「北海道にも迫る核ごみ問題」 かでる2.7
前日にチェルノブイリデー記念講演の催しとして、「原子力政策の戦略を知り、変化を生み出すために」とう表題で講演を行った鎌仲ひとみさんを会場にスペシャルゲストとしてお招きし、どううお話をされたかダイジェストでお話ししていただきました。
ベクレルフリー北海道 代表 マシオン恵美香がℐ女性会議 北海道・東北ブロック会議から依頼を受け、「北海道にも迫る核ごみ問題」を表題に講演しました。
マシオンの講演の序盤に、前日の講演内容を解説する鎌仲さん
鎌仲さんは世界(アメリカ、チェルノブイリ、スゥエーデンほか)の
核ごみに関する始末の仕方、事例などを紹介
幌延町の誘致反対運動の歴史
滝川さんが最後に提案された「乾式貯蔵」を札幌に、という案?!
核ごみをどのように安全に保管するのが「ベター」なのか?
マシオンは昨年施行された「再処理等拠出金法」や、政府が提示を延期している「科学的有望地」について主に解説し、
「高レベル放射性廃棄物以外の区分の放射性廃棄物を地中間貯蔵や最終処分地として地域に押し付ける巨額穴掘り事業が公共事業化する恐ろしさ」を解説
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
国が「科学的有望地マップの名称」を変更しました。
変更前
「適性の低い地域」として提示を考えていた火山や活断層の周辺、隆起や浸食などがある地域
「適性のある地域」
「より適性の高い地域」(高レベル放射性廃棄物を受け入れるのに便利な海岸から約20キロ以内)
↓
今年変更する文言案は、更に判りづらくなり、内容を曖昧化
「好ましくない特性があると推定する地域」
「輸送面でも好ましい地域」
「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い地域」
日本の核ごみと深地層処分研究センター 大間原発で使うMOX燃料加工費も再処理等拠出金法の回収の対象になった。
高レベル放射性廃棄物以外の区分の放射性廃棄物も
「科学的有望地」の提示と関わりがあるようなのです。
地層処分技術ワーキングが取りまとめ案を提示
有識者会議は「海底下を含む沿岸域」を有力視?!
私が深地層処分に反対な訳 深地層処分は最善?!
<物理的・科学的理由>
・最終処分前提とした使用済核燃料のガラス固化技術加工技術は確立されていない
・想定不可能な環境への付加や経済負担を未来に押し付ける
・被害想定(最悪シナリオ)さえ出されていない
・警戒予備地地区、賠償責任範囲が狭い
<社会的理由> 一部の人間だけが儲ける無責任なシステム
・地域経済のぶらさがり構造を作る一方である
・原子力ムラ(電気事業者、企業、政府官僚)との癒着
・国策として原子力を維持する理由の不鮮明さ+保有プルトニウムのダブつき
・現世代で強引に結論を出し、未来まで巻き込むことは非倫理的
・総量管理・暫定保管
議論の不健全さ(神奈川工科大学 藤村陽教授の論点)
推進側の主張
・「高レベル廃棄物は量が少ない」
・「待てば放射能が減る」
・「原発を停止しても現時点で存在している」
・「ゴミの量を減らす」ことが論点にない
・「原子力の恩恵を享受した世代が解決すべき」・・・押し付けることが最前の解決策なのか?
<動画記録>
https://www.youtube.com/watch?v=fUovZVgY7Eg
①
https://www.youtube.com/watch?v=3tIaGTCgfn0
②
https://www.youtube.com/watch?v=bR4ERIKN44s&feature=youtu.be
③
https://www.youtube.com/watch?v=jmfVpYa3j20
④
https://www.youtube.com/watch?v=-mr112x-Q4k
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