絡先>

〒060-0808 札幌市北区北8条西3丁目 札幌エルプラザ2階

札幌市民活動サポートセンター内 レターケースNo.256

泊原発廃炉をめざす札幌北区の会

 

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