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北海道原子力防災訓練に関する質問への回答 1

北海道原子力防災訓練に関する質問への北海道からの回答

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昨年11月27日、北海道に対し、10月21日に行われた北海道原子力防災訓練及び、防災計画に関連する質問を訓練に参観した調査グループとして提出しました。
 
北海道総務部危機対策局原子力安全対策課企画防災グループから本日、その回答を頂きましたので、ご覧下さい。
添付資料を含め20項目に上る質問内容への回答中には、理由を告げずに「管轄ではない」として詳細な回答がない項目もあります。
 
訓練での空輸については実用の台数を明かしているヘリコプターですが、実際に有事の際にはどれだけの台数が使用可能なのか回答がありません。(回答しているようでも、詳細を答えていない)
 
質問は21項目あります。質問と回答を見易く分割してお知らせします。
 
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【質問1-1 】
2011年以降、毎年の泊発電所に係る原子力防災訓練に、秋季および(行なった年には)冬季それぞれについて、北海道はいくらの費用負担をしたのか?年度別・季別にお答えください。
【質問1-2 】
2011年以降、毎年の泊発電所に係る原子力防災訓練に、秋季、及び(行なった年には)冬季それぞれについて、UPZ内13町村はそれぞれいくらの費用を負担したのか?年度別・季別・町村別にお答えください。
【質問1-3】
2011年以降、毎年の泊発電所に係る原子力防災訓練には、秋季、及び(行った年には)冬季それぞれについて、合計で幾らの費用が計上されているのか?年度別・季別にお答えください。

<回答 1-1、1-2、1-3>
原子力防災訓練の実施に必要な経費は、原則として北海道が負担しており、金額は次のとおりです。

原子力防災訓練(単位:円)
H23    992,090
H24  14,647,891
H25 6,035,616
H26 7,195,537 113,600(冬季訓練内容)
H27 5,815,565

なお、上記以外の経費を各町村で負担している場合もあると考えられますが、金額等は道では把握しておりません。

【質問1-4 】それらについて、国はそれぞれ幾らを負担したのか?年度別・季別にお答えください。
<回答1-4>
都道府県が実施する原子力防災対策に要する費用に充てるため、国から「原子力発電施設等緊急時安全対策交付金」が毎年度交付されており、原子力防災訓練に要する費用については、全額を同交付金により充当しています。

 

【質問1-5】
2011年以降、原子力防災訓練に使用されたヘリコプターは、状況調査用及び避難者輸送用等、用途別にそれぞれ何機あるのか?年度別・用途別の機数をお答えください。
<回答1-5>
各年度毎の訓練におけるヘリコプターの使用実績は次のとおりです。
H23 0機
H24 住民避難用6機
H25 住民避難用5機、渋滞状況等調査用1機
H26 傷病者搬送用1機
H27 住民避難用2機

 

【質問1-6 】
上記ヘリコプターを運用するにあたっては、燃料費・人件費等、いくらの費用が掛かって
いたのか?使用したヘリコプターそれぞれについて、2時間使用するに当たっての標準的な費用をお答えください。
<回答1-6>
陸上自衛隊が所管する事項であり、道ではお答えできません。

 

<報告2に続く>

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