2016.5.11 18:00~19:40
岩内町地域交流センター
参加者 17名
(まずは岩内町内に住まいの方の後ほかの市町村の皆さんより受けます。)
Q.緊急時に対応する免震重要棟について、5月3日の北海道新聞には2017年度までに作るとあるがこの通りか。水蜜扉の数と常時空いている数は幾つか。事故時に水で冷やすがその量は?
A.緊急時対応センターの設置について平成27年6月19日に公表、平成27年度の安全性向上計画の工程表で示している。平成27年度から平成29年度に変更している。当面新規性基準に適合する1号機から3号機の共用の新たな緊急時対策所を対策所として活用。平成25年7月に計画していたが現在先行他社の状況を踏まえまして免震構造の基準適合性についてさらなる検討が必要と判断している、これに合わせて検討している。
水蜜扉の総数は37で、常時空いている数は少々お待ちください。炉心を冷やす水の量は30立方メートル/hで想定している。
Q.2017年度まで免震重要等を作ると道新にあるがこれは間違いということで良いか。
夜間に事故時41名で対応するということだが空いている水蜜扉に対応することに対しておろそかになることが考えられるが。毎時30トンということだがいつまで続くかわからない、高台に5000トンの貯水槽が3基あり、炉心を冷やした場合汚れた水はどこへ行くのか。どのように処理するのか。
A.2017年度に免震かどうかを検討し作るということになっている。
Q.検討している段階なので道新には作るとなっているのは間違いでよいか。
- 免震重要棟ということではなく緊急時対応センターを考えており、これが免震なのか耐震なのかを検討している。
Q.そのことはわかっている。道新が誤りでよろしいですね。5月3日の後志版の記事にある。
- 免震か耐震かは今検討している。2017年には作る。
A.水密扉が開いておれば警報が鳴る。何かあって開いているのが分かればその扉だけ閉めることになる。常時開いている扉は一つということである。炉心を冷やすためにどこに水を入れるとかというと蒸気発生器に水を入れる場合がある。原子炉自体に水を入れるという場合もある。蒸気発生器に水を入れた場合汚染されない蒸気となって外気に出る。炉心に入った水は格納容器の中に水がたまる。
Q.格納容器の水の入る容量どのくらいか。
- 約6万立米。
Q.ずっと入れっぱなしになるのか。
- 一定のレベルまでの水に対しては外気を取り入れて冷却するという形になるので途中まで水を入れるということにはならない。一定の水を入れた後冷却の方法を変える。
Q.汚染水の始末は。
- 格納容器の中にたまることになる。
Q.津波対策として防潮堤の高さが16.5mだが、高さばかりではなくどのくらいの水圧に耐えられるのか。地震は縦揺れが来て横揺れが来るが縦揺れ横揺れに対する対応は。620ガルの根拠は。
- 防潮堤に関して対応できると考えている。縦横を含めた中で基準地震動を評価している。よって考慮されている。
Q.防潮堤は基準地震動に耐えうるというがどのくらいの水圧に耐えられるのか。
A.16.5mの津波が来ても耐えられる構造と考えている。
Q.具体的な数字は。
- (58ページで説明)
Q.泊原発が来るとき事故は絶対に起こさないということあったが、福島原発事故を見て対策を立てていると思うが本当に壊れると思っているのか。
A.規制委員会からも安全に絶対はないと言われている。新規制基準ができているがそれに適合したからというだけではなくて、それに新たな知見ができればそれを反映することになる。安全性の向上のためにこれからも。
Q.福島後事故後原発は壊れることはあり得るということで、フィルターベントを作るということになっているがいつまでに作るのか。
A.フィルターベントも5年猶予の施設だが、なるべく早い時点で作る。
Q.格納容器に穴をあけて中の放射能を外へ出すということだが、その時のシミュレーションでベントを通して放射性物質はどのような流れになるのか。
- シミュレーションはこれから検討。
Q.放射性物質をとめるということだが全部の放射性物質が取れるということにならないと思うがそのへんは住民に知らせることをしていると思うがどのように知らせるのか。
A.万が一重大事故になりますとオフサイトセンターにいって正確な事象を報告して、これを基にオフサイトセンターから各町村に連絡が行く事になる。
Q.オフサイトセンターに投げてしまうのではなく事故があって北電の力でフィルターベントを開けて地域に放射能を出すことなので北電が考えなければならない。それをしないでフィルターベントがあるから大丈夫だ、原発も爆発しないんだということは全く違うのではないか。
A.フィルターベントがあるから大丈夫だということではなく、事業者として収束に向けて全力を注がなければならない。きちんとした情報を一元化して提供。避難に対して情報を提供。
PWRはBWRと違って大きな格納容器があるので大丈夫だということがそうではなくなってきて、フィルターベントを作って大きな破損を避けるためコントロールしながら出していくことなってきた。どうしてもフィルターベントを開けなければならないときは事前に地域住民に知らせる。
Q.ベントによって抑えられるものと抑えられないものがあるが。放水砲で放射能の拡散を防ぐとあるが穴があいた格納容器にどのように放水するのか。見えない放射能に向かってどこに向かって撃てるのかわからない中で抑えられるのか。
A.フィルターベントは吸着させるものなので粒子状のものはそこで吸着するが希ガスのキセノンやアルゴンのガスはどういうものを使っても外に出て言ってしまう。地面に吸着しないで、風が来ればそのまま流れていく。希ガスが出ているときは被曝をしないところでたてや内などのところに避難していく。セシウムのように土につかない。その他のものはかなりのものが吸着する。1000分の1とかに抑えて吸着して外に出ていくものを少なくすることはできる。
放水砲については効果についてのものはないが、降雨の時は微粒子状の放射性物質が水滴に付着して放射能が落ちる。効果はあるのかなあと考えている。
Q.シートフェンスはどういうものなのか。
A.220m位のカーテンのようなもので汚染された水の放射性物質がぶつかり流れないような構造になっている。
Q.福島は人災で、人のことよりも機械を考えた結果だと思うので泊はそういうことのないように望みます。
Q.丁寧な説明ということで1月に知事と社長があった時にそのような話があったと思うが、20市町村60箇所以上で安全対策に対する丁寧な説明をしているが、再稼働が日程になった場合、このような説明会をするのか。伊方原発では四国電力が20km圏内の住民に個別に職員が再稼働に対しての理解を求めるため訪問している。北電も時期が来たらそのような説明会をするのか。
A.4か町村に関して、認可ということにはまだなっていないが、新規制基準の内容どうなのか、我が社の安全対策の状況の内容を説明会として現在説明している。再稼働云々という状況になっていない。