昨日 8月22日岩内町議会原発問題特別委員会(原特委 議員全員で構成)が開かれました。
原特委は年4回ある定例議会が開会される前に開かれる委員会です。
今回は3点ありました。
1 修正の目的
本計画は、災害対策基本法に基づき、作成・修正する地域防災計画の一つとして、泊発電所原子力防災協議会(会長:泊村長)が原子力災害の防災対策について規定したものであり、住民等の安全を図ることを目的としている。
今回の修正は、原子力防災訓練の実施結果を反映するなど、北海道地域防災計画(原子力防災計画編)の修正(平成29年5月)が行われたことから、早急に原子力災害対策の内容を充実し、北海道電力(株)泊発電所における事故時に迅速かつ的確な対策を図ることを目的としている。
2 修正の概要
(計画の内容)
第1章 総則(計画の目的、防災対策の範囲、関係機関の業務など)
第2章 原子力災害事前対策(日常における事前対策)
第3章 緊急事態応急対策(災害発生時における応急対策)
第4章 原子力災害中長期対策(災害発生後の復旧対策)
(1) 北海道地域防災計画(原子力防災計画編)
○原子力防災訓練結果の反映
・地震、津波などの自然災害との複合災害時において、自然災害による差し迫った危険がある場合には、生命の安全確保を優先して対応することを規定。
○住民の防護措置について、よりわかりやすくなるよう、緊急事態の区分等に応じて規定を明確化。(警戒事態、施設敷地緊急事態、全面緊急事態、放射性物質放出後)
○熊本地震の教訓の反映
・地震等の影響により屋内退避が困難となった場合の対応を明確化
※退避等措置計画編は、計画編との整合性により修正
「泊発電所周辺地域原子力防災計画」は関係4町村(泊村・共和町・岩内町・神恵内村)と北海道など関係機関で組織する泊発電所原子力防災会議協議会が平成元年(泊原発1号機が運転)から作成。今回の修正で33回目。
今回の修正もいろいろあります。
概ね半径5キロメートル圏の即時避難区域(PAZ:precautionary action zone 予防的防護措置を準備する区域)
→予防的防護措置準備区域(PAZ: )
などあるが、道計画修正にともなく修正、ということで上が修正したから、現地も修正と、現地が当事者であることを忘れた指示待ち原子力防災計画です。
新旧対照表は膨大なものです。
② 平成29年度 泊発電所原子力事業者防災業務計画の修正案について 平成29年8月10日北海道電力株式会社
今回の修正は、緊急時活動レベル(EAL)の改正等によるものであり、修正内容の概要は以下のとおり。
1 緊急時活動レベル(EAL)の改正に伴う修正
避難等の防護措置を開始させるEAL発動時期の最適化等に係る原子力災害対策指針等の改正を踏まえた事業者EAL判断基準解説の適正化、記載の明確化による改正。
2 通報等様式の修正
原子力防災訓練結果を踏まえた通報等の運用見直しによる修正。
3 北海道地域防災計画(原子力防災計画編)[平成29年5月修正]、北海道地域防災計画(原子力防災計画資料編)[平成29年6月修正]との整合
緊急時モニタリング班の構成名称、職務内容の反映及び北海道への貸与する資機材の数量等の変更の反映。
4 その他
(1) 原須力規制委員会組織規則の一部改正に伴う通報連絡先名称の修正
(2) 原子力防災関連資機材の追加による修正
(3) 記載の適正化、明確化等による修正
5 添付資料
③点目として 北電からの資料として
泊発電所における地元活用について[平成28年度]が示されました。