2016.5.26 18:30~21:00
倶知安町 第一会館 15名参加
北電による説明会
○責任の所在について
規制委員会は「審査」に合格したからといって安全とはいえない。
国は「規制委員会」が認めれば再稼働。
事業者主体者(北電)か?
まさか再稼働を許した国民の責任?
再稼働して事故が起きたら誰の責任か?
→当社の責任
○フクシマでは地震(敷地内)で448ガル/規定600ガル)で鉄塔の倒壊と受電設備の損傷(2系列のバックアップができてなかった)。
41分後の津波で非常用電源も喪失、地震から1時間足らず(0.55)で全交流電源も喪失している。
原子力防災要因の招集に90分かかるとしているが、それまでの初動対応は41人で可能か?
稼働中に外部電源が喪失したらベンやモニター等現状把握と指導手順に対応できるのか?防潮堤を津波が乗り越えてきたら水蜜扉を閉めるとの説明だが初動対応41名で水蜜扉に門番でもいるのか?
→碍子の改良等をしているがたとえ外部電源が喪失しても、非常用電源に不断に切り替わるから支障はない。
→水蜜扉の開閉は一箇所で、一人いる。(予備9名の一人)
○フクシマでは地震発生から55分で全交流電源喪失(原災法10条事象)さらに55分で冷却装置注水不能(15条事象)、19:03(4時間17分後)原子力緊急事態宣言発令となる。そこで、原子力防災要因の招集について、集まるのに90分かかるとのことだが、初動対応の後の招集は既に原災法10.15条事象では、敷地内外で放射線量の異常なレベルでの放出があり、復旧のためには高線量下での作業の可能性が大きく、憲法の基本的人権及び労基法、労働安全衛生法に明らかに違反する。出動要請は強制できるのか、または拒否できるのか?
明日オバマ大統領が広島を訪問するということだが、ヒロシマの願いは核兵器の廃絶だけではなく、二度と被爆者を出さないことだ。また、彼らが人柱になれば周辺住民が守れるというものでもなく、運命共同体だ。
→業務命令する。
○緊急事態宣言について、これは非常事態宣言と同じ。緊急事態を錦の御旗に総理大臣に統治権を与える一種の戒厳令であり、超法規的措置(基本的人権は勿論現在の国の統治システムそのものが無視される。それは原発関係者のみならず国家、地方公務員、国民に及ぶ。国が壊れるぞ、起きたらどうするかではなく、起こさないためにはどうするかが、福島の願いのはずだ。
「原発」から撤退せよ。
以上