becquerelfree’s blog

NO NUKES,ONE LOVE

2018年10月22日北海道原子力防災訓練に関する質問への北海道の回答

北海道庁 危機対策局原子力安全対策課より質問への回答が届きました。

安定ヨウ素剤配布訓練の内容(どの自治体でどのように何名を対象に行ったか)
   〇共和町(PAZ) 柏木地区を対象に役場職員による戸別緊急配布
             配布件数:1件(他の20件程度は経路確認)
   〇共和町(UPZ) バス集合場所等(老古美会館)で緊急配布
             配布人数:11人
   〇ニセコ町     避難退域時検査場所(ルスツアリーナ)で緊急配布
             配布人数:29人
   〇赤井川村     バス集合場所等(健康支援センター)で緊急配布
             配布人数:20人
   〇倶知安町     バス集合場所等(倶知安町文化福祉センター)で 緊急配布
             配布人数:59人
   〇仁木町      バス集合場所等(銀山生活改善センター、仁木町民センター)で緊急配布
             配布人数:53人
 
 ※6自治体で合計 173名分のヨウ素剤配布訓練実施数 だったことなどがわかりました。

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避難実数 10722名のうち、
 実際に動いたのはUPZ30㎞圏まで広げても693名 
 このうちPAZ内が591名 それ以外は 102名

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太陽光発電の接続制限について九州電力に抗議文提出 さよなら玄海原発の会・久留米

さる11月9日、「さよなら玄海原発の会・久留米」の代表者以下7名が、

九州電力久留米営業所に太陽光発電の接続制限に対する抗議文提出に行きました。

ベクレルフリー北海道も賛同団体として名を連ねましたため、以下に報告します。

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<提出した抗議文の内容>

 

九州電力社長 池辺和弘 様

九州電力久留米営業所長 様

 

太陽光発電の接続制限に抗議します」

今年の夏は久留米にも台風が近づき、強い風が吹きました。しかし、久留米では停電はありませんでした。このような自然災害の時でも私たちが自由に電気を使うことができたのは、九電の社員の皆様のおかげだと感謝しています。

さて、新聞の報道によりますと、10月の13,14,20,21日には九電によって太陽光発電の接続制限が実施されました。

九電は3.11の福島第一原発事故発生以後、最初に規制委員会の認可を得て原発を再稼働させました。プルサーマル発電を実施したのも日本で最初でした。そして今度は、全国の電力会社の中で一番に、太陽光発電の接続制限をされました。九州には太陽光発電所を設置している家庭が多いという事情は分かりますが、脱原発を求める国民が多いなかで、このような原発に熱心な姿勢は非常に残念です。

21世紀は、企業も利潤の追求が一番ではなくて、社会的な信頼を大事にすることが求められています。九電もヤラセメールの発覚を機に社会的な信頼を大事にする企業になって頂けるものと期待していました。社員の方は全員がその目標を胸に付けられたはずです。太陽光発電のパネルを自宅に設置している人の中には、経済的な損得を離れて、太陽光発電が安価になり普及に貢献することを願って設置した人も少なくありません。ドイツの人の中には、そんな日本人の動機が分からない人もいるそうですが、私は、環境のことを考えて目の前の利害に左右されずに行動することは素晴らしいことだと思います。

昨今は、電力の供給過剰で大規模停電の可能性、太陽光発電の制限、と報じられています。これではまるで太陽光発電を設置している人が悪者であるかのようです。放射線の心配もなく温暖化もない世の中を求めて太陽光発電をしている者には耐えられない苦痛です。

九電は、太陽光発電を断ることを恥ずかしいことだとは思われないのでしょうか。原発は急に停止したりできないことは知っています。政府が、電力の余剰に対しては、原発よりも火力発電や太陽光発電を先に調整するように決めていることも知っています。しかし、社外の太陽光発電を制限する前に、社内の発電設備を調整する努力はされたのでしょうか。また、余った電力を他の地域へ融通するための、九州と本州を結ぶ連系線の増強の取組みはされていますか。

九州でも、11年12月から15年8月まで原発は稼働ゼロでした。その間はそれなりのご苦労はあったのでしょうが、原発無しでもやっていけたのです。その後はもっと太陽光発電は増えています。もはや原発無しでは電気が足りないとは絶対に言えません。

九州電力太陽光発電接続制限を中止し、脱原発を一番に実現されることをお願いします。

2018年11月09日      さよなら玄海原発の会・久留米 代表 堤静雄

 

 

 

<賛同団体>

北海道 ベクレルフリー北海道

青森県 花とハーブの里

福島県 ふくしま-環・話・和-の会

東京都 チェルノブイリ子ども基金 八王子協同エネルギー 

八王子市民の学校がっこうまなび・つなぐ広場

ハカルワカル広場(八王子市民放射能測定室)

埼玉県 未来の福島こども基金

新潟県 さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト

富山県 能登原発防災研究会

静岡県 太田川ダム研究会

愛知県 脱被ばく実現ネット日進  Peace & Musicイン東浦実行委員会

大阪府 さよなら原発箕面市民の会

愛媛県 Mox反対伊方の会

福岡県 怒髪天を衝く会 原発事故から学ぶ実行委員会 今を生きる会 

パワーシフト福岡 風ふくおかの会 原発とめよう!九電店前ひろば

原発八女ん会 たんぽぽとりで

佐賀県 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会

鹿児島県 反原発・鹿児島ネット

 

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抗議行動の報告(ダイジェスト)

さよなら玄海原発の会・久留米 代表 堤静雄

抗議文提出行動  会議室 10時~10時20分

九電からは3人

会員は7人 井上 丸山 藤木繁 吉永 縄崎 縄崎 堤

抗議文を堤が読む 賛同団体は25

質疑(順番は正確ではありません。記録が間に合わなかった部分もあります。)

 

Fさん 太陽光発電を制限するに至った経緯を

九電 電力は需給量が一致してないといけない。バランスが壊れると全部停電の可能性もゼロではない。

太陽光発電は変動が大きい。太陽光発電パネルが雲に陰っただけで発電量が大きく落ちる。(個々の太陽光発電所では変動が激しいが、広い九州全体の発電量は滑らかな変動になる。-堤)

Iさん 原発を止めることはできないのか。

九電 原発は止めることが非常に難しい

Yさん 止めやすい小さい原発を造って調整はできないのか。

九電 まだ検討していない。

(小さい原発でも出力調整は無理。規模を小さくしても、稼働・停止には時間がかかるし、その時の危険性はほとんど変わらない。一方、小さい火力発電所はできるし、九電も造っている。-堤)

Nさん 今後も制限はするのか。

Yさん 火力発電を止めることはできないのか。

揚水発電で調整はできないのか。

九電  努力している。電力の微調整は非常に難しい。

Mさん 余剰電力を貯めるための蓄電器の研究をしているか。

Yさん 原発の中の配管等が心配。福島第一原発津波ではなくて地震で既に配管等がやられたのかもしれない。玄海原発も老朽化の心配がある。規制委員会の元委員長の田中さんも原発が安全だとは言わなかった。

Iさん 使用済み核燃料の処分方法もないし、処分場もない。先日、福島から京都に避難している人の話を佐賀で聞いた。お母さんとその娘さんの話を聞くことになっていたが、娘さんは涙で一言も発することができず、母親が代わって原稿を読んだ。日本はオリンピックに湧き上がる時ではない。九電の皆さんも、自分の家族の事として原発を考えてほしい。

Mさん 最近は地震が多発している。日本はその時期になっている。

堤  太陽光発電で発電した電気を九電に送ることを止めたら、太陽光発電のパネルが発電した電気はどうなるのか。まさか太陽光発電が壊れることはないのでしょ。先日、本社に電話で質問したら、係の方は「壊れることはないが、発電した電気がどうなるのか分かりません」と言われた。

九電 分かりません。(小さな声で、発電しないのではないか、とつぶやく)

(太陽光発電に発電をさせるか、させないかのスイッチはないので、このつぶやきは間違い。-堤)

堤  普段でも電力の需給量は完全には一致してない。いつも少しは余っているはず。その余った電気はどうしているのだろうか。

九電 発電量と送電量は違う。(回答になってない。-堤)

堤  地熱発電は調整できますか。

九電 知らない。

堤  九電の地熱発電所では、説明者が「この発電所は発電量が小さくて駄目です」と言ってけなしていた。おかしいこと。もっと地熱発電は増やしてほしい。

堤  九電社内の太陽光発電も調整しているか。

九電 している。

堤  九電の社員は福島第一原発の現場に行って収束作業を見て研修をしてほしい。以前に本社でそのことを要望したら、福島に行っていると言われたので、何をしたのですか、ときいたら、立ち入り禁止地域の交通整理をしてきたと言われた。九電の社員がすべきことは、交通整理ではありません。(堤のこの発言は、以前もこの部屋でしました。しかし、担当者が全員代わっていたので、繰り返しました。)

堤  今日、私たちは7人しか来ていません。平日の昼間なので、来たくても来れない人もたくさんいます。私達の声は大勢の意見だと思ってください。(黙ってうなづいていた。) また、この私たちの声は、会社の幹部の人たちにも届けて下さい。久留米営業所の社員のみなさんにもお願いします。

本日は時間を設けて頂いてありがとうございました。

 

以上

 

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太陽光発電、6回目の出力抑制 九電が実施:朝日新聞デジタル

 

原発も核燃もいらん! 戦争いやや! ’18関西集会 ご案内

原発も核燃もいらん! 戦争いやや! ’18関西集会 ご案内

 

迫りくる南海トラフ巨大地震・大津波・火山噴火。一刻も早く原発も核燃サイクルも止めなくては日本は破滅です。

恐ろしい高レベル廃液663㎥も全国の使用済み核燃料18000トンも冷却できなくなれば、一巻の終わり。
世界から核疑惑の目で見られている猛毒のプルトニウム47トンも、再処理を続ければ更に増えます。この国の未来を奪う大きな危機に、力を合わせてNO!と叫ぼう。ぜひ多くの参加を!

【日時】1124日(土) 11:30開場/12:00開演
【場所】守口エナジーホール
    *京阪・守口市駅「東口」から徒歩2分
      アクセス:  
       http://moriguchi-bunka.life.coocan.jp/topenergy.htm

【チケット】

(高校生以下無料) 前売 当日
一般 1000 1300
避難者・障碍者・学生 700 1000


★12:00~
映画『フクシマ後の世界』(監督・渡辺謙一、2012年、77分)

●アピール
服部良一社民党大阪府連代表、元衆議院議員
下澤陽子(Go West, Come West!!!、東京から神戸への避難者)

★14:00~
講演 エドウィン・ライマン(米・憂慮する科学者同盟
    「プルトニウム利用を止めるために」

講演 マシオン恵美香(ベクレルフリー北海道代表)
    「どうする 核のごみ問題」

●音楽 川口眞由美

主催:脱原発政策実現全国ネットワーク 関西・福井ブロック
    連絡先:ストップ・ザ・もんじゅ
         TEL 072-843-1904 / FAX 072-843-6807
共催:大阪平和人権センター
    原発反対福井県民会議
協賛:「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク
    核のごみキャンペーン関西
    緑の大阪

※講演(エドウィン・ライマン氏の来日)についてはアクト・ビヨンド・トラストの2018年度助成金を受けています。

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ストップ・ザ・もんじゅ

2018年10月22日北海道原子力防災訓練① 道外自治体担当職員参観バスルート

北海道原子力防災訓練①
2018年10月22日7:25 北海道庁別館前出発

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共和町オフサイトセンターを経由し、共和町体育館(住民がバスに乗るため集まる場所に指定されている)

余市スペースアップル経由で共和町へ移動
9:55 共和町オフサイトセンター到着 オフサイトセンター運営訓練

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テレビ会議 道庁、内閣府内閣総理大臣役が設置を宣言)

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              事故想定を説明する係り

留寿都リゾートへ移動 13:05~
到着後に体表放射線測定、ヨウ素剤配布訓練(所定用紙の設問に答える)

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一般車両2台
大型車両(バス)2台を洗車(とはいえ、タイヤをブラシで少し擦り、バックミラーを吹いたりして洗車したことにする)
「洗車した汚染水は各自治体で保管してもらう」というが・・・洗車に使用する水が汚染されている場合はどうするのか? 時は活電危機に使用する予定の燃料の備蓄量は?
訓練実施自治体のどこに燃料を保管しているのか?
自衛隊は実際に事故があれば措置の実働はしても、汚染水に関して保管はできないとしている。(自衛隊 札幌真駒内 科学防御隊)
洗車で出た水をどのように管理するのか? ドラム缶などをどこに用意してあるのか?

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医療班(医師など)に拠る住民への説明とチェックシートの記入

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今年のシートの設問内容も昨年と同様
本人であっても容易に回答できない難しい質問があり、一人3分で書き終えられるとは到底思えない。

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拭きとりやシャワーなど、想定した役割の留寿都村住民65が参加。

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http://becquerelfree.hatenadiary.jp/entry/2018/03/29/131026
今年2月5日に行われた平成29年度冬季原子力防災訓練の結果を観ると、
「13ヶ町村の訓練参加者実数 8256名のうち、実働人数の合計は564名
このうち「屋内避難」として訓練に参加したとカウントされているのは、7602名
うち一般住民は258名
医療福祉関係施設使用者と関係者は2130名
幼稚園児、小中学校の児童・生徒・教師などの合計数は5868名
5868名のうち「屋内退避」は5702名」と北海道は回答している。
今回の訓練でも1万人規模と報告するのはあまりにもケタ違いに粉飾している。
外国人観光客の誘導、UPZ内小中学生の避難移動、留寿都村避難所登録住民(65名)などを総合すると、
今回もせいぜい300人に観たい内人数であって、1万人とカウントするうちの大半が、自分が原子力防災訓練に屋内退避として参加していることを自覚しない住民だろうと推察できます。
核報道機関がこのような事情を確かめもせずに実働人数を正確に報道もせず、1万人とか1万1千人としていることに首をかしげます。

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 以下は平成30年度 北海道原子力防災訓練 放送メディア関連の動画等

NHK 10月22日 
台風時想定し原子力防災訓練 
https://www3.nhk.or.jp/lne…/sapporo/20181022/7000005038.html

NHK 10月22日
泊原発で防災訓練 台風上陸と放射性物質漏出を想定 
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20181022/k10011680621000.html

NHK 10月22日
台風時の原発トラブル想定し訓練 
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181022/0005040.html

STV 10月22日
原子力防災訓練 台風も想定 
https://www.stv.jp/news/stvnews/u3f86t000004jv93.html

HBC 10月22日
台風接近と原発事故…初の想定で北海道原子力防災
     訓練 1万人以上が参加 
http://news.hbc.co.jp/18f49db2cdd82127ee283eb4962d07cc.html

TVH 10月22日
原発事故・台風 複合災害想定した初の訓練 
https://www.tv-hokkaido.co.jp/news/doshin/post_2022.php

 

HTB 10月22日
泊原発で台風が接近中という想定で防災訓練 
https://www.youtube.com/watch?v=GXYvaD2OP94

HTB 10月22日
北海道原子力防災訓練 大規模停電も教訓に 
https://www.htb.co.jp/news/archives_2639.html

UHB 10月22日
"台風上陸中の原発事故想定 原子力防災訓練
     翻訳アプリ使い外国人観光客の避難も" 
https://www.youtube.com/watch?v=1GdfcU9sdyY

UHB 10月22日
"複合災害想定訓練 ニセコのラジオ局も参加 
     住民への広報に 外国人観光客向けに避難呼びかけも" 
https://www.youtube.com/watch?v=SWb1im-nFQ0

ANN 10月22日
泊原発の事故を想定 大規模停電も教訓に防災訓練 
https://www.youtube.com/watch?v=SMyN-O9-16k

ANN 10月22日
泊原発の事故を想定 大規模停電も教訓に防災訓練 
https://www.youtube.com/watch?v=SMyN-O9-16k

 

②そのほかの参観報告へ続く

 

 

2018年10月22日 バス参観ルート

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他府県原子力防災避難担当 バス参観ルート

本日 2018年10月17日 道庁原子力安全対策課よりお知らせいただた情報(15日には出ていた情報/10月9日に直接部署課に出向いてお願いしておいたルートの開示)

 

以上

 

2018年10月22日 北海道原子力防災防災訓練の 実施要綱

10月22日に泊原発周辺自治体と北海道が行う北海道原子力防災防災訓練の
実施要綱がようやく15日に出ました。
以下をご覧ください。
 
先日、10月9日に道庁でお訪ねしたときには明かされていなかった「訓練の想定」を真っ先に確認しました。
 
【訓練想定】
後志地方に台風が接近し上陸する中、北海道電力株式会社泊発電所3号機において、定格熱出力一定運転中、 原子炉冷却材漏えいが発生し、原子炉が自動停止に至る。 
その後、非常用炉心冷却設備が作動するが、何らかの設備故障等により同設備による注水が不能となり、
全面 緊急事態となる。さらに事態が進展し、炉心損傷に至り、放射性物質が放出され、その影響が発電所周辺地域に 及ぶ。 
 
 ※定格熱出力一定運転中、原子炉冷却材漏えいが発生し、避難命令を出すが、台風が迫っているので、逃げるのが困難 という設定なのだと解釈しました。
 すると、やはり基本は「住民は屋内退避」が基本となってしまいます。
 
 毎年行っている泊村、共和町住民の避難訓練内容については昨日、泊村の住民から直接郵便で情報をお届けいただきました。(写真ですが、急ぎ、添付します)
 泊Mら周辺自治体の訓練内容とともに、札幌の「避難場所」ではどのような内容となっていたか、報告のため、手分けして参観します。
 
 原子力事故が起こった際には札幌市民も避難するような事態になるとは思います。
 もしも自分だったら・・・と思いながら、そうした場所を参観し、その情報を寄せ合うことが大切だと思い、道民視察団は6年間、欠かさずにこの訓練内容に対する質問、要望を道庁担当部署課に出しています。

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脱原発株主が北海道電力にブラックアウトに関する質問書を提出

10月15日午後1時 北海道電力本社ロビーにて、脱原発をめざす北電株主の会が全道広域停電に関する「質問書」を提出しました。以下に内容を報告します。

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平成301015

北海道電力株式会社 真弓明彦 様

脱原発をめざす北電株主の会

代表 小林 善樹

事務局長 関根 達夫 

                                              

9月6日の胆振東部地震後に全道広域が停電となった原因について調査する第三者委員会が設置されたとの報道がありました。ブラックアウトから復旧までの流れを北海道電力としても検証していることと存じます。

今回の事態によって、全道の経済に大きく打撃を与えたこと、本会社にとっても経営を揺るがすものであったことは容易に推察できます。今回の事態に関連して、株主であり電力消費者として疑問を持ちました。

以下に質問項目を挙げましたので、お答えください。

 

質問内容

1.通信網の障害による、送電への影響はあったのか。障害があったのは具体的に何処か。

2.苫東厚真2号、4号の自動停止と日高・狩勝の送電線の故障だけが、ブラックアウトの原因か。他の変電施設の故障はあったのか。

3.厚真付近の斜面は殆ど崩壊している。この地域を通過する送電線鉄塔の倒壊はあったのか。倒壊箇所数は何か所か。

4.地震発生後の3:09。 送電量が78万kwから34万kwに下がっているが、道東からの送電線が切れたためか

5.地震発生前後の稼働水力発電所とそれらの出力を教えてください。

6.その他電力51万kwの内訳を教えてください。企業、他電力の割合。発電種別(水力、火力、再生エネなど)

7.地震によって故障した水力発電所はあったのか。

8.152万kwを強制停電させたというが、それ以上にしなかった理由は何か。

9.泊原発の外部電源は9時間後に復旧しているが、何処からの電力で賄ったのか。(北本連系についてはどうでしたか)

10.泊原発が稼働していれば、今回のようなブラックアウトは回避できたと考えているのか。

 

これらの事柄が公表済みならば、何月何日のどの公表資料に書かれているか示してください。

以上