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becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

日本原燃からの回答

9月1日の「放射性廃棄物に関する政府との会合」当日、日本原燃が欠席されました。
代わりに経産省が答えようと努められましたが、再処理事業者への質問なので、その場の判断で、
直接、文書で再質問しました。以下に回答内容を報告します。 (核ゴミ問題研究会)
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平成28年9月1日 放射性廃棄物に関する会合 主催・呼びかけ団体:「核ゴミ問題研究会」

開催日時: 2016年9月1日 午前1330分~ (事前の市民集会12時から)
開催会場: 参議院議員会館 B109号室 協力・賛同:福島みずほ事務所 

 

日本原燃への質問> (経産省にも同様の質問)

3・六ヶ所村再処理事業の技術的・経済的状況の説明

質問①:六ヶ所再処理施設の遠心分離装置の多くが機能停止しているのではないか?

回答①:六ヶ所ウラン濃縮工場では金属胴遠心機により1050tSWU/年の設備規模で生産運転を行っていたが、停止状況および受注濃縮度の観点から順次計画的に停止し、2010年12月に全ての金属胴遠心機を計画停止している。なお、金属胴遠心機の一部を新型遠心機に、2012年3月より生産運転を開始し、現在75tSWU/年の設備規模で生産運転中である。

 

質問②:地震で高レベル廃液を内蔵している各貯槽などに係る電源喪失や水素掃気系のパイプ等が破損した場合、水素爆発濃度に達する約7時間以内に本当に復旧できるのか?

回答②: 8/29の審査会合において、水素爆発濃度に達する、時間は最も短い建屋で24時間と説明しており、24時間以内に水素換気糖の対応を行うこともこれまで安全審査の中で説明している。

 

質問③:工場内の何箇所も同時多発し、火災や水素の小爆発(7時間以内で爆発濃度に達する容器がある?)が引き金になり水素掃気系配管等が破損すると、さまざまな貯槽に掃気用空気が入らなくなり、各貯槽で爆発が起こり始めるのではないか?

回答③:設計上定める条件より厳しい条件において発生する事故(B-DBA)が同時又は発生するための措置および工場等外への放射性物質の異常な水準の放出を防止する措置を講じると説明している。

上記はいずれも審査中であり、引き続き今後も適合性確認を受けていくことになる。

 

質問④:このような事故発生の可能性ついて厳重に審査しているか?

これのような場合、JAEA東海再処理施設でも同じく対応できるのか?

 回答④:設計上定める条件よりにおいて発生する事故(B-DBA)が同時又は連鎖して発生することを想定し、重畳して発生するB-DBAへの対処として発生を防止するための措置、発生した場合拡大を 防止するための措置および工場等外への放射性物質の。異常な水準の放出を防止する措置を講じると説明している。

上記はいずれも審査中であり、引き続き今後も適合性確認を受けていくことになる。

JAEA東海再処理施設に関して、当社はお答えする立場でない。

 

 質問 ⑤:六ヶ所再処理施設での 燃料濃縮工程で必要な遠心分離装置が大量に使えなくなった事例が去年の落雷の前にもあった。その時期はいつか? システムが外部からサイバー攻撃された可能性はあったか?

回答⑤:至近の遠心分離機の。停止は次のとおり。なお、外部からのサイバー攻撃の可能性はない。

Ο 2008年11 月2日 瞬時停電に伴う六ヶ所う案濃縮工場の一部遠心分離機の停止

 

会合当日に追加した質問⑥: 3・11前までは4vol%が水素と空気の爆発濃度下限値とされ到達時間など示されてきましたが、新規制基準適合性審査において原燃は爆発濃度下限値を8vol%だとして時間を延長させて申請しています。爆発力の違いとして申請していますが安全を考えるとき4vol%のほうで考えていくべきではないでしょうか?

概要

 六ヶ所村内の送電線への落雷に伴い瞬時な停電が発生したため、ウラン濃縮工場のRE-2B遠心分離機への電源が一時遮的に遮断した。停電がは瞬時に復旧したものの、一部の遠心分離機への給電は回復しなかったことから、当該遠心分離機内のウランガスの回収操作を開始し、当該遠心分離機を停止した。

回答⑥:水素濃度が可燃限界濃度である4vol%を超えると着火の可能性があるが、4~8vol%においては燃焼に伴う圧力上昇が緩慢であり、機器に影響を及ぼすことはない。水素濃度が8Vol%以上になると、比較的高い爆発圧力が生じるおそれがある。このため、水素濃度が8vol%に達する前に重大事故の対処を行う。

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回答は以上

 

5つの質問に対する回答は、自社事業の不手際に拠る質問であるのに、何かというと原子力規制委員会
の審査途中であるとする他人事な言い方をしており、決して満足のいくものではありませんが、
文書で回答してきていることによって、これを基に追質問が可能と考えます。
 
特に追加した当日質問⑥については、
基準値を軽んじていながらにして、重大事故になる前に対処するなどと楽観的な回答しているため、
具体的数値を指してさえ、このような回答で改善の必要性を認めないことは遺憾です。
 
(報告/核ゴミ問題研究会)

 

 

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