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NO NUKES,ONE LOVE

原発も核燃もいらん! 戦争いやや! ’18関西集会 ご案内

原発も核燃もいらん! 戦争いやや! ’18関西集会 ご案内

 

迫りくる南海トラフ巨大地震・大津波・火山噴火。一刻も早く原発も核燃サイクルも止めなくては日本は破滅です。

恐ろしい高レベル廃液663㎥も全国の使用済み核燃料18000トンも冷却できなくなれば、一巻の終わり。
世界から核疑惑の目で見られている猛毒のプルトニウム47トンも、再処理を続ければ更に増えます。この国の未来を奪う大きな危機に、力を合わせてNO!と叫ぼう。ぜひ多くの参加を!

【日時】1124日(土) 11:30開場/12:00開演
【場所】守口エナジーホール
    *京阪・守口市駅「東口」から徒歩2分
      アクセス:  
       http://moriguchi-bunka.life.coocan.jp/topenergy.htm

【チケット】

(高校生以下無料) 前売 当日
一般 1000 1300
避難者・障碍者・学生 700 1000


★12:00~
映画『フクシマ後の世界』(監督・渡辺謙一、2012年、77分)

●アピール
服部良一社民党大阪府連代表、元衆議院議員
下澤陽子(Go West, Come West!!!、東京から神戸への避難者)

★14:00~
講演 エドウィン・ライマン(米・憂慮する科学者同盟
    「プルトニウム利用を止めるために」

講演 マシオン恵美香(ベクレルフリー北海道代表)
    「どうする 核のごみ問題」

●音楽 川口眞由美

主催:脱原発政策実現全国ネットワーク 関西・福井ブロック
    連絡先:ストップ・ザ・もんじゅ
         TEL 072-843-1904 / FAX 072-843-6807
共催:大阪平和人権センター
    原発反対福井県民会議
協賛:「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク
    核のごみキャンペーン関西
    緑の大阪

※講演(エドウィン・ライマン氏の来日)についてはアクト・ビヨンド・トラストの2018年度助成金を受けています。

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ストップ・ザ・もんじゅ

2018年10月22日北海道原子力防災訓練① 道外自治体担当職員参観バスルート

北海道原子力防災訓練①
2018年10月22日7:25 北海道庁別館前出発

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共和町オフサイトセンターを経由し、共和町体育館(住民がバスに乗るため集まる場所に指定されている)

余市スペースアップル経由で共和町へ移動
9:55 共和町オフサイトセンター到着 オフサイトセンター運営訓練

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テレビ会議 道庁、内閣府内閣総理大臣役が設置を宣言)

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              事故想定を説明する係り

留寿都リゾートへ移動 13:05~
到着後に体表放射線測定、ヨウ素剤配布訓練(所定用紙の設問に答える)

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一般車両2台
大型車両(バス)2台を洗車(とはいえ、タイヤをブラシで少し擦り、バックミラーを吹いたりして洗車したことにする)
「洗車した汚染水は各自治体で保管してもらう」というが・・・洗車に使用する水が汚染されている場合はどうするのか? 時は活電危機に使用する予定の燃料の備蓄量は?
訓練実施自治体のどこに燃料を保管しているのか?
自衛隊は実際に事故があれば措置の実働はしても、汚染水に関して保管はできないとしている。(自衛隊 札幌真駒内 科学防御隊)
洗車で出た水をどのように管理するのか? ドラム缶などをどこに用意してあるのか?

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医療班(医師など)に拠る住民への説明とチェックシートの記入

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今年のシートの設問内容も昨年と同様
本人であっても容易に回答できない難しい質問があり、一人3分で書き終えられるとは到底思えない。

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拭きとりやシャワーなど、想定した役割の留寿都村住民65が参加。

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http://becquerelfree.hatenadiary.jp/entry/2018/03/29/131026
今年2月5日に行われた平成29年度冬季原子力防災訓練の結果を観ると、
「13ヶ町村の訓練参加者実数 8256名のうち、実働人数の合計は564名
このうち「屋内避難」として訓練に参加したとカウントされているのは、7602名
うち一般住民は258名
医療福祉関係施設使用者と関係者は2130名
幼稚園児、小中学校の児童・生徒・教師などの合計数は5868名
5868名のうち「屋内退避」は5702名」と北海道は回答している。
今回の訓練でも1万人規模と報告するのはあまりにもケタ違いに粉飾している。
外国人観光客の誘導、UPZ内小中学生の避難移動、留寿都村避難所登録住民(65名)などを総合すると、
今回もせいぜい300人に観たい内人数であって、1万人とカウントするうちの大半が、自分が原子力防災訓練に屋内退避として参加していることを自覚しない住民だろうと推察できます。
核報道機関がこのような事情を確かめもせずに実働人数を正確に報道もせず、1万人とか1万1千人としていることに首をかしげます。

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 以下は平成30年度 北海道原子力防災訓練 放送メディア関連の動画等

NHK 10月22日 
台風時想定し原子力防災訓練 
https://www3.nhk.or.jp/lne…/sapporo/20181022/7000005038.html

NHK 10月22日
泊原発で防災訓練 台風上陸と放射性物質漏出を想定 
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20181022/k10011680621000.html

NHK 10月22日
台風時の原発トラブル想定し訓練 
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181022/0005040.html

STV 10月22日
原子力防災訓練 台風も想定 
https://www.stv.jp/news/stvnews/u3f86t000004jv93.html

HBC 10月22日
台風接近と原発事故…初の想定で北海道原子力防災
     訓練 1万人以上が参加 
http://news.hbc.co.jp/18f49db2cdd82127ee283eb4962d07cc.html

TVH 10月22日
原発事故・台風 複合災害想定した初の訓練 
https://www.tv-hokkaido.co.jp/news/doshin/post_2022.php

 

HTB 10月22日
泊原発で台風が接近中という想定で防災訓練 
https://www.youtube.com/watch?v=GXYvaD2OP94

HTB 10月22日
北海道原子力防災訓練 大規模停電も教訓に 
https://www.htb.co.jp/news/archives_2639.html

UHB 10月22日
"台風上陸中の原発事故想定 原子力防災訓練
     翻訳アプリ使い外国人観光客の避難も" 
https://www.youtube.com/watch?v=1GdfcU9sdyY

UHB 10月22日
"複合災害想定訓練 ニセコのラジオ局も参加 
     住民への広報に 外国人観光客向けに避難呼びかけも" 
https://www.youtube.com/watch?v=SWb1im-nFQ0

ANN 10月22日
泊原発の事故を想定 大規模停電も教訓に防災訓練 
https://www.youtube.com/watch?v=SMyN-O9-16k

ANN 10月22日
泊原発の事故を想定 大規模停電も教訓に防災訓練 
https://www.youtube.com/watch?v=SMyN-O9-16k

 

②そのほかの参観報告へ続く

 

 

2018年10月22日 北海道原子力防災防災訓練の 実施要綱

10月22日に泊原発周辺自治体と北海道が行う北海道原子力防災防災訓練の
実施要綱がようやく15日に出ました。
以下をご覧ください。
 
先日、10月9日に道庁でお訪ねしたときには明かされていなかった「訓練の想定」を真っ先に確認しました。
 
【訓練想定】
後志地方に台風が接近し上陸する中、北海道電力株式会社泊発電所3号機において、定格熱出力一定運転中、 原子炉冷却材漏えいが発生し、原子炉が自動停止に至る。 
その後、非常用炉心冷却設備が作動するが、何らかの設備故障等により同設備による注水が不能となり、
全面 緊急事態となる。さらに事態が進展し、炉心損傷に至り、放射性物質が放出され、その影響が発電所周辺地域に 及ぶ。 
 
 ※定格熱出力一定運転中、原子炉冷却材漏えいが発生し、避難命令を出すが、台風が迫っているので、逃げるのが困難 という設定なのだと解釈しました。
 すると、やはり基本は「住民は屋内退避」が基本となってしまいます。
 
 毎年行っている泊村、共和町住民の避難訓練内容については昨日、泊村の住民から直接郵便で情報をお届けいただきました。(写真ですが、急ぎ、添付します)
 泊Mら周辺自治体の訓練内容とともに、札幌の「避難場所」ではどのような内容となっていたか、報告のため、手分けして参観します。
 
 原子力事故が起こった際には札幌市民も避難するような事態になるとは思います。
 もしも自分だったら・・・と思いながら、そうした場所を参観し、その情報を寄せ合うことが大切だと思い、道民視察団は6年間、欠かさずにこの訓練内容に対する質問、要望を道庁担当部署課に出しています。

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脱原発株主が北海道電力にブラックアウトに関する質問書を提出

10月15日午後1時 北海道電力本社ロビーにて、脱原発をめざす北電株主の会が全道広域停電に関する「質問書」を提出しました。以下に内容を報告します。

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平成301015

北海道電力株式会社 真弓明彦 様

脱原発をめざす北電株主の会

代表 小林 善樹

事務局長 関根 達夫 

                                              

9月6日の胆振東部地震後に全道広域が停電となった原因について調査する第三者委員会が設置されたとの報道がありました。ブラックアウトから復旧までの流れを北海道電力としても検証していることと存じます。

今回の事態によって、全道の経済に大きく打撃を与えたこと、本会社にとっても経営を揺るがすものであったことは容易に推察できます。今回の事態に関連して、株主であり電力消費者として疑問を持ちました。

以下に質問項目を挙げましたので、お答えください。

 

質問内容

1.通信網の障害による、送電への影響はあったのか。障害があったのは具体的に何処か。

2.苫東厚真2号、4号の自動停止と日高・狩勝の送電線の故障だけが、ブラックアウトの原因か。他の変電施設の故障はあったのか。

3.厚真付近の斜面は殆ど崩壊している。この地域を通過する送電線鉄塔の倒壊はあったのか。倒壊箇所数は何か所か。

4.地震発生後の3:09。 送電量が78万kwから34万kwに下がっているが、道東からの送電線が切れたためか

5.地震発生前後の稼働水力発電所とそれらの出力を教えてください。

6.その他電力51万kwの内訳を教えてください。企業、他電力の割合。発電種別(水力、火力、再生エネなど)

7.地震によって故障した水力発電所はあったのか。

8.152万kwを強制停電させたというが、それ以上にしなかった理由は何か。

9.泊原発の外部電源は9時間後に復旧しているが、何処からの電力で賄ったのか。(北本連系についてはどうでしたか)

10.泊原発が稼働していれば、今回のようなブラックアウトは回避できたと考えているのか。

 

これらの事柄が公表済みならば、何月何日のどの公表資料に書かれているか示してください。

以上

北海道電力 ブラックアウトの原因 電圧の調整に関する考察

ブラックアウトの原因 電圧の調整に関する考察

今回の全道広域停電の理由は電力量の不足ではなく、送配電の調整(緊急時のシステム設定デザイン)の不足。要するに、過酷に対応する予測や練習が足りなかった。

【負荷追従性】電圧調整
負荷追従性というのは、瞬間レベルでの追従であり、分単位の話ではない。
 (送電に於ける)「同時同量」という大原則は瞬間 レベルで維持しなければならない。
許容範囲は周波数で厳密に、プラス・マイナス0.3Hz。プラス・マイナス0.6%。
 負荷が増えると周波数は下がろうとし、減れば上がろうと する。負荷の変動に応じて許容範囲以内に納まるように調整しなければならない。
 電圧の微妙な調整を弁の開度調節だけで瞬間的におこなえるのは燃料量を燃やすなどの措置が必要ない水力のみ。

音別のガスタービンは燃料が軽油。軽油をガス化し、加熱・圧縮という過程を必要とする。負荷追従性は水力に比較して、当然劣る。
LNG複合発電方式(石狩のを含む)も高圧ガスとはいえ低温ですから加熱の過程が必要。拠って水力には敵わない。

北電の当直員の判断介入できる余地はなかったと思われる。
負荷の切り離しはプログラム化されおり、そのプログラムの設定範囲を超えた発電能力の低下であったために対応することは下事実上、出来得なかったことが推察できる。

つまり、北電のプログラム設定に過ちがあった(想定される事故に対する措置の範囲を超えていた)ということか。

北電 真弓社長は、「苫東厚真の3基同時停止という事態は想定していなかった」と告白している。(指摘されていたのに対処を先送りにしてきた)


ブラックアウト回避対策案

1. 揚水発電所の上部タンクを常に満水状態に保持しておく。
弁を開ければ直ちに発電開始できる状態を保持して置く。
水面からの蒸発量を補充するために小容量の揚水ポンプを常時運転し、オーバーフローさせておく必要がある。オーバーフローさせた水で小容量の発電を常時おこなう。
経済的に言えば損失だが、発電予備力を常備しておくための保険料と考えて措置すべき。
揚水発電機は現在4基、合計80万kWあり、更に20万kW1基の増備計画中。

2. 適切な規模の発電所を分散配置する。
適切な規模とは、最少負荷の10%程度、つまり35万kW程度と考える。50万kW以上というのは過大。
石狩湾のLNG発電機3基も過大で、集中しすぎ。
原発とは違って、放射能の問題はない。既設の電気設備利用を検討すべき。

 

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平成30年度北海道原子力防災訓練の実施(10月22日)

地震と停電騒ぎで情報を追いきれていませんでしたが、
道庁原子力安全対策課が9月5日にHPに情報を公開していました。
本年も脱原発の仲間(道民視察団)でルートと地域ごとに分かれて原子力防災訓練の参観をします。

平成30年度北海道原子力防災訓練の実施について
 この度、北海道と関係町村(泊村、共和町、岩内町神恵内村寿都町蘭越町ニセコ町倶知安町積丹町、古平町、仁木町、余市町赤井川村)では、北海道電力(株)泊発電所における原子力災害に備え、平成30年10月22日(月)原子力防災訓練を実施します。
 
訓練内容を告知するリーフレット
 
道民視察団へ 参観などご協力をいただける方は、ご連絡ください。
道民視察団(代表 太田規之) メールアドレス: pcplan@sun.px.to
  カンパ 振込口座 : ゆうちょ銀行 普通預金 口座番号  19270ー3146631  
             口座人名義 マシオン恵美香
 
 
今回の全道大停電で、どの電力会社と契約しようと、北電が送電について地域独占していることがお判りいただけたでしょう。
原発事故ではなくても外部電源は喪失します。泊が審査中で稼働停止だったのは良かったですが、
相変わらず、使用済燃料の冷却のために迅速に独自の電源システムへの接続が必要でした。
住民として今後も、何かある度に、使用済燃料が安全に確保されるかどうか、何か起こる前に避難する判断ができるかを意識しておかねばなりません。
原子力防災避難訓練の内容は、そのために「磨かなければならない」ものであり、「どうせできない」などと、ただ馬鹿にしていてよいものではないので、毎年参観し、北海道に対して、気付いたことを質問したり、要望しています。

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