読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

全国シンポジウム「いま改めて考えよう地層処分」in札幌 報告

全国シンポジウム「いま改めて考えよう地層処分」報告1

開場・受付13:00 開会14:30 閉会17:00(予定)

会場:札幌コンベンションセンター 特別会議場 (札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1)
 
主催:経済産業省 資源エネルギー庁原子力発電環境整備機構(NUMO)
 
 ◆シンポジウムのタイムテーブル◆
 14:30~16:00  パネルディスカッション 
 休憩後
 16:15~17:15 会場からの質問・意見の発言と応答 
 
<パネリスト>
杉田恵子 (科学技術コミュニケーター)ファシリテーター養成修士修了 札幌市在住
山崎晴雄 地質・活断層を専門とする(首都大学東京名誉教授
      総合資源エネルギー調査会地層処分技術ワーキンググループ委員)
多田明弘 (経産省 資源エネルギー庁 電力・ガス事業部長)
近藤駿介 (NUMO理事長)
<モデレーター>司会進行者
松本真由美 (東京大学教養学部 客員准教授) 
f:id:emikamassion:20160523224319j:plain
<配布資料>
①プログラム ②アンケート ③説明用参考資料(パネルディスカッション用資料)
④高レベル放射性廃棄物の最終処分に向けた国際的な取組状況
<パンフレット等>⑤NUMO組織紹介パンフレット(知ってほしい 今、地層処分)
⑥NUMO取組案内チラシ(皆様の「知りたい・考えたい」をサポートします)
⑦シンポジウム等案内リーフレット(今改めて考えよう地層処分)
<広告資料>⑧2016年5月10日発行 中央公論抜刷(スウェーデン関係者との鼎談
⑨2015年10月「国民対話月間」期間中の関連情報
⑩DVD「地層処分事業を知っていただくための映像集」
 
f:id:emikamassion:20160523224154j:plain
↑会場受付横のオーバーパックレプリカに添えられた解説
 「いま改めて考えよう地層処分」~科学的有望地の定時に向けて~
 
<解説の順序>
 高レベル放射性廃棄物と処分方法
 高レベル放射性廃棄物とは何か・地層処分・地層処分とは何か?・なぜ地層処分なのか?・取組の歴史)
 

これまでの経緯

・特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律の概要

・最終処分に向けた取り組みの見直しの経緯・基本方針の改定のポイント

・新たなプロセスの追加 ・今期のシンポジウム開催の経緯 

・地層処分に今取り組むべき理由

・地層処分の基本的な考え方 ・世界各国共通の考え方 

・地層処分選択の背景 ~国際的な研究・議論の蓄積

・現世代の責任と将来世代の選択可能性 ・可逆性と回収可能性 

・他処分オプション例

(参考)エネルギーミックスと原子力

・日本のエネルギー事情~電気料金の上昇と産業への影響~

・低いエネルギー自給率 ・音質効果ガス排出量の増加 

・昨年7月に取りまとめたチョキエネルギー自給見通し策定の基本方針

・2030年の電力需要・電源構成の見通し

 
地層処分を支える地下深部の特徴
  ・地層処分に必要な2つの機能(閉じ込め機能・隔離機能)
  ・地下深層部の特徴 ・酸素が少なくものが変かしにくい
  ・物の「動きが非常に遅い ・生活環境から隔離されている
科学的有望地の位置づけと検討状況
  ・地下深部でも処分に適しているかどうかは確認が必要です
  ・処分地選定の進め方 ・科学的有望地と処分地選定調査の関係
  ・建設 操業時の安全性 ・輸送時の安全性(長距離輸送は海上輸送が前提)
  ・港湾からの陸上輸送の距離は短いほうが好ましい
  ・科学的有望地のこれまでの議論の成果 ・マッピングの参考事例(スウェーデン
  ・社会科学的観点の扱い方について(審議会でこれまでに出された意見)
海外事例との比較 
  ・科学的有望地の定時によって地層処分に関する国民理解が深まることを期待
  ・提示は長い道のりの一歩 ・提示と調査受け入れのお願いは全く別の話
  ・国民的対話に取り組んで行きます
科学的有望地提示後の対話活動
  ・NUMOとしての科学的有望地提示⑤の対話活動の基本姿勢
  ・提示後の対話活動の流れ
  (情報提供、理解促進ー地域団体による主体的な学習の支援ー地域z年対への広がり)
  ・NUMOの経営理念(2014年10月31日制定)基本方針+行動指針
  ・文献調査の進め方 全体像、対話の場の基本設計、経済的絵社会的影響調査の基本設計
 地層処分の安全確保(補足資料)
  ・安全確保の目標と方策 ・ 高レベル放射性廃棄物の地層処分
  ・閉じ込め機能や隔離機能に著しい低下が起こる可能性
  ・火山活動・断層の活動によって地下施設が破壊される可能性がある地域は避ける
  ・地震の影響を考慮します 
  ・隆起・浸食により人間と廃棄物が接近する可能性がある場所は避けます
  ・地質環境特製を把握します 
  ・調査地点の地質環境特製に応じた工学的対応を検討します
  ・安全性を評価、確認します ・万一の事態を想定した安全性の評価を実施します
  ・地下および地上施設の安全対策を講じます ・輸送時の安全対策を講じます
  ・地層処分の規模 ・技術開発の推進
 
 まずはじめにパワーポイントに資料を映し出し、概要を松本真由美が解説
経産省 の多田明弘氏(資源エネルギー庁 電力ガス事情部長)が詳細部分を説明しました。
 
<シンポジウムに参加した感想>
完璧な再処理技術を前提とした特定放射性廃棄物(ガラス固化体・オーバーパック)の加工から移送、貯蔵、長期保管・管理が、まだ人類が体験してもいない時間軸の中に語られています。
 安全とする根拠が「実証試験」と呼ぶものでも、それは当然、机の上の「試算」で、楽観的過ぎる未来への当事者抜きの判断であり、ただの押し付けだと感じることを禁じ得ない説明の数々でした。
解説者が明確な推進派であるゆえに、どれほど言葉を尽くしても、原子力の安全性PRと同様に核のゴミ深地層処分の安全性の「裏付け」とまで呼べるだけの信憑性はあまり感じられず、説明にいらした経産省、NUMOのお二人の言葉が、丁寧な言葉遣いでも抽象的すぎるために、心配して詰めかける北海道民にとっては「心が感じられない催し」という印象でした。
 
  ※質疑等については次の報告に続く
                 f:id:emikamassion:20160523224340j:plain
           DVD「地層処分事業を知っていただくための映像集」
報告者:ベクレルフリー北海道 マシオン恵美香